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「白い巨塔」を見て思うこと

ここのところ、フジテレビで「白い巨塔」の再放送を録画して、毎日観ています。
何回かテレビ化されているようですが、今放送されているものは、2003年頃放送されたものです。
財前医師は唐沢寿明、里見医師は江口洋介、柳原原医師は伊藤英明が演じています。
17年前のドラマだけに、みんな若い!
伊藤英明なんか「小僧」って感じです。今、見ると。
その後、彼は海猿になり、今はお坊さんですね(笑)

このドラマに描かれているような「あれほど極端な悪い医師(財前)」も「あれほど極端な善人の医師(里見)」も実際には存在しないのだろうと思いますが、まぁ、それは、ドラマだから、ということなのでしょうね。

ちなみに、僕の父には、口腔ガンを口内炎と誤診された経験があります。
町で評判のやぶ医者だったそうですが、「口内炎」と診断されて、治療を続けるも全く治らなかったのです。
で、どういう経緯だったのかは、もう今となってはわかりませんが、その後、大きな病院で検査した結果、がんだと判明したのでした。

僕自身も町医者の誤診を経験しています。
もう10年以上前のことですが、爪に黒い筋ができたので、町の皮膚科の医師に見てもらったところ「大丈夫。心配ない」と言われたのです。
ですが、その数年後、「都立駒込病院」の皮膚がんの専門医に見てもらったところ「悪性の可能性が高い」と言われ、手術を受けました。
術後、切除部位の細胞を検査した結果、メラノーマ(皮膚がん)だったことがわかりました。

僕が言いたいのは「町の医師を信頼してはいけない」ということではありません。

僕の父の例で言うなら、口内炎の治療をしてみて、効果がみられないような時に「なぜだろう?」と疑問に感じないような医師は信頼できないのでは?ということです。

毎日、毎日、平凡な口内炎ばかり見続けている医師が、たまたま100件に1回だか1000件に1回だかのがんを口内炎だと考えてしまったって、おかしくはないと思います。
でも、自分で治療してみて、何も改善しないのであれば、「もしかしたら?」と考え、患者に、キチンと伝えるべきだと思います。
「自分にはわからないから、大きな病院に行きなさい」と。

僕の父の件は仮に僕が医師を訴えたとしても、たぶん勝てなかっただろうとは思っていますが、

「それは患者自身がセカンド・オピニオンを求めなかったのが悪い」

なんて考えないで頂きたいと思っています。



ほくろとメラノーマ

昨日、僕は、都立駒込病院へ行ってきました。

7年前に手術したメラノーマ(悪性黒色腫=皮膚がんの一種)の術後検診で、今も3ヶ月に一回、通っているのです。

今回は、気になるほくろがひとつあったので、ついでに見てもらいました。

そしたら「大丈夫です。これはほくろです」とのことで、安心しました。

一般に、メラノーマとほくろは、よく似ており、素人では区別がつきません。

ネットで検索すれば、メラノーマの写真は出てきますが、よくわかりませんし、むしろ素人が判断するのは適切ではないと思います。

メラノーマなのに素人判断でほくろだと決め込んでしまうのは、当然危険ですし、逆に単なるほくろをメラノーマでは?とおびえ続けるのも精神衛生上、よろしくありません。

見慣れないほくろができて、気になるのであれば、専門医にみてもらうのがベストだと思います。

僕のメラノーマは、最初、近所の皮膚科でみてもらい、その医師から「大丈夫!」と言われたのですが、後日、都立駒込病院でみてもらったら、メラノーマである疑いが濃厚と言われ、手術後の病理検査で悪性(メラノーマ)と判明したことがあるのです。

このように、医師ですら間違うことがあるのですから、素人判断は危険です。

疑わしきは、専門医にみてもらいましょう。

がんという病気

タレントの堀ちえみさんが、今日、自身がステージⅣの舌がんであることを公表しましたね。

ステージⅣですから、進行がんであり、心身ともに相当お辛い状況であることは容易に想像がつきます。

ご自身が激痛に襲われる中での進行がんであるという宣告であり、計り知れないショックに襲われ、また、お子さまの将来などを思う時、どんな思いが胸を去来することでしょうか?

その心中は察するにあまりあります。

また、舌の半分を切除し、そこへご自身の皮膚を移植するという大手術を行うとのこと。

僕だったら、そんな大手術は怖くて逃げてしまうかもしれません。
その勇気に敬意を表するとともに、1日も早いご回復をお祈り申し上げます。



かく言う僕も実はがんサバイバーです。

僕には、右手人さし指にできたメラノーマ(皮膚がんの一種。悪性黒色腫とも言います)の切除手術を受けた経験があるのです。

それは2012年のことでした。

その当時、僕の右手人さし指のツメには、崩れかけた渦巻のような奇妙な模様ができていました。

ある日、みのもんたさんの奥さんが皮膚がんで亡くなったというニュースをみていた僕は、ふと、自分のそのツメの渦巻状の模様のことが気になり、心配になったので、東京の田端にある都立駒込病院で診察を受けました。

都立駒込病院は、感染症とがんの専門病院です。

僕は、皮膚腫瘍科の吉野先生という、とても熱心な先生の診察を受けました。

診察の結果、僕のツメの模様はメラノーマである可能性が高いという説明を受けました。

ツメにスジが入ったり、僕のように模様ができたりする場合に、それが悪性のもの(つまり、がん)である場合と良性のものである可能性があり、それぞれの写真を見せてもらいました。

それを見た感じでは、確かに僕のツメは、悪性のものの写真に酷似していました。

ただ、メラノーマは、事前に、細胞を採取して病理検査を行い、がんであるか否かを判定することはできないとの説明でした。

見た目は、悪性の所見があっても、いざ、「メラノーマの切除手術(ツメをその根本の皮膚ごと切除してしまう手術)」を行い、細胞を調べた結果、「良性だった」ということもあり得るとのことで、患者に術後、文句を言われる場合があるのだというお話でした。
ちなみに、一度、この手術を受けたら、ツメは、もう生えてきません。
ツメを作る細胞ごと切除してしまう手術なので。
1回目の診察では、上記のとおり、「悪性の疑い濃厚」との診断でしたが、僕は、その場では手術を受ける決断はできず、3ヶ月後、再度、診察を受けることにして、その日は帰りました。
そして、3ヶ月後、再度、診察を受けました。
その時のツメは3ヶ月前とあまり変化がありませんでした。

なので、吉野先生は、「では、また、3ヶ月後に。。。。。」と言いかけたので、

僕は、

「先生、ここ(駒込病院)は、僕の住んでる川崎からは遠いのです。このまま3ヶ月ごとに通うことは困難です。たとえ結果が良性であっても文句をつけたりはしないので、切除手術を受けたいです」

と申し上げました。
先生は「わかりました」とおっしゃって、「ちょっとお待ち下さい」と言って、何事か、バックヤードでお話をされたあと、手術をしてくださると僕に告げたのでした。

そして、僕は、ツメとその根本の切除手術を受けました。

手術自体は1時間前後だったような記憶があります。

局所麻酔での手術で、体ヘの負担はあまりありませんでした。

それでも、10日ほど入院生活を送りました。

そして、退院後、しばらくして、僕は、吉野先生から、「病理検査の結果、やはり悪性でした」と告げられました。

結果的には、手術をして正解だったことになります。

幸い、僕のメラノーマは、ステージⅠ(初期)でした。

手術後、僕は、3ヶ月に一回、駒込病院に通い診察を受け、年1回はCTによる検査を受けるようになりました。

そして、手術から5年経過した2017年秋の診察で異常なしとされた時、吉野先生から、僕は

「これで山は越えたと考えて頂いてよいかと思います」
と告げられたのでした。


以前の記事で、僕は、「カウンセラーは、相談者さんのお話を共感的理解を持ってお聴きすることが重要であり、その為には、様々な人生経験を積んでいることが望ましい」ということを書きました。

そういう意味では、「がんとの闘病」という経験は、僕にとっては貴重なものであります。

がんにかかってしまった人の不安な気持ちなどが、身に染みてわかっているからです。

このブログの「自己紹介」で書いた通り、僕には、結婚・離婚の経験もあります。
それに加えて、がんとの闘病も経験した訳で、そういう意味では得難い体験ではありました。



最後に。
もしかしたら、がん患者の方が、この記事をお読みになるかもしれないので、書いておきます。
一般に、がんの手術ともなれば、保険適用の範囲の治療であっても、高額な医療費(数十万円)がかかります。
ところが、「限度額適用認定証」というものを予め入手して、病院の窓口で提示すれば、数万円~十数万円程度の負担で済むようになり、格段に安くなります。

なので、がんの手術を受ける時には、「限度額適用認定証」を入手しておくことをおすすめします。
入手方法は、上記リンク先をご参照下さい。区役所などで簡単に入手可能です。


-次回に続く-

テーマ :
ジャンル : 心と身体

プロフィール

「こころケア」カウンセラー平山靖高

Author:「こころケア」カウンセラー平山靖高
神奈川県川崎市中原区でカウンセラーをやってる平山靖高といいます。
1960年代の生れで、1980年代に早稲田大学を卒業後、富士通に就職。2014年に富士通を退職し、2年間バイトをしながら、カンセリングや心理学を学び、2016年7月にカウンセリングルーム「こころケア」を開業し、現在に至る。
離婚経験があり、現在は独身。ちなみに子供はいません。
詳しい自己紹介をブログ本文に載せているので、是非ご参照下さい。


ビール,音楽(最近のお気に入りは米津玄師のLemon),韓国旅行が好きです。

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