「限度額適用認定証」について
一定の「上限」金額は、その人の収入によって異なるのですが、例えば、年収が500万円~600万円だった僕の場合は、限度額はおよそ1ヶ月10万円でした。
10万円を超えた部分は、いったんは窓口で支払ったとしても、後から申請すれば、戻ってきます。
ですから、僕がメラノーマという皮膚がんの手術を受けた時も、本来は何十万円もかかったはずですが、窓口で支払ったのは、およそ10万円でした。
このように上限が決まっていて、後から戻ってくると言われても、一時的にでも何十万円も負担するのは大変ですよね。
そんな時は、入院して医療費が高額になりそうだと思った時には、区役所や市役所に行って、「限度額適用認定証」というものを貰っておくと、そもそも上限を超えた部分は、一時的にでも支払う必要がなくなるので、負担がかなり軽くなります。
「限度額適用認定証」は、例えば、僕が住んでいる中原区の場合は、区役所へ行って、保険証を提示して、書類に署名・押印すれば5分で交付してくれます。
簡単な申請ですから、「限度額適用認定証」が必要な方は、お住まいの自治体に問い合わせてみて下さい。
ものを知らないというのは恐ろしいもので、僕の親戚は、がんになった時、毎月、20~30万円もの医療費を支払っていたそうです。
「限度額適用認定証」を申請しておけば、恐らくは10万円程度で済んだはずなんですけどね。
時々、たちの悪い生保レディは「がんにかかると、こんなに手術・入院費用がかかるんですよ」などと言い、保険の勧誘をしたりしますが、実は、そんなお金は払わなくてよいのです。
但し、この制度が適用されるのは、あくまで「保険適用」の範囲内なので、がんの先進医療で保険が効かないような治療を受ける場合には、生保会社の人達が言うとおり、高額な費用がかかります。
以上、ご参考まで
■ご参考:医療費が高額になりそうなとき