回避性パーソナリティ障害とカウンセリング

回避性パーソナリティ障害の方は、人からどう思われているかといった不安が強く、「自分が人に受け入れられるかどうか」に対して極めて敏感で「確実に受け入れられる」と確信しない限り、その場所に行こうとしません。自尊心が傷つくのを避けるのです。

過保護に育った方が多く、ひきこもり、うつ、不安障害(特に社会不安性障害、全般性不安障害)を併発しているケースが多いです。

自己愛性パーソナリティ障害の場合は、自己愛が傷つけられるとひきこもりますが、回避性パーソナリティ障害の場合は、自信がないので、最初から傷つきそうな場は回避してしまう傾向があります。

治療としては、社会技能訓練(SST)を中心にした集団療法や「ロールプレイ」を中心とした行動療法によって、本人自身が自分の抱える問題の中核、つまり「保護されていなければ安心できない」という点に気がつくようにするすることが肝心です。
そして、「傷つきやすさから、どう脱して、強くなるか」という問題に焦点を絞っていきます。

自己愛性パーソナリティ障害の方にカウンセリングでできることは、少ないかもしれません。

二次障害(ひきこもり、うつ、不安障害)を起こしている場合には、色々と社会生活上の悩みを抱えていると思われるので、そうした心に寄り添うとともに、SST等に参加するよう促していきます。



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社会的弱者とテロリスト

僕は、カウンセラーという今の職業になって、人を見る目が変わってきたと感じてます。

例えば、出社拒否になり、引きこもりになってしまっているような人たちがいます。

彼らに「怠け者」のレッテルを貼ってしまい、軽蔑の目で見ている人も中にはいると思います。

でも、引きこもりになっている人達の話をよくよく聞いてみれば、過剰なストレスから、うつになってしまっていたり、統合失調症であったり、パ―ソナリティ障害を抱えていたり、発達障害であったりすることが多いのです。

何かしらの犯罪をおかしてしまう人の話を聞いてみれば、幼少期に親の虐待を受けていたり、ネグレクトにあっていたりすることも、よくある話です。

児童虐待は許されない行為ですが、虐待を繰り返している本人が、実は、幼少期に虐待を受けていたなんて話もよくある話です。


何が言いたいかと言うと、人には、生まれながらの問題児というのはいないもので、何かしらの問題行動の陰には、必ずといっていいほど、それなりの理由があるものだということを感じるようになってきたということです。

話は、2001年にアメリカで起きた同時多発テロの話に変わります。

僕は今、生まれながらの悪人というのはいないもので、そうなってしまう人には、それなりの理由があるものだと述べました。

でも、だからといって、飛行機を乗っ取ってビルに突っ込むなどという行為が正当化されるものではありません。

しかし、そんなことをやってしまう背景には、やってしまうなりの理由があるのでは?などと僕は考えるようになりました。

相手と刺し違える覚悟を持ち、自分の命を投げ売ってまで、アメリカ人を殺そうとするからには、彼らをそこまでかきたててしまう理由が何かあるはずだと考えてしまうのです。

彼らの主張に耳を貸さず、強大な武力で屈服させる、血で血を洗うようなやり方では、いつまでたっても真の平和は訪れないし、幸せにはなれないんじゃないかなと思います。

たとえ武力で制圧したとしても、人の心は変えられない、ということです。




自己愛性パーソナリティ障害とカウンセリング

自己愛性パーソナリティ障害の方は、「自分は特別な人間であり、特別な才能や美貌を持っている。だから、誰からも賞賛されるべきだし、特別な待遇を受けて当然だ。」というような肥大した自尊心を持っていて、他人からの評価に敏感です。

プライドが異常に高く、他人からの評価に過敏に反応します。
それゆえ、プライドが傷つくことに耐えられず、ちょっとした挫折で、うつや不安障害、ひきこもりになったりします。

また、自分の目的のためには、人を利用するという利己的な面を持つ人もいます。

いつも、相手に「自分は特別なのだ」と思ってもらいたがり、そう扱われることを要求するので、、対人関係がうまくいかないことが多くなります。

自己愛性パーソナリティ障害の方においては、心理療法が極めて重要とされています。

「自分は特別だ」と固く思っているので、本人の自尊心を一応守りながら、信頼を得たところで、本当の問題は、本人の人格にあることを話して、問題の本質を突いていき、納得してもらうようにします。

入口で、しくじり、本人の信頼が得られないと治療は失敗するので、最初が肝要です。


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演技性パーソナリティ障害とカウンセリング

演技性パーソナリティ障害の方は、その名のとおり演技的で、いつも注目されたいと思っています。自分が中心にならなければ気がすまないという特徴があります。

こう書くと、「ああ、そういうタイプなら、私の周りにもいる、いる」などとお感じになるかもしれませんが、このブログで僕が書いた「パーソナリティ障害とカウンセリング」のページを思い出して下さい。
家庭生活や社会生活上、支障をきたしている場合に、はじめて「パーソナリティ障害」と診断されるのであって、ちょっと演技っぽい行動を取ることが多かったり、自分が中心にいたいという言動があるからといって、それで問題が起きていなければ、それは「個性」であって、「障害」ではありません。

時々、ネットで聞きかじりの知識で、「あの人はパーソナリティ障害だ」などと決めつける方がいらっしゃいますが、それは誤りというものです。

さて、この演技性パーソナリティ障害の方は、非常に誘惑的で、人を操作するのが上手です。
また、他人から愛情を得ようと、自分から積極的に働きかけます。

自分や自分の行為すべてについて、誰からも愛され、賞賛される必要があると思っているので、拒絶されることに対して強い恐怖感を持っています。

ある年齢を過ぎて、容姿が衰えたり、能力が評価されないような状況になり、人を引きつける力を失ってしまうと、うつ状態になってしまったり、アルコール依存症などになってしまったりすることがあるとされてます。


治療法としては、薬物療法よりも心理療法が重要とされていて、本人が自分の幼児的で非現実的な依存的空想に気づくように助けていきます。

非常に自己中心性が強いので、最初から人格の問題点をつくと、大きな屈辱感を与えてしまい、かえって反発を招くので、まずは信頼関係を築くことが大切で、「本題」に切り込むのは、それからです。


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@niftyさんについて

僕がインターネットを始めたのは1999年末のことでした。

当時は、「ネットで物を買う」というのは一般的ではなく、わざわざ秋葉原まで足を運んでPCを購入し、ダイヤルアップでネットに接続し、初めてインターネットというものを体験しました。

プロバイダは@niftyさんを選びました。

当時、僕は富士通の社員でしたから、その子会社である@niftyさんを選んだのは自然な流れでありました。

その頃、@niftyさんは会員数国内NO1を誇るプロバイダでありました。

それが、最近ではシェアが激減していて、トップの座を譲るどころか、分類上「その他」に含まれてしまいそうになるほど下落してしまっています。

なぜ、こんなことになってしまったのでしょう?

富士通からノジマに売却されてしまったから、こんなふうになってしまったのか?

こんなふうになってしまったから、富士通から売却されることになってしまったのか?

それはよくわかりませんが、最近、@niftyさんの顧客対応は悪くなってきたように思います。

先日、こんなことがありました。

何の件かは忘れましたが、@niftyさんに電話すると、

「03-XXXX-XXXXにかけ直してください」と言われました。

その03-XXXX-XXXXという番号が、そもそも、その時、電話をかけた番号だったので、

「なぜ、同じ番号に2回も電話しなければいけないのか?電話を転送してもらえませんか?」

と言ったのですが、断られました。

また、こんなこともありました。

ホームページの暗号化対応(https化)について問い合わせた時、
「そんなことを気にするのはお客様ぐらいしかいません」と言われました。
そして、
「対応状況についてはホームページで公開するので、チェックしてください」
とも言われました。

「は?」と思いました。

だって、いつ発表になるのかもわからないHPを毎日毎日チェックし続けろとでもいうのでしょうか?

そもそも、このホームページの暗号化対応(https化)というのは、インターネットの安全性向上策として、Googleが5年以上前から熱心に進めているものです。

「HPで公開します」とか言ってる時点で、既に時代遅れです。

対応できていない時点でも問題なのに、対応するとして、それがいつになるのかわからないというのは致命的だと思いました。

現に、このブログで使っているFC2さんという会社では、既に対応済です。

世の中の移ろいは早いものですが、とりわけIT業界の変革のスピードは速いものだと思います。
そんな業界の中にいるのに、この@niftyさんの対応は、変革スピードについていけてないと思わざる得ません。


上記のような事情により、僕は、僕のカウンセリングルーム「こころケア」のHPとブログの契約について、@niftyさんを解約し、FC2さんに移行せざる得ませんでした。

このことにより、@niftyさんは月額500円のブログ利用料と年間1200円のHP利用料という売上を失うことになります。
小さな話ですが、そもそもプロバイダ業というのは、一人一人は月額数千円の「チリ」でも、それを集めて「山」を作る仕事でしょ?
もし、僕のように考える人がたくさん出てきたら、どうなるのでしょうか?

似たような事情で@niftyさんを解約し、他社へ移行する方が多いので、@niftyのシェアが落ちているのでは?というのは、僕の考え過ぎでしょうか?

このまま@niftyさんのじり貧が続くようだと、いずれ、彼らは市場から淘汰されてしまうかもしれません。
そうなると、僕はプロバイダーやメールアドレスまで変更しなくてはいけなくなるかもしれません。

そうならないように、@niftyさんの奮起を期待したいと思います。

がんばってください、@nifty!


うつになるのは心が弱いから?

たまに、「アイツが会社を休むのは精神力が弱いからだ」というような「精神論」をかます人がいますよね。

そして、うつになるのも「心が弱いからだ。根性さえあれば出社できるものだ」と。

「メンタルヘルス」の概念が徐々に浸透してきて、さすがに最近は、このような人は減ってきていると思いますが、それでも、なお、そういう方はいらっしゃいます。

でも、「心が弱い」とか「精神力」ってなんでしょうか?

僕は、職業経験上、こういう根性論をかざす方の考えとは裏腹に、うつになる方は、がんばり屋さんが多いと感じています。
がんばり屋さんで、責任感が強く、自分のことを犠牲にしてでも仕事をやり抜こうとする。
そんな方が多いように思います。

いい加減な人は、自分の精神が弱ってしまうまで、努力しようとはしないものです。
そんな無理はしないから心の病気にもなりにくいです。
心の病気になる前に、手を抜いて仕事をしたり、会社をやめてしまったりするのです。

一方、うつになってしまうような方は、徹夜もいとわないという感じで、がんばって、がんばって、心身のエネルギーを使い果たしてしまった結果、ガス欠のような感じになり、動けなくなってしまっているのだと、僕は思います。
「やらなければ」という理性でがんじがらめになっていて、身動きが取れなくなってしまうまで、がんばってしまうのです。

そういう意味で、うつになる方は、「精神力が強い」からこそ、病気になるまでがんばれるのであり、「精神力が弱い」人は、そもそも病気になるまでがんばることはできないし、だから病気になることもないのです。

人には理性があり、仕事もしなければなりませんが、その前に、一種の動物であるとも言えます。

「のんびり寝ていたい」とか「遊びにいきたい」とか思うのは自然なことです。

多くの人は、そういう自然な欲求を我慢して生きています。

それが、限度を超えた時、病気になる人がいるのだと僕は思います。

決して、「心が弱いから、うつになる」のではないのです。



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言葉の重み

カウンセリングの基本は、「傾聴」といって相談者さんの話を共感的理解をもって「聴く」ことではありますが、当然、こちらから発言することもあります。

そして、僕のカウンセラーとしての発言は、時として、僕自身が思うより、はるかに重く相談者さんに伝わることがあります。
前回のカウンセリングで、僕が何気なくした発言を、相談者さんが、意外とキッチリ覚えていて、驚いたことがあるのです。

國分康孝先生というカウンセリングの権威がいらっしゃるのですが(残念ながら昨年亡くなりました。カウンセリング界にとって大きな損失だと思います)、その先生の「カウンセリングの技法」という本に以下のような一節があります。


「たとえば、こんな随筆を読んだことがある。ある人が結核になった。当時は手術も薬も開発途上であったので、医師は手術しても助かる見込みは半分だと言った。その患者は迷ったあげく、学生時代の友人(医者)に相談に行った。友人は「手術しろ」とすすめた。そのおかげで今日まで私は生きている、とその人はいう。ところで友人(医者)があとで言うのに、「俺は手術を受けろとすすめたが、万一手術が失敗してお前が死んだ場合、俺はお前の妻子の生活の面倒を見てやるつもりだった」と。


國分先生は、このような話を記して、カウンセラーの発言の重さについて述べておられるのです。
カウンセラーは、医師ではありませんが、その発言は、相談者にとっては、医師の発言と同様、重いものです。

従って、カウンセラーの発言は、重い責任を伴うので、よくよく気をつけなければならないのです。

「自分の言葉に責任を持つ」

これもカウンセラーの職業倫理かもしれません。

僕も、肝に命じておきたいと思います。






境界性パーソナリティ障害とカウンセリング

境界性パーソナリティ障害の方は、衝動的で気分の移り変わりが激しいため、対人関係がいつも不安定です。
オール・オアナッシング思考の方が多いです。
「自分が見捨てられるのではないか?」という強い不安感を抱えていて、孤独には弱いです。
しばしば、衝動的に、リストカットなどの自殺を図ります。

境界性パーソナリティ障害は、年齢が上がるにつれ自然と治っていくケースも多く、長くても4年前後で、だいたいの問題は沈静化し、30歳前後になると一層軽くなっていきます。

境界性パーソナリティ障害の方の母親は、過保護で過干渉である場合が多く、そのため、思春期になっても十分に自己が育っておらず、自立できないケースが目立ちます。

愛情欲求が極めて強いため、人から期待どおりの愛情が得られないと、途端に被害妄想が強くなったり、攻撃的になったりします。

ストレスには弱く、同時に複数の病気(摂食障害、うつ、パニック障害など)を抱えていることが多いです。

不登校、出社拒否になり、その後、対人関係への不安などから、ひきこもってしまうケースがとても多いようです。

こんな境界性パーソナリティ障害の方へのカウンセリングですが、愛情欲求が極めて強いため、当たり前のように恋愛転移を起こします。これをある程度受け入れないと、カウンセリングは持続せず、受け入れ過ぎるとカウンセリングは破綻するので、その辺のバランス感覚が必要とされます。

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反社会性パーソナリティ障害とカウンセリング

反社会性パーソナリティ障害の特徴は、その名のとおり

①反社会的な行動や犯罪をひんぱんに繰り返す
(犯罪者や非行に走っている人)

②良心にとぼしいので、①にもかかわらず、罪悪感を感じることがなく、不安やうつのような気分におそわれることもない。

③15才以前から行為障害(ウソをつく、万引き、暴力、動物の虐待など)と呼ばれる様々な問題行動をとっている。

などの特徴があり、うそつきで人をだましたりしますし、衝動的で向こう見ず、攻撃的です。

それでいながら、本人は罪悪感を持っていないので、外来では治療はできないと言われます。このため、治療法としては、入院させて力動精神療法や支持療法で対応するという方法がとられるようです。

反社会性パーソナリティ障害の方のカウンセリングですが、ちょっと対応は難しいかもしれません。

たぶん、反社会性パーソナリティ障害の方は、カウンセリングルームになど来ないと思うからです。

僕は一度、このタイプのパーソナリティ障害の方とお話したことがありますが、全くカウンセリングが成立しない感じで、完全に失敗してしまいました。
その上、カウンセリング中に怒り出してしまい、料金も踏み倒されてしまいました。
そのようなことをなさったのは、後にも先にもその方だけです。

もし、また反社会性パーソナリティ障害の方が、当方(カウンセリングルーム「こころケア」)にいらっしゃったら、その時の経験を活かし、相手を怒らせないようにしながら、お話を傾聴し、「反社会性・・・」とは言いつつ、何か悩みはないのか、探っていくようになると思います。

非常に難しいケースであり、初回にリレーション(信頼関係)を作れるかどうかが肝要だと思います。




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統合失調型パーソナリティ障害とカウンセリング

統合失調型パーソナリティ障害の方は、奇妙な話し方や考え方をしていたりします。魔術、第六感、霊感やテレパシーなどを信じている場合が多いようです。

名前に「統合失調」とついていますが、統合失調症とは別の障害です。

ご参考:統合失調症とカウンセリング

僕は、このタイプの方にお会いしたことはありませんが、もし、このタイプの方のカウンセリングを行うとするならば、このタイプの方が信じている霊感やテレパシーなどを頭から否定しないことが大切なんだろうなと思います。

どんなカウンセリングでもそうなのですが、まずは信頼関係を築くことから始めるので、このタイプの方の信じている神秘的な世界を受け入れる必要があるのだろうと思います。

基本的に対人関係を煩わしいものだと感じているはずなので、そうした悩みはないのか、探っていくことになろうかと思います。
また、他人に対して疑い深く、妄想様観念を持つと言われていますので、そうしたことのないよう、注意が必要だと思います。


統合失調質パーソナリティ障害(シゾイドパーソナリティ障害)とカウンセリング

統合失調質パーソナリティ障害(シゾイドパーソナリティ障害の方は、自閉的で他人との関係に関心がなく、交渉を持とうとしません。
また、一人でいることを好み、喜びや怒りといった感情にとぼしいのが特徴です。

異性に対する関心も低く、生涯独身という男性も多いようです。

「統合失調」質パーソナリティ障害と名前がついていますが、統合失調症とは関係ありません。

ご参考:統合失調症とカウンセリング

このタイプのパーソナリティ障害の方ヘ最適のカウンセリング手法というのはないかもしれません。

というのも、本人は、この障害によって、生活する上で困ることが何一つ無いため、カウンセリングなどを受けに行くことはないと言われているのです。

事実、僕もこの障害の方とお会いしたことはありません。

このタイプの方は、他人に迷惑をかけているわけではないので、ご本人が困っていないのであれば、医師の治療やカウンセリングを受けなくても構わないとも言えます。

まわりから見れば、孤独で感情表現に乏しいので、「なんとかしなければ」とお感じになることもあるかもしれませんが、本人が苦しんでいないのであれば、治療は必要なく、ご本人の特性に合った生き方なり仕事なりを選択すれば良いということになります。

「障害」と名がついているからといって、必ず治療しなければいけないという訳ではないということです。



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妄想性パーソナリティ障害とカウンセリング

妄想性パーソナリティ障害の方は、猜疑心が強く、嫉妬深いとされています。
また、他人を信用できないので、社会に溶け込むのが難しくなっています。
自尊心が高く、闘争心も強い傾向があります。

残念ながら、このタイプのパーソナリティ障害に有効なカウンセリング手法は、見当たらないようです。

僕も、本を読んだり、ネットで調べたりしましたが、あまり有用な情報はありませんでした。

また、僕自身もこのタイプのパーソナリティ障害の方にお会いしたこともありません。

ただ、わずかながら、ヒントも見つかって、それは「認知行動療法」と「力動精神法」により、考え方のゆがみを正していくというものです。

なので、このタイプの方が、僕のところへ来たとしたら、まずは、本人の主張をあるがままに伺い、信頼関係を作ることから始めるとは思いますが、その上で、その考え方の正当性をご本人一緒に、よく考えてゆくことになろうかと思います。

自尊心が高いので、間違ってもその妄想を否定してはいけないと思います。

そして、その妄想をある程度、受け入れながら、

「なぜ、そう思うのか?」

「他に考え方はないのか?」

「あなたが、そのように疑うことで、仮にそれが事実だったとして、何が得られるのか?」

などについて、じっくり話合うことになろうかと思います。

ただ、難しいのは、こういうタイプの方は、容易に他者の考え方を受け入れようとしないことがあることです。
他者の考えが正しいと内心気づいても、それを受け入れることは、自己矛盾を認めることであったりして、激しく拒否されることがあるのです。

だから、カウンセリング初期に、信頼関係を築く(これを業界では「リレーションをつける」といいます)ことが大切ですし、その後も、決して「説得する」ようなカウンセリングや本人の矛盾を指摘するような発言は行わないようにするべきだろうと思います。

パーソナリティ障害の特徴の多くは、年齢とともに徐々に軽快することがわかっています。
だからといって放置しておいてよいとは思いませんが、周囲の方は、あまり短期的にものを考えないようにした方がよいように思います。

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パーソナリティ障害とカウンセリング

今日から、何回かにわけて「パーソナリティ障害とカウンセリング」について書いていきたいと思います。

人間には、それぞれ固有の考え方や行動パターンがあり、通常はそれは「個性」ということになるのですが、その個性が、常識の範囲をはなはだしく逸脱しており、社会生活や会社生活、日常生活、家庭生活に支障をきたすようになってくると、もはや「個性」とは言えず、「障害」ということになり、そのような状態をパーソナリティ障害といいます。

この障害は、従来は「人格障害」と呼ばれていましたが、偏見的なニュアンスが強いということで、「パーソナリティ障害」と呼ばれるようになりました。


パーソナリティ障害は、以下の3群10種に分類されています。

A群:風変わりな信念や習慣を持っている
①妄想性パーソナリティ障害
②統合失調質パーソナリティ障害(ジゾイドパーソナリティ障害)
③統合失調型パーソナリティ障害

B群:感情の混乱が激しかったり、不適切だったりする
④反社会性パーソナリティ障害
⑤境界性パーソナリティ障害
⑥演技性パーソナリティ障害
⑦自己愛性パーソナリティ障害

C群:他人との関係に不安や恐怖心を強く持っている
⑧回避性パーソナリティ障害
⑨依存性パーソナリティ障害
⑩強迫性パーソナリティ障害

パーソナリティ障害の治療はカウンセリングを含む心理療法が中心となりますが、抑うつ状態や不安をともなっている場合には投薬治療も行われます。

パーソナリティ障害の方への対応は、それぞれのパターンにより異なってきます。

当方はカウンセリングルームですので、これらのパーソナリティ障害とカウンセリングの関わり方について、次回より書いていきたいと思います。


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「ドア・イン・ザ・フェイス」と「フット・イン・ザ・ドア」

今日は、心理学的交渉術をちょっとご紹介します。

ドア・イン・ザ・フェイス

過大要求法とも呼ばれるテクニックです。

どういう方法かというと、本命の要求を通すために、まず大きな要求を出して相手に断らせます。
その後に、本命の要求を出すという方法です。

たとえば、誰かに仕事を20分間ほど手伝って欲しいとします。
その時に、「仕事を2時間手伝って」と要求します。

すると「2時間はさすがに無理」と言われます。そこで、「そうですよね。では、20分だけ手伝ってくれませんか?」と伝えると要求が通りやすくなるわけです。

これは値引き交渉にも使えます。
本心では5,000円値引いてもらえれば御の字と内心思っていたとしたら、まず1発目は

「10,000円値引いてもらえませんか?」と要請します。

相手が、それを飲んでしまえば、それはそれでラッキー。
断られたら、「では、5,000円では?」と続けます。

このように交渉すると、いきなり5,000円値引きを交渉するよりも、相手が応じる可能性は高くなります。

ドア・イン・ザ・フェイス」という用語はご存知なくても、自然にこういう交渉術を使ってる交渉上手な方っていらっしゃいますよね。



フット・イン・ザ・ドア


段階的要請法とも呼ばれるテクニック。

どんな方法かというと、最初に小さな要求を受け入れてもらい、最終的に本命の要求を受け入れてもらう方法です。

ドア・イン・ザ・フェイスは大きな要求をした後に、本命の要求を通す方法でした。なので、対照的な方法になっています。

たとえば、洋服の販売員はよくこのフット・イン・ザ・ドアのテクニックを使います。

いきなり「洋服を買ってください」と言ってもお客様に洋服を買ってもらうのは困難。

そこで、まずはお客様に「よかったら試着してみませんか?」と促して、試着させます。人間の心には、「自分の行動と矛盾する行動は取りたくない」という一貫性の法則が働いています。

そのため、「試着したんだから買わないと」と思い「お似合いですね。いかがですか?」と販売員が勧めるとつい買ってしまうのです。

ドア・イン・ザ・フェイス」と「フット・イン・ザ・ドア

ケースに応じて使い分けてみてください。

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#特殊詐欺防止について

高齢者をだましてキャッシュカードを奪い取り、暗証番号も聞き出して預金を不正に引き出す犯罪が起きていますね。

「元号が変わると、今のカードが使えなくなるので交換が必要です」

などどと話たくみにだましてキャッシュカードを奪い取る手口のようです。

こうした手口は日々警察などから広報されていますが、犯罪者側も次々と新しい「話法」を繰り出しているようで、いたちごっこです。

こうなってくると、だまされないのが一番ではありますが、たとえだまされても被害を防止できる方法を講じておくことが大事なのではないでしょうか?

そこで、今日は「生体認証」カードをご紹介したいと思います。

「生体認証」カードとは、キャッシュカードのICチップ内に、持ち主の指先や手のひらの静脈パターンを暗号化して記録してあるカードのことです。

預金を引き出す時の本人確認は、暗証番号と静脈パターンの照合により行うので、たとえ暗証番号を誰かに知られたとしても、静脈パターンは指紋と同様一人一人異なるので、本人以外はATMから預金を引き出すことはできません。

使い方は、普通のキャッシュカードとほとんど同じで、異なるのは、ATMで暗証番号を入力する前にATMの静脈認証部に指先または手のひらをかざすという操作が必要となるだけです。

「生体認証」などというと難しそうと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、やってみれば、操作は非常に簡単です。

高齢の方の中には、ATMの使い方が少しだけ変わることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思いますが、何百万円も盗まれるリスクを考えたら、十分検討に値すると思います。
また、代理カードを作ることもできるので、ご本人をご家族がサポートすることも可能です。

生体認証には、ゆうちょ銀行のATMが対応している他、3大メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)も対応済です。
その他、地銀大手でも対応済の銀行が多数あります。

ご高齢の方、高齢のご家族がいらっしゃる方には、犯罪被害防止の観点から、キャッシュカードを生体認証カードに切り替えておくことをおすすめします。





企業内カウンセラーについて

会社によっては、メンタルヘルスの一環として自前でカウンセラーを用意している場合があります。

僕も20年くらい前だったでしょうか、会社のカウンセラーのカウンセリングを受けたことがあります。

3人のカウンセラーのカウンセリングを受ける機会がありましたが、今になってみると、彼らのうち、2人は、ひどいカウンセラーだったと思います。

当時は、僕自身がカウンセリングの勉強なんてしていませんでしたから、カウンセラーの良し悪しなんてわかろうはずもなかったのですが、専門教育を受けた今、振り返ってみると、彼らのカウンセリングは、全くカウンセリングとは言えない代物でした。

恐らく、カウンセリングの専門教育を受けたこともなく、「大学で心理学を専攻していたから」とか、その程度の理由で配属され、企業内カウンセラーをやっていたのだろうと思います。

しかし、その中の一人は、お会いした瞬間に、「あ、この人は僕の悩みを解決してくれるかもしれない」と僕に感じさせるオーラのようなものがありました。

たぶん、その「オーラのようなもの」は、彼の長年のカウンセラーとしての経験によりつちかわれたものだったのだろうと思います。

彼のカウンセリング技法も、今の僕からすると、「本当に専門教育を受けた方なのかな?」と思う部分もありますが、あの「オーラ」は、まだカウンセラー歴3年の僕にはないものかもしれません。

あなたがカウンセリングを受ける時、優れたカウンセラーにめぐりあえたとしたら、たぶん、そのカウンセラーと会った瞬間に、僕があの時感じたオーラのようなものを感じることでしょう。

そういうものが感じられず、カウンセリングを受けても、なんかしっくり来ないという場合もあるかと思います。

それは、カウンセラーの技量の問題であったり、カウンセラーが多忙過ぎて本来のパフォーマンスを発揮できていなかったりしているのかもしれません。

そんな時は、カウンセリング自体を効果がないものだと諦めずに、大きいカウンセリングルームなのであれば、担当カウンセラーを変えてもらうよう申し入れるとか、カウンセリングルームを変えてみるとかしてみると良いかもしれません。

僕は、カウンセリングで全ての人の全ての悩みを必ず解決できるとは思っていませんが、カウンセリングというものに一定の意義を感じています。

そもそもカウンセリングというものが効果がないものであるならば、世の中にこんなにいっぱいカウンセリングルームが存在するはずもありませんし、その歴史が50年以上にも及ぶことはなかったことでしょう。

僕がお会いしたことのある3人の企業内カウンセラーのうち、一人だけが優れたカウンセラーだったのです。

たぶん、こういう話は、よくあることなんだろうと思います。




ほくろとメラノーマ

昨日、僕は、都立駒込病院へ行ってきました。

7年前に手術したメラノーマ(悪性黒色腫=皮膚がんの一種)の術後検診で、今も3ヶ月に一回、通っているのです。

今回は、気になるほくろがひとつあったので、ついでに見てもらいました。

そしたら「大丈夫です。これはほくろです」とのことで、安心しました。

一般に、メラノーマとほくろは、よく似ており、素人では区別がつきません。

ネットで検索すれば、メラノーマの写真は出てきますが、よくわかりませんし、むしろ素人が判断するのは適切ではないと思います。

メラノーマなのに素人判断でほくろだと決め込んでしまうのは、当然危険ですし、逆に単なるほくろをメラノーマでは?とおびえ続けるのも精神衛生上、よろしくありません。

見慣れないほくろができて、気になるのであれば、専門医にみてもらうのがベストだと思います。

僕のメラノーマは、最初、近所の皮膚科でみてもらい、その医師から「大丈夫!」と言われたのですが、後日、都立駒込病院でみてもらったら、メラノーマである疑いが濃厚と言われ、手術後の病理検査で悪性(メラノーマ)と判明したことがあるのです。

このように、医師ですら間違うことがあるのですから、素人判断は危険です。

疑わしきは、専門医にみてもらいましょう。

ストレス対処8ヵ条

僕の仕事は、カウンセラーだから、当然、何かしらの悩みを抱えた方がやって来ます。

何かしらのストレスを抱えた状態であることが多いのです。

ストレスというのは、生きて行く上で避けては通れないもので、また、ある意味では、必要なものでもあります。

僕はビールが好きで、週に一回くらい飲みますが、一仕事終えた後のビールは格別だったりもします。

ストレスが避けて通れないのなら、うまく解消してしまえば良いということです。

なので、僕は、時々、ストレス対処の8ヵ条というものを相談者さんに紹介しています。

そのストレス対処8ヵ条とは、

1.おいしい食事
2.運動
3.散歩
4.音楽鑑賞
5.読書
6.睡眠
7.入浴
8.友達と話す

の8つです。

1.のおいしい食事とは、高価なものである必要はなく、ご自身が美味しいと感じられればOKです。値段よりも1日3回、味わって食べることが大切です。

2.の運動は、必ずしも激しいものである必要はなく、散歩や水泳など軽いものでOKです。
その人の年齢や体力などにもよりますが、散歩や水泳なら30分~1時間くらいが目安かと思います。
無理なく、継続することが大切です。

4.については、たまに「ヒ―リング(癒し)の音楽が良いのですか?」などと質問を受けますが、僕は、ご自身が好きな音楽なら何でも良いと答えています。
たまたま、「ヒ―リング(癒し)の音楽」を聞いてみたら、心地良かったというのであれば、そうした音楽でも構いません。

6.の睡眠は、特に重要です。
もし何らかのストレスなどにより眠れなくなっているようであれば、専門医の診察を受け、眠剤をもらうなどの適切な処置を受けて下さい。
また、昼間、ある程度活動的であることは、良い睡眠を得るためには、重要です。

7.の入浴については、心地良い程度に湯船につかると良いと思います。

8.については、何か悩みがあったとき、友人などに悩みを聞いてもらうとスッキリすることがありますよということです。

友達ではなくても、僕のようなカウンセラーに話しても良いのですが、それだとお金がかかってしまいますので「友達」としました。
ただし、お友達には守秘義務がありませんので、そこは注意が必要です。

以上なのですが、この8ヵ条をきっちり守って管理していくというよりは、自然に生活の中に取り入れてゆくというのが良いかと思います。

なお、機会があれば別途書きますが、飲酒は、ストレス解消の手段としては適していません。
ストレスを感じて、つい飲み過ぎてしまうという方もいらっしゃるかとは思いますが、あまり感心しない行動だと思います。

-次回に続く-

僕を覚えてくれてるお医者さんと覚えてくれないお医者さん

昨日、僕は近所の内科クリニックを受診しました。

僕は血圧が高いので、月1回通っているのです。
そこの先生は、50代の僕のことを「若い方」とおっしゃったことがあるので、恐らくは、結構お年をめされているものと思われます。
このクリニックにはもう3年以上通っているのですが、そこの先生、なかなか僕のことを覚えてくれません(笑)
「会社員ですか?」という質問には最低でも3回は答えました。

一方、7年前、僕のメラノーマ(悪性黒色腫=皮膚がん)の手術をして命を救って下さった都立駒込病院の吉野先生は、手術後、3ヶ月に一回しか通院していないのですが、僕の顔と患部のことは、きっちり記憶して下さっている様子です。
昨年、手術した指先に「こぶ」のようなものができた時、一度はその「こぶ」は大きくなってきたため、吉野先生が「手術して切除しても良いので、次回の診察までに考えておいて下さい」とおっしゃいました。
幸い、その「こぶ」は、その後、小さくなったので、手術はしなかったのですが、吉野先生は、小さくなった「こぶ」をみて、
「あ、小さくなりましたね」
とおっしゃったのです。
明らかに、3ヶ月前の僕の指先の「こぶ」の大きさを覚えていた様子です。
お医者さんの受け持ち患者の数がどれくらいなのか、僕は知りませんが、その時は「すごい記憶力だな~」と驚きました。

ちなみに、僕も、カウンセリング中の方の顔と名前はきっちり覚えています。
カウンセリングの細部については、忘れていることもありますが、主訴と顔と名前はきっちり覚えています。
相談者さんの顔と名前を忘れているようではカウンセリングなんて成立しません。

ところが、人間の記憶とは不思議なもので、カウンセリングが終了した方、途中で来なくなった方の顔や名前は、結構忘れてしまいます。

カウンセリング中に取ったメモを見ればたいてい思い出しますが、そのメモも最後のカウンセリングから1年を経過した段階でシュレッダーにかけて廃棄処分してしまうので、その後は忘れてしまうことが多いです。

相談者さんの話した内容は、極秘なので、覚えていても、守秘義務違反の元になるだけです。
だから、カウンセリングが終了したら、忘れてしまって構わないと思っていますが、人の記憶の仕組みには不思議なものがあるものですね。

-次回に続く-

HPとブログ、引越しの理由

このたび、僕のカウンセリングルーム「こころケア」のホームページとそのブログである「脱サラカウンセラー奮闘記」は、引越しする(サーバーの乗り換え)ことにしました。

理由は、簡単に言うと、「セキュリティの向上のため」です。

これだけでは、伝わらないと思いますので、以下に詳しく説明致します。

従来は、僕は、@niftyのホームページスペースとブログスペースを利用していました。
僕は富士通のOBですから、富士通の子会社であった@niftyを利用するのは自然な流れでありました。
しかし、最近、「こころケア」のホームページを閲覧すると、ブラウザ(クローム)のURL表示バーに「保護されていない通信」と表示されていることに気が付きました。

これは、通信が暗号化されていないことを示しています。

暗号化されているかどうかは、URLが「http://~」となっているか「https://~」になっているかで見分けることができます。
「http://~」は通信が暗号化されておらず、「https://~」の場合は暗号化されています。
「http」のあとに「s」がつくかどうかで分かるわけです。

で、この暗号化への対応ですが、@niftyではホームページスペースでもブログも対応していません。
できれば、引越し作業などやらずに、@niftyを使い続けたかったので、この件に関して@niftyに対応状況や今後の予定などを問い合わせしましたが、「何か決まったらHPに掲載します」とおっしゃるばかりで、誠意ある回答は得られませんでした。

一方、今回の引越し先であるFC2では、ホームページスペースもブログも現段階で対応済です。

利用料金は、ホームページスペースとブログを合計すると、両者ともほぼ同じです。
どちらを選ぶべきかは、申し上げなくてもわかりますよね。

当方のホームページやブログでは、クレジットカードの番号やパスワードなどは入力することはないので、暗号化は絶対に必須というわけではないと思います。

それでも、ブラウザに「保護されていない通信」などと表示されれば、一部のユーザーはHPやブログを閲覧することなく去っていってしまうと考えるべきでしょう。
そういうわけで、このたび、当方のホームページとブログは、@niftyからFC2に変わることとなり、それにともない、URLも変更となりました。

皆様に安心して閲覧して頂くためのやむを得ない対応ですので、ご理解賜れれば幸いです。

■ホームページ現URL
http://hirama-counsel.la.coocan.jp/
■ホームページ新URL
https://kokorocare2016.web.fc2.com/
■ブログ現URL
http://kokoro-care.cocolog-nifty.com/blog/
■ブログ新URL
https://kokorocare2016.blog.fc2.com/

以上、よろしくお願い致します。

-次回に続く-

大震災から8年ですね。

時の経つのは早いもので、あの大震災からもう8年なんですね。

あの震災で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
当時は、僕は、まだ富士通に勤務していました。

東北地方を襲った津波に流された街の惨状、福島の原発事故、放射能の恐怖、消えた信号、計画停電など、あまりのショッキングなニュースの連続に、僕は、ぼ~っとしてしまい、悪い夢をみているんだか現実の世界の話なんだか、よくわかんないような気持ちだったのを覚えています。

あの後、僕にも色々なことがありました。

当時は、今は亡き父も存命でありましたが2014年、舌がんで亡くなりました。
2012年には、僕はメラノーマ(悪性黒色腫=皮膚がんの一種)の手術を受けました。
2014年には富士通を退職しました。
2016年には現職であるカウンセラーの資格をとり、カウンセリングルーム「こころケア」 を開業し、現在までに200回を超えるカウンセリングを行ってきました。

当然、色々な方との出会いもあり、これは僕の貴重な財産となりました。

あの震災で、幸いにも僕の家族や親戚に人的被害はありませんでした。
家も倒壊することなく無事でありました。

被災した方々のことを思う時、これらのことに感謝して、自分は自分の仕事をがんばることで社会に貢献していきたいと思います。


追記(予告)

いずれ事情をご説明致しますが、このブログは、こちらに引越します。
ご迷惑をおかけいたしますが、引き続きご愛顧賜れれば幸いです。

-次回に続く-

確定申告の手伝い

今日は、午後から妹の家に行き、妹の確定申告の手伝いをしてきました。

僕は、去年一緒に韓国旅行に行ったくらい、妹とは仲がいいのですが、確定申告に臨む態度は正反対です。

僕は、毎年、12月31日の時点で、カウンセリングの売上の集計、宣伝広告費その他必要経費の集計は終了しており、年明けに国税庁の確定申告申告コーナーが入力可能となったら、即入力し、1月4日には確定申告書の作成を完了しています。

一方、いつもテンパってる妹は、今日の時点で、ほぼ何も作業していません(笑)
たぶん、家事、育児、仕事で手がいっぱいなので、普段は確定申告まで手がまわらないのだろうと思います。

なので、今日は、数百枚はあるであろう領収書の仕分けを手伝ってきました。

それを、次のステップでは会計ソフトに入力するので、気が遠くなるような作業です。

それを全部一人でやらせるのはかわいそうですし、カウンセリングルームオープンの時には、全面的に世話になったので、手伝うことにしています。

幸か不幸か、明日はカウンセリングの予約が入っていないので、明日も手伝いに行こうと思っています。

-次回に続く-

韓国について

最近、日韓関係がおかしいですね。

レーダーを照射されたとかしていないとか、徴用工の問題とか慰安婦問題とか。

実を言うと、昨年まで僕は、韓国にあまり良いイメージを持っていませんでした。
サッカーやバレーボールなど、日韓戦になると異様とも思える執念を燃やしてぶつかってくる韓国選手には違和感を覚えていました。

そんな僕ですが、昨年10月に、妹に誘われて、2泊3日で韓国旅行に行ってきました。
前述のとおり、旅行前、僕は韓国に、あまり良いイメージを持ってはいませんでした。
ですが、僕は、色々な価値観や色々な文化、色々な考え方など、日本とはちょっと違う異国の空気を肌で感じるのが好きなので、一緒に行くことにしたのです。
そして、行ってみて韓国の印象はガラリと変わりました。
食べ物は美味しいし、人々はみな親切で、たいていの場合、レストランなどでもメニューには日本語も併記されています。
町の屋台では、まだ明るいうちから、一杯飲み始めてしまっている、善良そうな顔をしたおじさんたちの笑顔が印象的でした。
きっと、彼らは、毎日の仕事が終わったあとの屋台での一杯を楽しみにしているのでしょう。
庶民が、屋台でささやかな幸せを味わっているといった風情でした。

町を歩いていると、「課長、有るよ!」などと声をかけてくる人もいます。
どこで覚えた日本語なのかわかりませんが、そういう時は「社長」だろう(笑)などと妹と一緒に笑いました。
ちなみに「有るよ」とは「ブランド物の偽物を売ってるよ」という意味です。

日本で見聞きする韓国関連のニュースは、彼らの反日という側面に焦点を当てたものが多く、実際、反日の人も多いのだと思います。
でも、実際に韓国に行ってみると、彼らが、僕たち日本人を暖かく、もてなしてくれることに驚きました。
まぁ、「お金を使ってくれる外国人」という一面もあるのでしょうけれども、少なくとも、僕の韓国に対して持っていた嫌なイメージは全くなくりました。
というより、僕は韓国が大好きになって帰ってきました。

反日の人がいる一方で、日本のことが好きな韓国人も多いはずです。
でなければ、年間700万人も日本に旅行に来るわけがないではありませんか。

日本にやってくる外国人で一番多いのは中国人で、年間800万人以上来日しますが、中国の人口は14億人であるのに対して韓国の人口は5000万人です。
比率でいえば、韓国の方が圧倒的に高いのです。

そんなかの国に、僕は今年も秋に妹と一緒に行く約束をしています。
今から楽しみです。

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テーマ : メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

tag : 韓国

色々なカウンセリング手段

「カウンセリング」と言えば、普通は対面でのカウンセリングを指します。

当方(カウンセリングルーム「こころケア」)では、電話やメール、Skypeを使ったカウンセリングにも対応しておりますが、これは、基本的には、当方よりかなり遠方にお住まいである等の何か事情がある場合に、やむを得ず対応しているものです。

カウンセリングというものは、基本的には、対面でしかあり得ません。

なぜかというと、人と人とのコミュニケーションは、言語的なものだけではなく、非言語的コミュニケーション(ノンバーバルコニュニケーション)があるからです。

非言語的コミュニケーションとは、話し方(口調、抑揚、語調の強弱など)やボディランゲージ(身振り、手ぶりなど)などのことを指しますが、人と人とのコミュケーションの93%以上がこの非言語的コミュニケーションであると言われています。
カウンセリングは、相談者さんの訴え(主訴)をお聴きして、その気持ちに寄り添うことから始まります。
この時、大事なのは、いかに相談者さんの気持ちに共感し、理解するかということです。
その時、コミュニケーションの93%を占める非言語的コミュニケーションが欠けていたらどうなるか、容易に想像がつくことでしょう。

話は、ややそれますが、ある時、相談者さんがカウンセリング中に足を組みました。
僕は、それをみて「ああ、この人はもう来ないな」と直感的に思いました。
果たして、その方は、二度とうちのカウンセリングルームには来なくなりました。
「足を組んだら、全て拒絶のサイン」とは言えないのですが、カウンセラーはカウンセリング中に足を組んではいけないと言われています。
これは、たぶん、足を組むという行為が、相談者側に、無意識のうちに「壁」を感じさせることになるからなんだろうなと思います。


職業的な連絡を行うビジネスの場においては電話やメール、Skypeなどは有効な連絡手段でありますが、人と人の心をつなぐ作業でもあるカウンセリングにおいては、それが最適な手段とは言えないのです。

では、なぜ、当方では、電話やメール、Skypeによるカウンセリングに対応しているかというと、そうせざる得ない状況の場合があるからです。

電話によるカウンセリングを希望している方は、たいてい、「今、すぐ、直ちに私の話を聴いてほしい」というご希望をお持ちです。
カウンセリングの予約をして、後日お話を伺うなどという悠長な話は、その日その瞬間に苦しんでいる、その方にとってはあり得ない話なのです。
なので、そのような場合には、電話でお話を伺うこともありますが、私も経営している身ですので、電話でのカウンセリングご希望の場合には、前金でのお振り込みをお願いしています。
すると、たいていの方は、「では結構です」とおっしゃって電話をお切りになります。
これは、前金を要求するという事は、僕が、その方を信用していないということの現れであるということを相談者さんが敏感に感じるからだと思います。

メールをご希望の方は、日々新たな事件・ストレスなどを継続的に感じていらっしゃる方が多いです。
そのたびに、当方へいらっしゃるというのは、時間もお金もかかり不可能なので、メールで相談したいという場合が多いです。

このような場合、当方ですと対面なら1回1時間3000円のカウンセリングが、1ヶ月相談し放題で6000円となりますので、金銭的・時間的にはお得ということになります。

また、統合失調症やうつなどを患っていらっしゃる方の場合、ひきこもり状態になっており、「当方まで来て下さい」というのが、そもそも無理だったりする場合もあります。

Syypeについても、メールや電話によるカウンセリングと同じことが言えますので、あまりお勧めはしておりませんが、やむを得ないだろなという場合に使っています。
Skypeについては、表情がわかる分、メールや電話よりはマシだと思いますが、やはりアレはカウンセリングのためのツールではなく、ビジネスツールだと思います。

以上、総括致しますと、電話やメール、Skypeを使ったカウンセリング(これらは正式には「カウンセリング」とは言えないと思っています)は、対面でのカウンセリングが困難である場合の「補完的手段」として対応しております。

-次回に続く-

カウンセラーの職業倫理-個人情報保護-

最近、「アポ電」と言われる電話が入り、その家に現金があるかどうかなどを聞き出した後、強盗に入るという犯罪が立て続けに起こりましたね。

こうした犯罪は許せないものでありますが、そもそも犯罪者に電話番号が知られていなければ起きない事件でもあります。

こうしたことを例に挙げるまでもなく、個人情報の適切な管理・運用は、それを預かる者にとっては、非常に重要な課題です。

僕も体験したことがあるのですが、ある企業から、僕の個人情報が漏れてしまったことがあります。

その企業から謝罪の書面を頂いた後、しばらくして、聞いたことのない会社から、身に覚えのない架空請求が届きました。

当然、無視しましたが、このように、個人情報が漏れると犯罪に悪用されてしまいます。

僕のカウンセリングルーム「こころケア」 においても、その運営のため、利用者さんの個人情報を教えて頂く必要があるため、カウンセリングに関係のないことには利用しない旨ご説明の上、個人情報の提示をお願いしていますが、その運用・管理は厳格に行っています。

当方でお知らせ頂いている個人情報とその利用目的は以下のとおりです。

・お名前(利用目的:個人の識別)
・住所 (利用目的:税務関連処理、領収書の送付など)
・年齢 (利用目的:カウンセリングを行う上で最低限必要な情報です)
・メールアドレス(利用目的:カウンセリング日時の調整、あるいはメールによるカウンセリングを行うため等)
・電話番号
(利用目的:カウンセリング日時の調整ならびに、ご利用料金お支払いのお願いその他必要となる連絡事項の伝達)

これらの個人情報については、氏名と住所については、税務関連処理に必要なため、電子的に保存しておりますが、その他につきましては、漏えいリスク管理の観点より電子的には保存しておりません。

また、これらの個人情報につきましては、カウンセリング記録と同じく、最後のカウンセリングから1年を経過した方のものについては、シュレッダーにて裁断した後、廃却処理しております。

また、個人情報の利用にあたっては、本来の利用目的を逸脱した利用は行わないこととしています。

ですから、当方から、カウンセリングの勧誘を行ったり、年賀状、暑中見舞い等を送付するなどの行為は行っておりません。

但し、当方が必要と判断した場合には、カウンセリングのアフターフォローのため、ご連絡を差し上げることがあります。
この「当方が必要と判断した場合」には、例えば「売上を増やしたい」というような商業的な理由は一切含まれません。
僕のカウンセラーとしての経験上、その方には、今、どうしてもカウンセリングが必要だと考えた場合のみご連絡します。
これは、滅多にあることではありません。

個人情報の適切な管理・運用は社会的にも重要事項であると考えられることから、今後も厳格に行っていく所存です。

-次回に続く-

テーマ : メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

tag : 職業倫理

カウンセラーの職業倫理-守秘義務-

これは、当方(カウンセリングルーム「こころケア」)に来られた方には、初回に必ず説明していることですが、カウンセラーには「守秘義務」があります。

守秘義務」とは・・・・・わかりますよね。
相談者さんが、当方ヘ来て、お話になった内容を他に漏らしてはいけないということです。
これは、法律で定められているということのみならず、相談者さんとの信頼関係を築く上でも重要なことであり、当方でも厳密に遵守しています。

僕もカウンセリング内容については、友達、家族その他、一切他人には話しません。

これは、刑法134条に定められていることでもあり、もし違反した場合には、6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金に処せられることになっています。

「6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金」と聞くと軽い感じがするかもしれませんが、刑事的責任を問われる他、民事の対象ともなり、司法の場に訴えられる(慰謝料を請求される)可能性もある重い義務です。

但し、何事にも例外というのはあるもので、守秘義務にも例外はあります。

それは、「通報義務」が「守秘義務」を上回ると考えられる場合です。
具体的には、以下ような場合には守秘義務の例外になると考えられます。

①児童虐待
②生命・身体の危機
③法令違反

当方では、まだ、このような例外に遭遇した事はありませんが、もし不幸にして、遭遇してしまった場合には、児童相談所や警察などの関連当局に通報義務を負うことになります。

この例外事項は、ほとんどの相談者さんには関係のないことであり、ご相談内容を当方が漏らすことはないので(秘密厳守)、安心していらしてくださればと思います。

なお、当方では、カウンセリング内容を電子的に記録することも行っておりません。

万が一、僕のPCがウィルスに感染して、PC内のデータが流出するようなことがあっても、そもそもデータがPC内にありませんから、秘密は守られるようになっています。
また、最後のカウンセリングから1年を経過した相談者さんの記録はシュレッダーにかけて処分しています。
これは、秘密漏洩を防ぐためには、そもそも必要の無いデータや資料を保持しないという考え方を徹底しているためです。


-次回に続く-

tag : 守秘義務

カウンセラーの職業倫理-二重関係の禁止-

今日は、カウンセラーの職業倫理のうち、二重関係(多重関係とも言うようです)の禁止について書きたいと思います。

これは、簡単にいうと、カウンセラーは相談者さんと友人関係や恋人関係を結んではいけないというものです。

なぜかというと、カウンセラーが相談者さんと友人や恋人になってしまうと、相談者さんの心理に微妙な変化が生じ、本音が話せなくなってしまったりするからです。

そもそも、カウンセラーと相談者さんというのは、かなり特殊な関係です。

カウンセラーに守秘義務(次回詳細記述予定)があることもひとつの要因だと思いますが、何よりも「カウンセリングルーム」という特殊な「場」の力が働き、相談者さんは、普通なら友人にも話さないようなことをカウンセラーには話たりします。

それが、友人や恋人となると「嫌われたらどうしよう?」とか、色々な雑念が生じ、全てを打ち明けることができなくなってしまうことがあるのです。

また、カウンセリングを終えた後も、この二重関係の禁止は続くものとされています。

だから、例え、どんな美人が僕のカウンセリングルームにいらっしゃったとしても、食事やデートに誘ったりしてはいけないのです。
まぁ、そんなことをやったら、職業倫理違反にとどまらず、セクハラで訴えられたりするかもしれませんが。

しかし、相談者さん側は、そんな事は知りませんから、たまに、相談者さんが、僕との距離を縮めようとしてくることがあります。
僕に、カウンセリングと直接関係のないLINEメッセージを送ってきたりする方がいらっしゃるのです。
そんな時は、僕は、「業務的」に対応することにしています。
変に思わせぶりな対応は取らないことにしています。
すると、その相談者さんは、当方から離れていってしまう、つまりカウンセリングに来なくなってしまうということが起こります。
実際にそういうことがありました。
きっと、その相談者さんたちは、僕のことを「冷たいカウンセラーだ」と思ったことでしょうが、それは職業倫理上、やむを得ずやっていることなのです。


-次回に続く-

カウンセラーの職業倫理-専門家としての能力向上-

多くの職業でそうであるように、カウンセラーにも職業倫理というものがあります。

中でも重要なのは、以下の3つであると思われます。

・専門家としての能力向上の責任
・二重関係(多重関係とも言います)の禁止
・守秘義務の厳守

今日は、このうち一つ目の「専門家としての能力向上の責任」について書きたいと思います。
どんな職業でもそうかもしれませんが、カウンセラーの仕事をしているとスキルに上限なんてないんだということを思い知らされます。
相談者さんに気持ちよく話してもらえるような「傾聴」に関する技法や様々な心の病に関する知識や対処方法、相談者さんの話を共感的に理解するための人生経験など、学ぶべきことはたくさんあります。
中でも縁が深いのは、臨床心理学、各種心理学、カウンセリング技法などでしょうか。

とにかく、どんな知識であれ、無駄になることはないと思って、色々と学ぶべきです。
例えば、心の病である「○○症」を抱えた方は、カウンセラーである僕は、当然「○○症」のことは知っているという前提でお話になります。

カウンセリングというのは生き物であるかのようなところがあって、その「○○症」についてタイムリーにあいずちがうてたりしないと、そのカウンセリング自体が「死んで」しまうことがあるのです。
その時になって初めて「○○症」という病名を聞き、カウンセリングが終わってから調べるというのでは、プロとして失格なのです。

必要な知識は、病気の知識とは限りません。
昨年、サッカーのWカップが開かれ、ドイツ代表のエシル選手をめぐり人種差別の問題があったことをご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、これは、決して遠い外国の話ではなく、白人の恋人を持つ日本人にとっては非常に身近で切実な問題であったりします。
相談者が、そのエシル選手のことを引きあいに出して、異国の恋人を持ったがゆえの自身の悩みを打ち明けた時、僕がエシル選手の話を知らなければ、相談者はがっかりしてしまうようなことがあるのです。
だから、お堅い学問の知識はもちろんですが、幅広く様々な知識を身につけ、ひとつでも、自分の「引き出し」を増やしておくことは、とても大事なのです。

仮にも、僕たちはお金を払ってもらい、相談者さんのお話を「お聴き」しているのです。

プロとして、「能力向上の責任」は重要であることは、おわかり頂けるかと思います。
僕も、昨年は20~30冊の本を読んで勉強しましたし、これは今後も続けていこうと思っています。


-次回に続く-

tag : カウンセラー 職業倫理

DVとカウンセリング

DVとは、DOMESTIC(家庭内) VIOLENCE(暴力)の頭文字ですから、多くの方は、「家庭内で妻に暴力をふるう夫の行為」をイメージするのではないか?と思います。

僕も、カウンセラーになる前には、そんなイメージを持っていました。

しかし、カウンセラーになって学んだのですが、DVの定義は、もっと広いのです。

身体的暴力はもちろんのことですが、

精神的暴力(暴言、不貞を疑う、家から閉め出すなど)、

経済的暴力(生活費を渡さない、借金を重ね、責任を取らせるなど)、

性的暴力、

社会的隔離(外出や親族・友人との付き合いを制限する、携帯をチェックするなど)

もDVとされています。

当方(カウンセリングルーム「こころケア」)にもDV被害者の方がいらっしゃることがあります。

「お酒を飲んで、借金を重ね、働かない、注意すれば暴力をふるう」などという、今時、3流ドラマにですら出てこないような行動を取る方が、実際にいらっしゃるのです。

こういう方は、明らかにDV加害者に該当する訳です。

その多くは、男性であるように感じてます。

DV被害者の方が当方へいらっしゃった場合には、詳しくお話をお聴きして、悩みを共有するのはもちろんなのですが、その他、自治体のDV相談支援センターに相談するように提案します。
DV相談支援センターでは、DVに対する法的対処方法や安全確保など、様々な相談を受け付けています。
例えば、当カウンセリングルームがある川崎市のDV相談支援センターは、こちらです。
DV支援センターでは、DV被害で傷ついた心に寄り添う、といった対応はしてくれないかもしれませんが、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」にもとづく支援を受けることができるようになっています。

しかし、やっかいなのは、DV被害者の中には「私が頑張れば、あの人もいつか目をさましてくれるのではないだろうか?」などと、どこかでDV加害者のことを信じている、あるいは信じたいと思っている方がいらっしゃることがあるのです。

そういう方は、周りが離婚を勧めても応じませんし、DV相談支援センターを紹介しても、「もう少し、様子をみたい」などとおっしゃります。

もしかしたら、口には出さないけれど、「まだ愛している」ということなのかもしれません。
法律や相談窓口などの「形」を作っても、人の心の問題は解決しない場合があるということです。


-次回に続く-

多重人格とカウンセリング

皆さんの中には、多重人格と聞くと、マンガの世界の話だと思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、多重人格は、実際に存在する心の病です。

正式には「解離性同一性障害」と言います。

その人の中に、本人とは別人格が存在し、ちょっとしたストレスなどをきっかけに、人格が入れ代わってしまいます。
別人格の数は1つとは限らず、複数の場合もあります。


なぜ、一人の人間に複数の人格ができてしまうのでしょうか?
それは、その人にとって、何か、耐え難いショッキングな出来事、例えば、性的虐待やいじめなど、に遭遇した時に、
「こんなつらい目にあっているのは、自分ではない。別の人の出来事だ」と思い込むことで、自分の心を守ろうとする心理が働くことがあるからです。
このような心の働きを防衛機制と言います。
防衛機制が働き、「これは、別の人に起こった出来事だ。自分には関係ない」と思い込むことにより、自分の中に「別人格」が出来あがってしまうのです。
治療としては、別々になってしまった人格を統合してゆくような心理療法がとられます。

この場合のカウンセリングとしては、ご本人の自尊心を守りつつ、その気持ちに共感し、ご本人が、だんだんとトラウマを思い出せるように仕向けていきます。
ご本人が、他の人格たちに1つにまとまるように呼びかけると同時に、主人格がつらかった過去を受け止める強さをを持ち、現実への適応力をつけることで、人格の統一が可能となります。

-次回に続く-

テーマ : メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

tag : 多重人格 解離性同一性障害 カウンセリング

確定申告に行ってきました

今日は、午前中1件、カウンセリング対応したあと、税務署に行ってきました。

確定申告を行うためです。
僕は、確定申告が不要な会社員(年収2000万円未満)生活が長かったので、確定申告が苦手なのですが、会社員を退職した翌年に、何も申告しなかったら、税務署から若干怒り気味のトーンで電話がかかってきました。
当時は、まだ会社員を辞めたばかりで、カウンセラーになるための勉強をしていた時期です。
僕は、
「今、無職で所得なんてないのですが、申告しなくちゃいけないんですか?」
と言ったら、税務署の方が、
「所得があるかないかは、申告してもらわないと税務署ではわからないんです!!」
と、お怒りのご様子でした(笑)
そんなやり取りがあったので、現在も、僕の所得なんて無きに等しいのですが、確定申告は行うようにしています。
ちなみに、税務知識が僕と同等の方のために、ちょっと書いておきますが、税制上、全ての人に「基礎控除(38万円)」というものがあり、所得から基礎控除である38万円を差し引いた額が課税対象となり、所得税が発生します。

逆にいうと所得が年間38万円以下の場合には、基礎控除を差し引くと、課税対象所得がマイナスとなるため、課税されません。
話を戻しますが、今日、税務署に行ったところ、長蛇の列ができていました。

1~2時間ほどでしょうか、順番待ちした後、無事、申告を終えました。

日曜日なのに、税務署では申告を受け付けていて、仕事だから仕方ないとはいえ、税務署の方も大変だな~と思いました。
今年から、税務署で本人確認の上、IDとパスワードを入手しておくと、確定申告のデータを送信するだけで手続きが完了するようになったようです。
今日はたくさん並んでいたので、IDとパスワードの入手は、あきらめたのですが、その内、税務署さんがヒマそうな時期を選んで、IDとパスワードを貰おうと思っています。

-次回に続く-

富士通のリストラ

僕は、富士通OBですが、その富士通が5,000人規模の配置転換を実施しているとの報道をみかけました。

で、2850人が早期退職制度に応募したのだそう。

きっと、割増退職金を提示されたのでしょうね。
このリストラが大規模なものなのか、そうでもないのかは、富士通単独の話なのか、グループ会社まで含んでの話なのか、報道でははっきりしなかったので、よくわかりませんが、まぁ、どちらにせよ、富士通の社内には、嫌なムードがただよっているでしょうね。

間接部門の方をSE(システムエンジニア)等に再配置するとのことらしいですが、僕の感覚では、経理や総務などの間接部門で長く働いてきて、SEとしての専門スキルのない方に勤まるほどSE職は甘くないと思います。

僕がソフトの発注業務を担当していた頃、購買部門の方が「SaaSって何?」と質問してきたことがあります。
SaaSとは、当時流行り始めていたクラウドサービスの一種で、「Software as a Service」の略です。
アプリを所有するのではなく、サービスとして利用するというものです。

業界人なら、そんなことは常識かと思いきや、間接部門の方中には、ご存知ない方もいらっしゃったのです。
そんな感じですから、中高年になってからSE職へ配置転換されても、とても、まともに勤まらないと思います。

そこへ割増の退職金を提示されたら・・・と考えると、2850人が早期退職に応じたのも納得がいきます。
そんなリストラの進む富士通ですが、ちょっと気になったので、業績をみてみたら2018年度の売上見通しは3兆9000億円しかないようです。
かつては4~5兆円の売上があったのですが、かなり、売上が落ちてるようです。

これではリストラが必要になるのも無理はないですね。

でも、物は考えようです。

割増で退職金がもらえるのです。
それをもらって第二の人生を考えるのも悪くないのではないでしょうか?
終身雇用なんて時代は、とうに終わりを告げました。
僕はリストラ組ではありませんが、富士通を退職し、今の職業(自営のカウンセラー)になって良かったと思っています。

今回、早期退職の道を選ばれた方にも、やり方次第で明るい未来が待っていると思います。
彼らにエールを送りたいと思います。

-次回に続く-

テーマ : なんとなく気になったニュース
ジャンル : その他

良いお医者さんと悪いお医者さん

僕は、たまに、お客さんから、「どんなお医者さんがいいお医者さんなのでしょうか?」と質問されることがあります。

ここでいう「お医者さん」とは精神科・心療内科の医師を指します。

この質問に対して、適切に答えられるほど、僕には知見はありません。

僕は、医師免許を持たない、単なるカウンセラーですから。

ただ、どんなお医者さんが良いお医者さんなのか、ある医師がご自身の著書でお書きになっているのを読んだことはあります。

その著書には、「毎回、患者の話を聞いて、薬の調整をしてくれる医師がよい。また薬について質問があれば、きちんと説明してくれる医師が良い」と書いてありました。

病気の症状というのは、変化してゆくものです。

徐々に治っていくこともあるでしょうし、逆に悪化することもあるでしょう。

また、処方された薬が体に合わなかったりして、副作用が出ることもあります。
そのような場合には、似たような効能のある別の薬が処方されることがあります。
このように、状況の変化に応じて、薬の量や種類を調整してくれる医師が良い医師だというわけです。

診察室に入ったとたん、問診もなく、薬が機械的に処方されるような医師は、良くないのかもしれませんね。

また、僕の経験でいうと、薬を飲むことに抵抗を感じる方も多いです。

そのような時には、きちんと説明してくれる医師が良いと言えるのでしょう。

一般に、お医者さんは多忙です。

精神科・心療内科も例外ではなく、問診にかける時間には限度があるようです。

だいたい、1人あたり5分~10分くらいという場合が多いようです。

うちにくるお客さんの中には、「医師がろくに話も聞いてくれない」とこぼす方もいらっしゃいます。

そのような場合には、カウンセリングルームを併設している医療機関もあるので、そういう所を訪ねてみるもの良いかもしれません。

あなたが、主治医についてご不満があるのなら、今日の記事を参考にして頂ければ幸いです。


-次回に続く-

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パニック障害とカウンセリング

パニック障害とは、突然めまいや発汗、窒息しそうな感覚、激しい動悸などの「パニック発作」に襲われる心の病です。

広場恐怖(普通であれば何でもないような状況や場所に強い不安感や恐怖感を抱く)を伴って起こる場合が多いと言われています。

僕のところに来たことのあるパニック障害の方は、「頭の中が真っ白になってしまう」とか過呼吸を起こすとかおっしゃっていました。


パニック障害を持つ方は、電車が苦手だったりします。それも、「各駅停車」より「急行」が苦手であることが多いようです。
なぜ、急行の方が苦手になるのかというと、急行の方が、駅と駅の間隔が長いので、パニック発作が起こった時の「逃げ場」が確保しづらいからなんだそうです。

パニック発作は、とても激しい発作なので、本人は「死ぬんじゃないか?」と感じるほど苦しみます。
しかし、パニック発作により命を落とすことはないので、そのことを本人に伝えることが大切です。
命を失うことはないとはいえ、電車に乗れなかったリすると、電車通勤はできないので、働く場所も著しく制限されてしまうことになりますし、友人・知人と気軽に会うこともできなくなったりして、生活に著しい悪影響がでます。
パニック障害の治療法として、曝露エクスポージャー法が用いられることがあります。

これは、その患者さんが苦手としている刺激(例えば電車)に、あえてさらし、刺激に徐々に慣れていってもらうという認知行動療法の一種です。

例えば、「電車に慣れてもらう」という場合、最初は「電車の写真を見てもらう」という感じで始めて、次に「駅まで行って帰ってくる」→「ご主人やご家族などに付き添ってもらいながら、各駅停車に乗ってみる」→「一人で各駅停車に乗ってみる」→「急行に乗ってみる」というような感じです。

曝露エクスポージャー法は、原理は簡単ですが、実践は難しく、自己判断で行うとかえって症状が悪化することがあるので、注意が必要です。
また、徐々に刺激に慣れていってもらう療法なので、治療には数ヶ月かかります。

そのため、ご本人が忍耐強く治療に臨む必要があります。

-次回に続く-

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心気症とカウンセリング

昨日から、テレビでは、堀ちえみさんの舌がんのニュースをさかんに放送していますね。

こうなると、テレビをみて、

自分もがんなのではないだろうか?

と不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

口内炎ができていたり、胃が痛かったり、頭痛がしたり・・・・・

こうした不安心理は、誰にでも起こり得ることであり、自然なことです。

ですが、不安になった結果、医師を受診し、「異常なし」と診断されても納得せず、不安感いっぱいで、別の医師の診察を受けるといった感じで、何回診察を受けても納得せず、ドクターショッピングを繰り返す。
こうなると、それは、がんではなく、心気症という心の病かもしれません。

ささいな体の異常を、重大な病気(例えば、がん)ではないかとおびえてしまう心の病を「心気症」と言います。

何か体の異常があり、中々、治癒しない時は、きちんと検査を受けるなりして対処することは大事だと思いますが、場合によっては、「心気症」である可能性があります。

心気症では、カウンセリングなどの心理療法が有効とされています。

僕は、心気症の方にお会いしたことはないのですが、もし、僕のルームに心気症の方がいらっしゃったら、まずは、お話をよくお聴きして、病気を心配している気持ちに寄り添い、また、何か、心気症になってしまうようなストレスを抱えていないか、丁寧に調べていくことになるだろうなと思います。


-次回に続く-

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がんという病気

タレントの堀ちえみさんが、今日、自身がステージⅣの舌がんであることを公表しましたね。

ステージⅣですから、進行がんであり、心身ともに相当お辛い状況であることは容易に想像がつきます。

ご自身が激痛に襲われる中での進行がんであるという宣告であり、計り知れないショックに襲われ、また、お子さまの将来などを思う時、どんな思いが胸を去来することでしょうか?

その心中は察するにあまりあります。

また、舌の半分を切除し、そこへご自身の皮膚を移植するという大手術を行うとのこと。

僕だったら、そんな大手術は怖くて逃げてしまうかもしれません。
その勇気に敬意を表するとともに、1日も早いご回復をお祈り申し上げます。



かく言う僕も実はがんサバイバーです。

僕には、右手人さし指にできたメラノーマ(皮膚がんの一種。悪性黒色腫とも言います)の切除手術を受けた経験があるのです。

それは2012年のことでした。

その当時、僕の右手人さし指のツメには、崩れかけた渦巻のような奇妙な模様ができていました。

ある日、みのもんたさんの奥さんが皮膚がんで亡くなったというニュースをみていた僕は、ふと、自分のそのツメの渦巻状の模様のことが気になり、心配になったので、東京の田端にある都立駒込病院で診察を受けました。

都立駒込病院は、感染症とがんの専門病院です。

僕は、皮膚腫瘍科の吉野先生という、とても熱心な先生の診察を受けました。

診察の結果、僕のツメの模様はメラノーマである可能性が高いという説明を受けました。

ツメにスジが入ったり、僕のように模様ができたりする場合に、それが悪性のもの(つまり、がん)である場合と良性のものである可能性があり、それぞれの写真を見せてもらいました。

それを見た感じでは、確かに僕のツメは、悪性のものの写真に酷似していました。

ただ、メラノーマは、事前に、細胞を採取して病理検査を行い、がんであるか否かを判定することはできないとの説明でした。

見た目は、悪性の所見があっても、いざ、「メラノーマの切除手術(ツメをその根本の皮膚ごと切除してしまう手術)」を行い、細胞を調べた結果、「良性だった」ということもあり得るとのことで、患者に術後、文句を言われる場合があるのだというお話でした。
ちなみに、一度、この手術を受けたら、ツメは、もう生えてきません。
ツメを作る細胞ごと切除してしまう手術なので。
1回目の診察では、上記のとおり、「悪性の疑い濃厚」との診断でしたが、僕は、その場では手術を受ける決断はできず、3ヶ月後、再度、診察を受けることにして、その日は帰りました。
そして、3ヶ月後、再度、診察を受けました。
その時のツメは3ヶ月前とあまり変化がありませんでした。

なので、吉野先生は、「では、また、3ヶ月後に。。。。。」と言いかけたので、

僕は、

「先生、ここ(駒込病院)は、僕の住んでる川崎からは遠いのです。このまま3ヶ月ごとに通うことは困難です。たとえ結果が良性であっても文句をつけたりはしないので、切除手術を受けたいです」

と申し上げました。
先生は「わかりました」とおっしゃって、「ちょっとお待ち下さい」と言って、何事か、バックヤードでお話をされたあと、手術をしてくださると僕に告げたのでした。

そして、僕は、ツメとその根本の切除手術を受けました。

手術自体は1時間前後だったような記憶があります。

局所麻酔での手術で、体ヘの負担はあまりありませんでした。

それでも、10日ほど入院生活を送りました。

そして、退院後、しばらくして、僕は、吉野先生から、「病理検査の結果、やはり悪性でした」と告げられました。

結果的には、手術をして正解だったことになります。

幸い、僕のメラノーマは、ステージⅠ(初期)でした。

手術後、僕は、3ヶ月に一回、駒込病院に通い診察を受け、年1回はCTによる検査を受けるようになりました。

そして、手術から5年経過した2017年秋の診察で異常なしとされた時、吉野先生から、僕は

「これで山は越えたと考えて頂いてよいかと思います」
と告げられたのでした。


以前の記事で、僕は、「カウンセラーは、相談者さんのお話を共感的理解を持ってお聴きすることが重要であり、その為には、様々な人生経験を積んでいることが望ましい」ということを書きました。

そういう意味では、「がんとの闘病」という経験は、僕にとっては貴重なものであります。

がんにかかってしまった人の不安な気持ちなどが、身に染みてわかっているからです。

このブログの「自己紹介」で書いた通り、僕には、結婚・離婚の経験もあります。
それに加えて、がんとの闘病も経験した訳で、そういう意味では得難い体験ではありました。



最後に。
もしかしたら、がん患者の方が、この記事をお読みになるかもしれないので、書いておきます。
一般に、がんの手術ともなれば、保険適用の範囲の治療であっても、高額な医療費(数十万円)がかかります。
ところが、「限度額適用認定証」というものを予め入手して、病院の窓口で提示すれば、数万円~十数万円程度の負担で済むようになり、格段に安くなります。

なので、がんの手術を受ける時には、「限度額適用認定証」を入手しておくことをおすすめします。
入手方法は、上記リンク先をご参照下さい。区役所などで簡単に入手可能です。


-次回に続く-

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アディクションとカウンセリング

アディクションとは、日本語では「嗜癖」と言われ、依存度の高い悪習慣を指します。

有名なところでは、アルコール依存症や薬物依存症などがあります。

少し前の話ですが、TOKIOの元メンバー山口達也さんがお酒を飲んで酩酊状態となり、女子高生に暴行を働いたという事件がありましたね。
僕は、当時、各種報道から、彼はアルコール依存症の可能性が高いなぁと思っていました。
アルコール依存症に明確な定義はない、つまり、単に飲み過ぎるクセがあったり、毎日必ず飲むといった事実だけでは、アルコール依存症とは言いきれません。

飲酒量や頻度、飲んだ結果、どのような状態になっているのかなど総合的判断のもと、アルコール依存と診断される場合があるのです。

山口達也さんの場合は、焼酎1本を空けていたという酒量、事件当日は酩酊状態になるまで飲んでいたこと、お酒のせいで入院しており、その退院当日に事件を起こしていること、そして何より、お酒のせいで「暴行」という事件を起こしていることは、「社会生活上、重大な支障をきたしている」と言えますから、アルコール依存症と言っても良いのかな?と思った次第です。

もし、そうなら、彼には治療が必要で、医療的サポートが必要です。
今、彼が、どのように過ごされているのか僕は知りませんが、適切なサポートを受けておられることを祈ります。

嗜癖には、アルコール依存だけでなく、過程嗜癖といって、パソコンや買い物に過度にのめり込んでしまうものや、関係嗜癖といって恋愛などに過度にのめり込んでしまうものなどがあります。

性行為に依存してしまう性依存症なんていう嗜癖もあります。

買い物依存の人というのは、単なる浪費癖がある人のことではありません。
買い物に対する欲求が、周囲の家族などからみて、尋常ではなくなっています。

給料日直後に買い物で、給料を使い果たしてしまう、さらにクレジットカードで限度額いっぱいまで買い物して、それでも飽き足らず、リボ払いで更に買い物を続けるといった具合で、足りないお金は家族が援助したりしている例が多いのですが、やがては経済的に破綻してしまいます。

性依存では、短期間に何十人もの人と関係を持ったりします。

僕が接してきた範囲では、こうした嗜癖を抱えた方は、何か、心に物足りなさや寂しさ、悩みごとなどを抱えておられることが多いように思います。

ですから、嗜癖を抱えた方がいらっしゃったら、とにかく、その方のお話をよくお聴きして、心のどこかにぽっかりあいている穴を探してみるようにします。

それが見つかれば、問題解決の糸口なると思うからです。

なお、アルコール依存症は、肝臓その他、内科領域の病気を引き起こしますので、非常に危険です。
薬物依存などの場合もそうですが、そのような場合には、専門の病院で治療を受けることをお勧めします。


-次回に続く-

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tag : アディクション 嗜癖 依存症

ADHDとカウンセリング

たまに僕のところヘ「私は、自分がADHDではないかと心配になりまして」と心配そうな顔をして尋ねてくる方がいらっしゃいます。

ADHDとは、「注意欠陥・多動性障害」のことで、発達障害の一種です。

(話が、ちょっとそれますが、僕は、「発達障害」という呼び方が、あまり好きではありません。「障害」という、「何か欠陥のある人」と決めつけて差別しているような語感が嫌いなのです。確かに、普通の人とはちょっと違うかもしれませんが、それは、「強い個性」ととらえても良いものだと思っていますし、逆に、発達障害の方の中には、常人にはあり得ないような特異な才能を持っている方もいらっしゃいます)

話を元に戻します。

ネットなどで簡単に調べられるようになったせいか、ADHDという病名をご存知の一般の方も多いようで、冒頭のような方がいらっしゃるようです。

ADHDと診断される方の特徴は、「多動」「衝動的」「不注意」の3つです。

「多動」とは、落ち着きが極端にない状態を指します。

「衝動的」とは、そのまんまの意味で、突発的に何かをやろうとしたりします。

「不注意」もそのまんまの意味で、物を紛失しやすかったりします。
ここまで書くと、なぜ冒頭に書いたように「自分がADHDなのではないか」と心配になる方が出てくるのか、おわかり頂けるのではないでしょうか?

落ち着きのない人なんて、ありふれていますし、たまには衝動的に行動することだってあるでしょう。
落とし物をして、物をなくした経験なんて、体験したことのない方の方が少ないのではないでしょうか?
要するに、「多動」「衝動的」「不注意」というだけでは、簡単には判断できないのです。

特に、子どもの場合は、そもそも多動で衝動的、不注意なのが普通ですから、診断にあたっては注意が必要と言われています。


さて、冒頭のように、僕のところヘ「自分はADHDではないか?」と心配そうな顔をした方がいらっしゃったら、どう答えるのか?

結論を先に言うと
「私にはわかりません」
と答えます。

そもそも、診断は医師が行うもので、カウンセラーである僕は行うことはできませんし、そのための教育も受けていません。

僕が「あなたはADHDです」などと言ってはいけないのです。

でも、せっかく訪ねてきてくれた方に、「僕にはわかりません」と一言、言うだけでは申し訳ないので、そういう場合には、取りあえず、その方のお話をよくお聴きした上で、ADHDがどういうものかを説明しています。
たいていの場合、そうやって僕のところへ訪れてきた方はADHDではなさそうだなと、僕は内心感じていることが多いです。

でも前述のとおり、診断という行為は僕はできないので、「心配なら医師の診断を受けてみて下さい」と伝えるようにしています。

たぶん、ADHDに限らず、発達障害全般に、確定した診断は難易度が高いのだろうなと僕は思っています。

一言でADHDと言っても、その程度は、様々で、一般の方とほとんど変わらない方も多いと思うからです。

ただ、僕は、ADHDという診断名がつくかつかないかは、さして重要なことだとは考えていません。

要は、普通の人と変わらずに生活できれば、ADHDであっても、そうでなくても問題はないと考えているからです。
だから、自分がADHDではないかと心配している方に、私がよく聞くのは「あなたがADHDだったとして、今、日常生活に何か支障をきたしていますか?」ということです。


「日常生活(会社生活や家庭生活など)に支障をきたしていないのであれば、ADHDであっても、そうでなくても、問題はないのではありませんか?」と申し上げることにしています。


では、医師にADHDだと既に診断されている方がいらっしゃったら、どうするのか?
その場合にも、とにかく、ご本人のお話しを詳しく伺うことにしています。

カウンセリングでADHDを治療することはできませんが、ADHDの症状により、周囲とうまくなじめなかったり、孤立してしまっている、引きこもり状態になってしまっているなどの問題を抱えているケースがあるので、そういう場合には、カウンセリングが役に立つと思っているからです。

そういう悩みを直接解決できることもあるかもしれませんし、詳しくお話して頂くことで、「傾聴」の効果で、心が少し軽くなることもあるのでは?と僕は思っています。


なお、ネット上には、ADHDの自己診断ができるようなテストが用意されている場合もあるようですが、そういうものを利用する場合には、そのテストの提供元が、本当に信頼できる機関なのかどうか、きちんと見極めてから利用した方がよいと思います。
いい加減なテスト結果に惑わされて右往左往するのは百害あって一利なし、です。

ADHDを疑っている場合には、自己判断せず、医師の診察を受けるようにしましょう、というのが僕の考えです。


-次回に続く-

テーマ : メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

tag : ADHD 発達障害

アダルトチルドレンとカウンセリング

アダルトチルドレン」(以下、「AC」と書きます)と聞いて、ピンとくる方は少ないかもしれません。

ACは、心の病気ではないのですが、それで苦しんでいる方も少なくないので、今日、少し、このブログで触れておきたいと思います。

ACとは、簡単に言うと、機能不全家族に育ったがゆえに、心が、普通の人とは少し異なる成長を遂げてしまい、大人になっても、どこか心に閉塞感、息苦しさ、生きにくさなどの感情を抱えて生きている方のことです。

少し、わかりにくいですよね。

なので、もう少し、わかりやすく説明していきます。

「機能不全家族」とは、簡単にいうと愛情が欠落している家族のことです。
機能不全家族の代表例が虐待のある家庭です。

虐待とは、親が暴力をふるっているというだけでなく、「バカヤロー」とか「このろくでなし!」あるいは「(女の子に向かって)男の子に生まれれば良かったのに」などと暴言をあびせている場合も含まれます。(精神的虐待)

その他、親がアルコール依存や薬物依存である家族、性的虐待のある家族なども機能不全家族に分類されます。

このような機能不全家族に生まれた子供は、多くの場合、親の十分な愛情を受けることができないまま成長してゆくことになります。

子供の成長にとって、親の愛情は必要不可欠なものであり、これが欠けているということは、子供の心の成長に大きな悪影響を及ぼします。

例えば、親の愛情が欲しいがゆえに、親の気に入るようにふるまうことが常態化し、それを何年も続けているうちに、本当の自分の気持ちが自分でもわからなくなってしまったり、自分の素直な感情表現ができなくなってしまったりしている方がいらっしゃるのです。

ACの方は、多くの場合、コミュニケーションを苦手としているようです。

それは、ACの方は、素直な自分を表現することが上手ではないため、心の交流を得にくいということが背景にあるんじゃないかな?と僕は思っています。

「自己開示の返報性」と言いますが、人には、自分に対して心を開いてくれた人には、自分も心を開きたいという心理が働きます。

素直な自分を表現できない、あるいは本当の自分が自分でもよくわからなくなってしまっているACの方は、当然、自己開示がうまくできないので、相手も心を開いてくれないことになり、その結果、コミュニケーションが苦手になっているんじゃないかな~というのが、何人かのACの方に接してきた僕の推測です。


冒頭に「ACは病気ではない」と書きましたが、当方(「カウンセリングルームこころケア」には、長年にわたりACで苦しんでいるという方が時々、いらっしゃいます。
当方にACだとおっしゃる方がいらっしゃった場合には、まずは、どのようなご家庭で育ったのか、詳しくお聴きします。

「虐待」といっても、その態様は千差万別であり、詳しくお話をお聴きしないと、機能不全家族であったのかどうか、わかりません。

詳しくお話をお聴きした上で、ご家庭が機能不全であったか、それに近い状態であったと僕が思ったら、次は簡単な心理テストを受けてもらっています。

しかし、そのテストの結果のみをもってして、その方がACなのかどうかは判断はしません。
このテストでは、他の心の病でも、同様の結果が出ることがあるからです。

テストの結果、ACの傾向が認められれば、取りあえず、「可能性は高い」と考えます。
そして、最後に、「機能不全家族とは何か」「そこで、どのような影響を受けて、どのように成長した方がACと呼ばれるのか」を資料を使って、ご本人に説明します。

その説明を聴いて頂いた上で、ご本人が、「自分はACである」とお考えになる場合に限り、ACの方向けのセラピー(癒し)を僕はご提案しています。

セラピーを提案する時には、その概要と必要となる期間などもご説明しています。
このセラピーを受けて頂くには、少しの間、当方に通ってもらう必要があり、手間も時間もかかるので、慎重に判断を行っているのです。

もし、あなたがACで苦しんでいたり、あるいは、この記事を読んで、「自分はACではないだろうか?」と感じたなら、詳しくお話を伺ってみたいと思いますので、当方まで、気軽にご相談頂ければ幸いです。

ACについては、「こころケア」のHPにも書いてあるので、興味のある方は、是非、そちらも参照して下さい。


-次回に続く-



テーマ : AC(アダルトチルドレン)
ジャンル : 心と身体

tag : アダルトチルドレン

適応障害とカウンセリング

私たちに環境の変化はつきものです。

学校への入学、進学、卒業、就職、転勤、引越し、結婚、離婚など様々です。

そのほとんどの場合、多少、気に入らないことや不都合なことがあっても、うまく馴じんでいくことができます。

しかし、その環境の変化が、その人にとって受け入れ難いものであったりして、どうしても、環境の変化について行けなかった時、「適応障害」と呼ばれる心の病に陥ることがあります。

例えば、「夫在宅ストレス症候群」と呼ばれる妻の病気?があります。

それまで、毎日、会社に通勤していた夫が、定年退職などを契機に、ずっと家にいるようになり、口を開けば「朝飯!」「昼飯!」「晩飯!」「風呂!」などと、1日中奥さんに要求するようになり、奥さんがノイローゼ状態になってしまうというのが、「夫在宅ストレス症候群」ですが、これも適応障害の1種であると考えられます。

その他、例えば、配偶者の浮気なども適応障害の原因となります。
「浮気された」という環境の変化についていけなくて、適応障害となってしまうのです。

適応障害では、うつと同じように、気分が沈みこんでしまったり、不安感でいっぱいになってしまったりします。
また、身体的症状として、腹痛、頭痛、不眠などが現れることもあります。

対処方法としては、なんといってもストレスの元凶となっているものを排除してしまうのが最も効果的です。

そうわかってはいても、例えば、「夫在宅ストレス症候群」の場合に、夫を排除してしまうなどというのは現実的な解決方法とは言えません。

そこで、この場合であれば、夫を排除することの代替案を考えることになります。

それは、個別に状況が異なるので、ここに何が正解だと書くこともできないのですが、例えば、奥さんに、月1回とか週1回、「家事免除の日」を作ってもらってはどうか?などと提案します。
あるいは、奥さんが月1回くらい、温泉などに小旅行に行かれることなんかもいいのではと思います。

このように、適応障害では、とにかく、その方のおかれた環境を改善してあげることが大切です。

だから、適応障害の方がカウンセリングにいらっしゃったら、詳しくお話をお聴きして、適応障害の原因や環境を変える方法を探ったり、提案したりします。

中には、お話を伺っていく過程で、カウンセリングで悩みを打ち明けて頂いただけで、気分が晴れたとおっしゃる方もいらっしゃいます。
適応障害は、ほうっておくと、うつになってしまうとおっしゃる医師もいらっしゃいます。

だから、環境の変化が起こった後、身心の変調を感じたら、早めに医師の診察を受け、適切に対処することが大切です。


-次回に続く-

tag : 適応障害

強迫神経症とカウンセリング

強迫神経症になると現れる症状には、「不潔恐怖」とか「不完全恐怖」があります。

「不潔恐怖」では、例えば、自分の手が汚いと感じて、何回も何回も手を洗う、などの症状がでます。

一概に、1日○回以上手を洗ったら、強迫神経症の不潔恐怖である、といった基準はないようですが、一般的には、手洗いをやめることができず、あかぎれ等を起こしているのに、それでも手を洗い続けたり、仕事を何回も中断して、手を洗わずにはいられないという感じで、日常生活に影響が出てくるようになり、そのことで本人も苦しんでいるようであれば、単なる「きれい好き」で片付けるわけにはいかず、それは病気であり、治療が必要と考えられるのだろうと思います。

「不完全恐怖」では、例えば、外出する際、「カギをかけ忘れていないかな?」と気になり、何回も確認するようになります。

カギのかけ忘れが気になること自体は、誰にでもよくあることであり、それをもってして、ただちに病気だとは言えないのですが、カギのかけ忘れがないか何回も何回も確認せずにはいられなくなり、そのせいで、結局、外出できなくなってしまったり、遅刻してしまうといった具合に、日常生活に支障をきたすようになってくると、やはり、それは病的だということになり、治療が必要だということになります。
僕がお会いした強迫神経症の方は、カギのかけ忘れの他、ガスの消し忘れなんかも気になるとおっしゃっていました。
「もし火事になったらどうしよう?」という考えが頭に浮かんできて(こういうのを「強迫観念」と言います)、確認せずにはいられなくなってしまうとのことでした。
治療としては、抗不安薬の服用で効果がでる場合があります。

僕がお会いしたことのある強迫神経症の方も、「薬のお陰でだいぶ楽になった」とおっしゃっていました。

強迫神経症の方が周囲にいらっしゃったら、無理に、強迫行為(確認行為)を止めさせてはダメです。
そのことにより、別の症状が出たり、パニックを起こしたりすることがあるからです。
強迫神経症の方のお話を詳しく伺ってみると、背景に、ストレス要因が隠れていることもあり、カウンセリングでは、じっくりお話を伺って、何か、病気の原因となっていることはないかを探っていきます。
そして、何か、見つかれば、それを解決するにはどうしたらよいか、相談者さんと一緒に考えてゆきます。
僕は、強迫神経症の方に対して、やったことはありませんが、エクスポージャー法が行われる場合もあるようです。

これは、例えば、「手を洗う」という行為を我慢するということを繰り返してもらい、その成功体験を積むことで、やがて、無理なく手洗いをしなくてもいられるようになる、というものです。

ですが、前述のとおり、強迫行為を無理に止めさせることは、危険を伴いますので、僕には、あまり気が進まない治療法です。


-次回に続く-

tag : 強迫神経症

うつとカウンセリング

「うつ」という心の病を聞いたことがない方は少ないのでは?と思います。

皆様方のイメージ通り、うつになると、ひどく心が落ち込み、沈み込んでしまいます。「不安感」を訴える方もいらっしゃいます。

「希死念慮」と言いますが、あまりにも精神的に苦しいため、自殺願望を持つに至る方もいらっしゃいます。

本人は、仕事なり勉強なりを「やらなければ!」と思っていますが、その一方で、やる気が起きず、体も心も自分の思うように動かないため、気持ちばかりが焦っていることが少なくありません。

特に成人の方の場合は、「このままでは、経済的に破綻する」と考え、病気そのものとは別の悩み・心配を抱えている場合も多いです。


身体的には、不眠、食欲不振、体重の減少、頭痛、胃の不快感、腰痛などがよく見られるようです。

また、「朝、起きられない」という症状が出ることもあり、会社員などの場合、社会生活に支障をきたすこともあります。

その原因は、明確にはなっていませんが、ストレスが関わっていることが多いようです。

ただ、心の病の中では、予後は良い部類に入るようです。
いったん、うつになれば、月単位、年単位の治療が必要となりますが、その多くは、社会復帰できるようです。


うつでは、不眠を伴うことが多いため、生活のリズムが乱れがちです。
このことに関し、医師により指導方法が異なることがあります。

生活のリズムを重視する医師においては、早寝早起きを推奨し、朝もきちんと起きるように指導されるようです。

一方で、そうした生活指導は行わず、自然に任せるという方法をとる医師もいらっしゃいます。
「不眠」とは言いますが、その多くは、「24時間眠れない」のではなく、夜は眠れなくても、昼間には眠気が自然に訪れることも多いのです。
なので、自然に任せる医師は、「眠くないのに、無理に薬を使い、夜に寝る必要はない。昼間、眠気が訪れた時に寝れば良い。」と考えています。

実際、うつにおける不眠はやっかいで、強力な眠剤を使っても、足元がふらついたりするだけで、眠れないということは、よくあるようです。

その一方で、「昼間は自然に眠気が訪れるのだから、薬に頼らなくてもよい」と考える医師もいらっしゃるのです。
「生活のリズを整えたからうつが治った」と考える医師と、「うつが治ったから、生活のリズムも元に戻った」と考える医師がいらっしゃるのです。
どちらがよいのか、医師でない僕は、それを断じる立場にはありません。
ただ、大事なのは、医師の治療を受ける以上、その医師の方針に従うことだと思います。

その上で、病気が一向によくならない、治療方針に納得がいかないなどとという場合には,違う医師の治療を受けてみるのもひとつの手段なのだろうと思います。


さて、うつの方に「頑張って!」と励ましてはいけないということは、多くの方がご存知かと思いますが、その理由はおわかりでしょうか?

そもそも、うつの方は、人一倍頑張り屋さんで、頑張って、頑張って、頑張り過ぎた結果、心と体のエネルギーを使い果たし、うつになってしまったと考えられます。

そんなうつの方に、「頑張って!」と声をかければ、人一倍頑張り屋さんなのですから、残り少ないエネルギーを振り絞って、頑張ろうとしてしまい、よけい病気を悪化させてしまうことがあるので、「頑張って!」と励ましてはいけないと言われています。
そんなうつの方とのカウンセリングですが、まずはご本人のお話をよくお聴きするようにしています。
うつの原因は、ハードワークだけではなく、職場の人間関係や家庭環境も影響している場合もあります。
そうした事情を僕がよく理解することから始めます。

そして、まずは治療が第一だと理解してもらえるよう説明します。
うつの方は、責任感が強い頑張り屋さんが多いので、「仕事上、自分の抜けた穴を仲間が犠牲になり、埋めている。同僚に迷惑をかけてしまい、申し訳ない」などと考えているケースも多いのです。

そういう方は、職場復帰に焦りを感じているケースが多いものです。しかし、治癒しないまま職場復帰すれば、ご本人が再度辛いめにあうのはもちろんのこと、病気の再発も可能性が高まります。

ですから、そうした気持ちに寄り添いながらも、まずは心と体の健康を取り戻すことが第一だということをわかってもらい、仕事の穴を埋めてくれた同僚への「恩返し」は、健康を取り戻せばいくらでも可能だということを理解してもらえるようにします。

また、うつに伴い、経済的な不安や雇用に関する不安を抱えていたりすることもあるので、その気持ちに寄り添うとともに、具体的な方策を僕が知っている場合には、それもお伝えするようにしています。

最後に、うつの治療には軽い運動が不可欠と考えられていることを書き添えておきます。
医師によっては、抗うつ薬は必要なく、軽い運動をすれば良いとする医師も存在するそうです。
もし、あなたがうつであるならば、主治医に、運動について相談してみてください。
一般的には、30分~60分の散歩、水泳などが良いようですので、主治医と相談の上、生活に取り入れると良いと思います。


-次回に続く-

統合失調症とカウンセリング2

今日は「うつとカウンセリング」について書こうと思っていましたが、統合失調症について、もう少し書きたいことがあるので、今日、昨日の続きとして「統合失調症とカウンセリング2」を書きます。

統合失調症の陽性症状として、幻聴、幻視などがあることは昨日書きました。

近年、統合失調症の中では幻聴を伴うものが増えているそうです。

この「幻聴」ですが、漢字では、「幻聴」と書くものの、ご本人には、まぎれもなく「聞こえて」います。

まわりの人には聞こえませんが、本人には聞こえているのです。

その内容は、その方が受けたストレスが影響することが多いそうです。

会社でストレスを抱えていた方は「会社を辞めろ」などという幻聴が聞こえることが多いそうです。

そして、この幻聴と会話していたりします。

この時、まわりには何も聞こえませんから、はたからみると、本人が、誰もいない空間に向かって話しかけているように感じられ、奇異な印象を受けることと思います。

でも、本人には聞こえているのですから、奇異の目でみたり、「何も聞こえないよ」などと言って、本人のことを否定しないでほしいと思います。

そうかと言って、「僕にも聞こえるよ」などとウソをついて、無理に話をあわせる必要もありません。

ウソをついても、辻褄が合わなくなり、すぐばれるので、かえって本人から、うそつきだという不信感を持たれる結果となります。

だから、「君には、そう聞こえているんだね。でも僕には聞こえないんだよ」という感じで、本人の言っていることに理解を示しつつ、正直に対応することが大切です。

あなたのまわりに統合失調症で幻聴を聞いていたり、幻視をみている人がいたら、今日のこの記事を参考にしてほしいと思います。

-次回は「うつとカウンセリング」について書きたいと思います。-

統合失調症とカウンセリング

今日から何回かにわけて、心の病とカウンセリングについて書きたいと思います。

カウンセリングルームは、医療機関ではありませんが、人の「心」に寄り添うことを仕事としているため、心の病を抱えた方がいらっしゃることが少なくありません。

心の病気は、包帯をしている訳でもなく、熱が出たりする訳でもないので、外見上は、病気であることが周囲には分かりづらく、「単なる怠け者」などと偏見の目で見られてしまい、それが原因でお悩みを抱えていらっしゃる方も存在するのです。

僕のカウンセリングルーム「こころケア」にも、心の病を抱えた方が、多数お越しになります。

そんな心の病の中で、今日は統合失調症カウンセリングについて書きたいと思います。

統合失調症は、一昔前まで「精神分裂病」と呼ばれ、いったん発症すると精神病院に入院となり、一生治らない病気というイメージのあった病気です。

確かに予後の悪い病気ではありますが、薬の進歩により、近年では社会復帰する方も増えており、約半数は社会復帰を果たすようになってきているようです。

なので、たとえ医師から統合失調症と診断されても絶望せず、正しく病気と向き合うことが必要です。

統合失調症の原因はよくわかっておらず、元々なりやすい素因をもった方が、ストレスなどをきっかけに発症するというのが、近年有力な説となっているようです。
統合失調症には、陽性症状と陰性症状があります。

陽性症状といっても、「陽気」という意味ではなく、妄想や幻聴、幻視、突然興奮して叫ぶ、などの症状のことを言います。

陰性症状とは、感情鈍麻(感情に乏しくなってしまう)、思考の貧困化、周囲への無関心などの症状のことを言います。

治療の基本は薬物療法が基本となりますが、例えば、陰性症状により、無気力状態となり、仕事や勉強をすることができなくなっているのに、周囲からは「怠け者」の烙印を押されてしまい、悩み、カウンセリングを受けにいらっしゃる方もいらっしゃいます。
そのような場合、僕は、その方の心に寄り添い、お話をお聴きすると同時に、できる範囲の社会的支援を行っています。

周囲から偏見の目で見られていたりする場合、自分を理解してくれる人がいるというだけで、少しほっとするケースもあるようです。
また、家族が「怠け者」などとおっしゃっている場合には、病気が原因ゆえ、怠けているのではなく、やりたくてもできなくなっているのだということを説明します。

また、当方では、ご希望により、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)を受けられる施設の紹介を行ったり、障害を抱えた方がOAスキルを学べる学校を紹介するなどして、ご本人の支援も行います。

統合失調症という病気そのものをカウンセリングで治すことはできませんが、その病が原因で、対人関係がうまくいかなくて悩んでいたり、周囲から怠け者の烙印を押されて悩んでいたりする場合には、カウンセリングで、その方のお力になれる部分があると僕は思っています。

あなたが統合失調症でお悩みであったり、あなたの周囲に統合失調症の方がいらっしゃって、何か悩みごとがある場合には、お気軽にご連絡下さい。
その時の状況により、できる範囲でご相談に応じます。
カウンセリングを行う場合は料金を頂いておりますが、簡単なご相談なら無料でご対応致します。

次回は、うつとカウンセリングについて書きたいと思います。


-次回に続く-

tag : 統合失調症 カウンセリング

PayPayでのお支払いが可能となりました。

今日の記事は、記事というよりは、お知らせに近い感じですが、ご容赦下さい。

本日より、僕のカウンセリングルーム「こころケア」でのカウンセリング料のお支払いに、PayPayがご利用頂けるようになりました。

なぜ、PayPayをご利用頂けるようにしたかというと、PayPayでは、「100億円キャンペーン第2弾」と称し、PayPay利用者に対して、最大20%のPayPay残高付与を、2019年2月12日~2019年5月31日まで行うとの情報があったからです。

(ポイント付与が5月31日以前に100億円に達した場合、早期終了するらしいです。詳しくは、PayPayのサイトをご覧下さい)


20%の残高付与というと、当方のカウンセリング料は1回1時間3,000円なので、実質2,400円でご利用頂けることになります。

カウンセリングルームのようなところは、本来、価格競争を行うより、カウンセリングの「質」を重視すべきだとは思いますが、当方をご利用下さる方には、やはり、お得な話だと思いましたので、PayPayの加盟店となりました。

一応、審査があるので、うちのように、小さな店は、審査で落ちるのかなぁ?と思っていましたが、あまり規模の大小は関係ないようで、無事、審査を通過したのでした。

なので、当方をご利用の方には、ご希望により、PayPayのご利用をご検討頂ければ幸いです。


-次回に続く-

tag : PayPay

認知行動療法について

認知行動療法とは、人の行動と認知(考え)の問題に焦点を当てて、問題の解決を目指す治療方法のことを言います。

って言ってもこれだけじゃ何のことやら、普通はわからないですよね。
一口に認知行動療法と言っても、色々な治療があります。

ここでは、例としてPTSD(心的外傷後ストレス障害)におけるエクスポージャー法を一例として挙げます。

PTSDとは、過去にショッキングな体験(例えば、戦争や大災害、性犯罪などです)をしたことで、心にキズ(トラウマと言います)ができてしまい、精神的な障害(不眠、悪夢をみるなど)を引き起こす心の病気のことです。

このPTSDの治療に認知行動療法の一つであるエクスポージャー法が用いられることがあります。

エクスポージャー法とは、その人にとって問題となっている「刺激」に対して、徐々に慣らしていくことで、最終的に、その「刺激」を乗り越えられるようにする治療方法のことです。

例えば、自動車事故に遭遇してPTSDを患った人がいるとします。

状況にもよりけりですが、このような場合にエクスポージャー法が用いられることがあるのです。

この例のような場合、例えば、以下のようにして、「自動車」という刺激に慣れていってもらいます。

第一ステップ:自動車の写真をみる
第二ステップ:駐車場に行き、自動車に触ってみる
第三ステップ:家族や友人などの運転する自動車に乗せてもらう
第四ステップ:自分で自動車を運転してみる
第五ステップ:自分で運転して、事故現場付近を走ってみる

こんな感じで「自動車」という刺激に徐々に慣れていき、最終的には、自動車が怖くなくなることを目指します。


注)ここでは、話をわかりやすくするために、エクスポージャ法の例を書きましたが、これは、今、僕が思い付くままに、あくまで説明用に書いたものですから、もし、あなたが自動車のPTSDであったとしても、真似はしないでください。


このようなエクスポージャー法は、認知行動療法の一種です。

その他、発達障害におけるフラッシュバックの治療法であるEMDRなども認知行動療法です。


で、近年、カウンセリングルームの中でも、この認知行動療法をうたっているところを見かけるのですが、僕的には?です。


認知行動療法は治療法の一種である訳ですが、カウンセリングルームにいらっしゃる方のうち、どれだけの方が、こうした治療法を希望しているものでしょうか?

僕の経験では、そういう方よりも、まずは、「自分の悩みを聴いて欲しい。自分の心に寄り添って欲しい」という方の方が圧倒的に多いような気がします。

なので、僕のカウンセリングルーム「こころケア」では、認知行動療法ではなく、来談者中心療法を基本としています。
もちろん、ケースによっては、エクスポージャー法などを検討することもあるのですが、それは、どちらかというと、例外です。


-次回に続く-


tag : 認知行動療法 カウンセリング技法 カウンセリング

来談者中心療法について

僕のカウンセリングルーム「こころケア」で採用しているカウンセリング技法は「来談者中心療法」というカウンセリング技法です。

来談者中心療法では、相談者さんのお話を「傾聴」することに重点をおきます。

カウンセリングにおける「傾聴」とは、単に、お話をお聞きするだけのことではありません。

相談者さんのお話を「共感的理解」をもってお聴きするのです。

「共感的理解をもって聴く」とは、相談者さんの立場に立ち、相談者さんの気持ちに同化して、その方のお話を、あたかも僕自身に起こった出来であるかのように、お聴きすることです。

中途半端にカウンセリングの知識を持っている方の中には、来談者中心療法を「ただ話を聞くだけ」とおっしゃる方がいますが、そうではありません。

ただ「聞く」のではなく、共感的理解をもって「聴く」のです。

そこには、テクニックも存在します。

相談者さんが気持ちよくお話ができるようにするテクニックがあるのです。

でも、それをここで書いてしまうと、手品の種明かしを先に行ってしまうようなもので、実際のカウンセリングに支障をきたしますので、ここでは書きません。

どうしても気になる方は、ググってお調べ頂くか、当方までメールを下さい。
個別のお問い合わせには応じます。


そして、もうひとつ、重要なことがあります。

それは、相談者さんの気持ちを「共感的に理解する」ためには、カウンセラーが、それ相応の人生経験を積んでいる必要があります。

「結婚したことのないカウンセラーに、その喜びを理解できますか?」
「離婚したことのないカウンセラーに、その悲しみ、やるせなさを理解できますか?」
「失業したことのないカウンセラーに、その不安感や怒りを理解できますか?」

つまり、そういうことです。

しかし、人の人生は、人それぞれで、全く同じものは存在しません。
日本人1億人の人生は1億通りの人生パターンがあるのです。

それを全て体験することは不可能です。

なので、著名なカウンセラーの先生の本を読むと、「読書」することを推奨されていることがあります。

これは、読書によって、人の人生を擬似体験すべし、ということです。
本だけでなく、映画なども良い体験になると思います。
自分とは異なる人生、自分とは異なる価値観を学ぶことも、カウンセラーにとって、とても大事なことなのだと思います。


僕がカウンセラーになって3年ですが、カウンセラーにとっては、人生において無駄な体験は、ほとんどないと感じています。

対人関係の問題、経済的な問題、身体的または精神的な病いの問題など、人々に発生する悩みは様々なので、ふだんの何気ない体験が、後日、相談者さんのお話をお聞きした時に、

「なるほど。この人が悩んでいるのは、あの時の僕の~という経験と似てるなぁ」

という感じで、役に立つのです。


という訳で、「来談者中心療法」が、「ただ聞いてるだけ」というものではないことが、ご理解頂けましたでしょうか?
ここまでご理解頂いたところで、最近よく聞く「認知行動療法」について、僕の考えを書きたいと思いますが、長くなってきましたので、それは、また次回。

-次回に続く-

tag : 来談者中心療法 カウンセリング カウンセリング技法

カウンセリング料の設定

カウンセリングルームを開設し、カウンセリングを生業としていくならば、カウンセリング料金を設定しなければなりません。

僕もカウンセリング料を設定しなければなりませんでした。

なんとなく、「高い」ものだという感覚はもっていましたが、具体的にいくらくらいなのかは、実は、僕は開業直前まで知りませんでした。

今考えると、実に無計画に自営業へと突っ走ってしまっていたのだなぁと感じます。

普通は、会社を辞める前に、事業計画を立てて実行しいくものですよね?
なのに、その基礎となる料金設定すら行っていなかったのですから、お粗末な話です。(恥)


そんな感じでしたが、僕も、開業直前には、カウンセリング料金の設定を行いました。

まず、世間相場がどうなっているのかを知らなければならないと考え、ネットで、いくつかのカウンセリングルームの料金を調べてみました。

すると、予想以上に高い価格設定を行っているカウンセリングルームが多かったです。

だいたい、1回50分で8,000円~10,000円くらいが世間相場のようでした。

それに対して、僕は、自分のカウンセリングルーム「こころケア」のカウンセリング料を1回1時間3,000円としました。

ちなみに、当方は零細企業で消費税の対象外ですので、消費税も発生しません。

自分としては、かなり安くしたつもりです。

安くし過ぎて、せめて4,000円にしておけば良かったかなぁと思うこともあります。

でも、安くしたのには、理由があるのです。

僕は、カウンセラーとなった以上は、少しでも多くの方のカウンセリングを行いたいと考えていました。

「薄利多売」の道を選んだとも言えます。

楽をしたいのなら、単価は高くして、少ない回数で、売上を確保した方がよいでしょう。

でも、僕は、たくさん、カウンセリングの経験を積みたかったのです。

少しでも多く実戦経験を積んで、カウンセラーとしての腕をみがきたいと考えていました。

だから、あえて薄利多売の道を選びました。

この先、僕のカウンセラーとしての腕前が上がり、宣伝広告せずとも顧客が集まってくるようになり、顧客数が自分の限界を超えるようになったら、値上げするかもしれません。
ですが、それには、どんなに早くてもあと何年かはかかると思います。
僕がカウンセリング料金を安く設定できたことには、他にも理由があります。

普通、カウンセリングルームを運営していくには、以下のようなコストが発生すると思います。

・人件費
・家賃
・宣伝広告費
これらを勘案すると、もしかすると、カウンセリングルームというのは、前述の世間相場くらいの料金設定にしないと立ちゆかないのかもしれません。

しかし、僕のカウンセリングルームは、ちょっと事情が違います。

まず、僕一人で経営しているので、人件費はかかりません。
売上は全て僕のものです(笑)

次に家賃ですが、自宅で開業したため、これも発生しません。

最後に宣伝広告費ですが、これは僕のルームでも発生します。
しかし、逆の言い方をすると、僕のルームでかかる費用は、この宣伝広告費くらいなのです。

このようなコスト構造ゆえ、僕のルームでは、格安の料金設定が可能となっているのです。

加えて、もう一つ、他のカウンセリングルームと異なる事情をあげるなら、独身の僕には、養うべき子供も奥さんもいないというところがあげられると思います。

高齢の母に毎月お金は渡してますが、基本的には、自分一人が生きていければ良いのです。

あまり、ガツガツしなくても、生活していけるのです。

そんなこんなで、僕のカウンセリングルーム「こころケア」の料金は、1回1時間3,000円となっています。


-次回に続く-

tag : 開業 カウンセリング料設定

開業-2-

前回、僕が、カウンセラーの資格を取ったことを書きましたが、同じ頃、店舗の改装を行いました。

まずは父の遺品を処分しました。
晩年は、ほとんど自分の物は買わなかった父ではありましたが、それでも大量に遺品があり、処分するのに5~6万円くらいかかりました。

で、遺品を処分した後、壁紙の貼り替えを行いました。

この時、プロのデザイナーである僕の妹が全面的に協力してくれました。
「協力してくれた」というのは、あまり正確ではなくて、全面的に妹とその旦那が作業してくれました。

僕は手先が不器用なので、壁紙を貼ったり、ペンキを塗ったり、といった作業は、超苦手です。

それを妹夫婦が全部やってくれたのです。

壁紙の購入・手配から、貼り替えまで全部やってくれたのです。

お陰で、本来なら50万円~100万円くらいはかかるであろう改装費用は、20万円くらいで済みました。

こうして、「資格取得」と「店舗改装」を行った僕は、2016年7月に、カウンセリングルーム「こころケア」をオープンしました。

写真は、「こころケア」の内装です。

inside_the_room1.jpg



before・afterがないのが残念ですが、内装は、いい感じに、しかも格安に仕上がったと思います。
ちなみに「こころケア」という名称も妹が考えてくれたものです。

当初、僕は「平間カウンセル」にしようと思っていたのですが、「こころケア」の方が断然良いネーミングですよね。

妹のセンスの良さには脱帽です。


このようにして、僕は、カウンセラーの道を歩み始めたのでした。


-次回に続く-

tag : 開業

自己紹介-開業前-

僕の家は、3階建ての店舗付き住宅です。

僕が退職した頃までは、1階の店舗で父親が自営業を営んでいました。

しかし、その父は、僕が富士通を退職した年に、がんで亡くなりました。

そのため、我が家の1階店舗は、空き店舗となっていました。

で、この空き店舗は、ちょっと変わった作りで、トイレ等がなかったりして、他人には貸出できない店舗でありました。

そのため、僕は、「この空き店舗で何か商売ができないかなぁ?」考えていましたが、当初、いい案がなくて、この空き店舗は放置状態となっていました。


広さは20㎡くらいですから、コンビニをやるには狭過ぎますし、父親が営んでいたクリーニング業は、この地域で過当競争状態となっており、得策ではないように思われました。

そうしている内に、ある日、ひらめいたのです。

「そうだ。ここでカウンセリングルームを開こう」と。
カウンセリングルームなら、十分な広さですし、大学時代、心理学を学び、面白い学問だと思っていましたし、成績も「優」を頂いていましたので、良い案のように思われました。

しかし、大学時代に、心理学を学んだといっても、何の資格も持っておりませんでしたので、まず、勉強して資格を取り、お客さんに信頼されるようにならなければならないと考えました。

何の専門教育も受けていない無資格のカウンセラーに、悩み話を聞いて貰おうなどという人は、まずいないでしょうから。

そこで、ネットで、通信教育でカウンセリング関連の勉強ができる所を探して、僕は勉強を始めました。

その時、以下のような内容を学びました。

①心理学基礎概論
②カウンセリング理論
③カウンセリング実践事例
④精神医学の基礎知識
⑤交流分析・論理療法
⑥認知療法・認知行動療法
⑦フォーカシング・内観療法
⑧ソリューション・フォーキャストアプローチ
⑨芸術療法
そして、JADP(日本能力開発推進協会)にて資格試験を受け、合格。「メンタル心理カウンセラー」という資格と、それよりワンランク上の「上級心理カウンセラー」の資格を取得したのでした。

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jyoukyu.jpg



資格を取得した僕は、一階店舗をクリーニング屋からカウンセリングルームに改装する作業に着手しました。

この時、プロのデザイナーである妹の絶大な協力があったのですが、その話は、また次回。

tag : 自己紹介 開業

プロフィール

「こころケア」カウンセラー平山靖高

Author:「こころケア」カウンセラー平山靖高
神奈川県川崎市中原区でカウンセラーをやってる平山靖高といいます。
1960年代の生れで、1980年代に早稲田大学を卒業後、富士通に就職。2014年に富士通を退職し、2年間バイトをしながら、カンセリングや心理学を学び、2016年7月にカウンセリングルーム「こころケア」を開業し、現在に至る。
離婚経験があり、現在は独身。ちなみに子供はいません。
詳しい自己紹介をブログ本文に載せているので、是非ご参照下さい。


ビール,音楽(最近のお気に入りは米津玄師のLemon),韓国旅行が好きです。

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