カウンセラーの職業倫理-個人情報保護-

最近、「アポ電」と言われる電話が入り、その家に現金があるかどうかなどを聞き出した後、強盗に入るという犯罪が立て続けに起こりましたね。

こうした犯罪は許せないものでありますが、そもそも犯罪者に電話番号が知られていなければ起きない事件でもあります。

こうしたことを例に挙げるまでもなく、個人情報の適切な管理・運用は、それを預かる者にとっては、非常に重要な課題です。

僕も体験したことがあるのですが、ある企業から、僕の個人情報が漏れてしまったことがあります。

その企業から謝罪の書面を頂いた後、しばらくして、聞いたことのない会社から、身に覚えのない架空請求が届きました。

当然、無視しましたが、このように、個人情報が漏れると犯罪に悪用されてしまいます。

僕のカウンセリングルーム「こころケア」 においても、その運営のため、利用者さんの個人情報を教えて頂く必要があるため、カウンセリングに関係のないことには利用しない旨ご説明の上、個人情報の提示をお願いしていますが、その運用・管理は厳格に行っています。

当方でお知らせ頂いている個人情報とその利用目的は以下のとおりです。

・お名前(利用目的:個人の識別)
・住所 (利用目的:税務関連処理、領収書の送付など)
・年齢 (利用目的:カウンセリングを行う上で最低限必要な情報です)
・メールアドレス(利用目的:カウンセリング日時の調整、あるいはメールによるカウンセリングを行うため等)
・電話番号
(利用目的:カウンセリング日時の調整ならびに、ご利用料金お支払いのお願いその他必要となる連絡事項の伝達)

これらの個人情報については、氏名と住所については、税務関連処理に必要なため、電子的に保存しておりますが、その他につきましては、漏えいリスク管理の観点より電子的には保存しておりません。

また、これらの個人情報につきましては、カウンセリング記録と同じく、最後のカウンセリングから1年を経過した方のものについては、シュレッダーにて裁断した後、廃却処理しております。

また、個人情報の利用にあたっては、本来の利用目的を逸脱した利用は行わないこととしています。

ですから、当方から、カウンセリングの勧誘を行ったり、年賀状、暑中見舞い等を送付するなどの行為は行っておりません。

但し、当方が必要と判断した場合には、カウンセリングのアフターフォローのため、ご連絡を差し上げることがあります。
この「当方が必要と判断した場合」には、例えば「売上を増やしたい」というような商業的な理由は一切含まれません。
僕のカウンセラーとしての経験上、その方には、今、どうしてもカウンセリングが必要だと考えた場合のみご連絡します。
これは、滅多にあることではありません。

個人情報の適切な管理・運用は社会的にも重要事項であると考えられることから、今後も厳格に行っていく所存です。

-次回に続く-

テーマ : メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

tag : 職業倫理

カウンセラーの職業倫理-専門家としての能力向上-

多くの職業でそうであるように、カウンセラーにも職業倫理というものがあります。

中でも重要なのは、以下の3つであると思われます。

・専門家としての能力向上の責任
・二重関係(多重関係とも言います)の禁止
・守秘義務の厳守

今日は、このうち一つ目の「専門家としての能力向上の責任」について書きたいと思います。
どんな職業でもそうかもしれませんが、カウンセラーの仕事をしているとスキルに上限なんてないんだということを思い知らされます。
相談者さんに気持ちよく話してもらえるような「傾聴」に関する技法や様々な心の病に関する知識や対処方法、相談者さんの話を共感的に理解するための人生経験など、学ぶべきことはたくさんあります。
中でも縁が深いのは、臨床心理学、各種心理学、カウンセリング技法などでしょうか。

とにかく、どんな知識であれ、無駄になることはないと思って、色々と学ぶべきです。
例えば、心の病である「○○症」を抱えた方は、カウンセラーである僕は、当然「○○症」のことは知っているという前提でお話になります。

カウンセリングというのは生き物であるかのようなところがあって、その「○○症」についてタイムリーにあいずちがうてたりしないと、そのカウンセリング自体が「死んで」しまうことがあるのです。
その時になって初めて「○○症」という病名を聞き、カウンセリングが終わってから調べるというのでは、プロとして失格なのです。

必要な知識は、病気の知識とは限りません。
昨年、サッカーのWカップが開かれ、ドイツ代表のエシル選手をめぐり人種差別の問題があったことをご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、これは、決して遠い外国の話ではなく、白人の恋人を持つ日本人にとっては非常に身近で切実な問題であったりします。
相談者が、そのエシル選手のことを引きあいに出して、異国の恋人を持ったがゆえの自身の悩みを打ち明けた時、僕がエシル選手の話を知らなければ、相談者はがっかりしてしまうようなことがあるのです。
だから、お堅い学問の知識はもちろんですが、幅広く様々な知識を身につけ、ひとつでも、自分の「引き出し」を増やしておくことは、とても大事なのです。

仮にも、僕たちはお金を払ってもらい、相談者さんのお話を「お聴き」しているのです。

プロとして、「能力向上の責任」は重要であることは、おわかり頂けるかと思います。
僕も、昨年は20~30冊の本を読んで勉強しましたし、これは今後も続けていこうと思っています。


-次回に続く-

tag : カウンセラー 職業倫理

プロフィール

「こころケア」カウンセラー平山靖高

Author:「こころケア」カウンセラー平山靖高
神奈川県川崎市中原区でカウンセラーをやってる平山靖高といいます。
1960年代の生れで、1980年代に早稲田大学を卒業後、富士通に就職。2014年に富士通を退職し、2年間バイトをしながら、カンセリングや心理学を学び、2016年7月にカウンセリングルーム「こころケア」を開業し、現在に至る。
離婚経験があり、現在は独身。ちなみに子供はいません。
詳しい自己紹介をブログ本文に載せているので、是非ご参照下さい。


ビール,音楽(最近のお気に入りは米津玄師のLemon),韓国旅行が好きです。

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