今年の成果-学んだこと2019-

少し気が早いかもしれませんが、僕の興味は、もう2020年に向いてます。
「来年、何をやるのか?」「何もかもが想定外に良かった今年を上回れるのか?その必要はあるのか?」
そんなことを考え始めています。
そんな中、僕は2019年の「成果」をまとめて年末~2020年1月初旬にHPで公開しようと思っています。
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その中で、2019年に「僕が何を学んできたのか?」ということも発表しようと思っています。
具体的には、2019年に学んだ本を皆様にお示ししようと思っています。
そんなわけで、ちょっと振り返って調べてみたら、今年は以下のような本を読んできたことがわかりました。

①愛着障害-子ども時代を引きずる人々-
②愛着障害-愛着障害の克服-
カウンセリングの技法
カウンセリングの実技がわかる本
⑤こころを開く-カウンセリング入門-
⑥プロカウンセラーの聞く技術
カウンセリング第四版
⑧上手な聴き方が身につくスキル
⑨性依存-その理解と回復-
⑩性依存症の治療 暴走する性・彷徨う愛
⑪よくわかる依存症-アルコール、薬物、ギャンブル、ネット、性依存 患者と家族を救うために-
⑫言いづらいことをサラリと伝える技術
⑬上手に「NO」と言える人言えない人
⑭言いにくいことをハッキリ言っても好かれる人の習慣
⑮この怒り何とかして!と思ったら読む本
⑯夫がアスペルガーと思ったとき妻が読む本
⑰その他アダルトチルドレン関連書籍2冊
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正直、こんなにあったのか~って感じです。
しかも、まだ今年は1ヶ月残っているのに。
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こんなものを公表すれば、
「なんだ、この程度の本を読んでいるのか。たいしたことない奴だな」
と思う人は必ずいると思います。

でも、反対に、僕が、うちへやってくる人々のために懸命に努力してきたこと、ひいては自分の市場価値を高めるために努力してきたことを評価してくれる人もきっといると思います。

そんな方々に、僕の「思い」が通じたら良いな、と思います。



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感情転移-クライエントの感情が僕に向かう時-

カウンセリングの本には「感情転移」というものについて書いてある本もあります。

僕は、今まで、そこに書かれていることが理解できていませんでした。

そこには、「相談者が、親兄弟など、自分の関係者に抱いている感情をカウンセラーに対して持つことである」という主旨のことが書いてあるのですが、僕には、意味がわかりませんでした。

実際に、自分が体験するまでは。。。。。

その体験は、あまり嬉しいものではありませんでした。

ある方が、うちへやってきて、

「なぜ、あの時、私を殺してくれなかったのか!」

と嗚咽をもらしながら、言いました。

カウンセリング中に、お客さんが泣き出すのは、取り立てて珍しいことではないので、その程度のことであれば、僕も全く動じないのですが、その時のクライエントの「魂の慟哭」は、そんなものとは異次元のものでした。

その人は本気で、誰かに自分を殺して欲しかったのです。
それくらい、生きていることが、つらかったのです。

「なぜ、あの時、私を殺してくれなかったのか!」

そんな気持ちを僕に向けてきたのです

たいていのことには慣れているはずの僕も思わず、自分の表情がゆがむのが自分でもわかりました。

あなたは、他人から、本気で、「私を殺して下さい」と言われたことがありますか?

普通の人に、そんな気持ちを受け止めることができると思いますか?

僕にはできませんでした。

だから、表情がゆがんのです。

この時、経験したことこそが「感情転移」だったのだと、今は理解しています。

テレビの世界では、「カウンセラーに相談者が淡い恋心を抱き、でも、それは、本来は、相談者が亡くなった恋人に対して持っていた感情転移だった」なんて筋書きのドラマがあったりしますが、僕が、実際に体験した感情転移は、そんな生やさしいものではありませんでした。

本に書いてあることの意味がわかりましたし、貴重な体験だったとは思いますが、もう、あんな思いはしたくないというのが僕の本音ではあります。

カウンセラーだって、神ではないのですから。

でもね、僕は絶対にあなたを見捨てたりはしません。

もし、そのような困難があなたを襲っているのなら、それが解決するまで、どんな事があっても、僕はあなたの力になります。

その覚悟があってこそ、僕は、この商売をやっているのです。


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精神安定剤とカウンセリング

先日、ある方がうちを卒業していきました。

その方は来室当初、「不安感」を訴えておられましたが、最終的には「不安感が消えました」と嬉しそうに言い残して、帰っていきました。

一般的に、患者が不安感を訴えた場合には、医師からは、何らかの不安感の元になっている病気=例えば「うつ」や「統合失調症」、「不安障害」など、の薬とともに精神安定剤が処方されるケースが多いようですが、たまに、この精神安定剤について、誤解をしている方がいらっしゃいます。

精神安定剤を服用すると、一時的に不安感などが和らぎ、気分が落ち着いて楽になりますが、不安感がわいてくる病気そのものを直す効能はありません。
その役目を果たすのは、抗うつ薬や統合失調症の薬などで、精神安定剤は、一時的な「痛み止め」のようなものですから、飲んでから一定の時間が経過して、血中濃度が下がれば、また不安感がわき上がってきます。

だから、精神安定剤だけを飲み続けるのは、「治療」という観点からは、あまり意味がありません。

一方、カウンセリングは、もちろん、「治療」ではありませんが、その方の不安感の元になっている事象を探り、そこを解消するように話を進めていきます。
期間は数ヶ月かかりますが、うまくいけば、不安感は消えていきます。
精神安定剤のように、飲み続けないと効果が消えてしまうということはなく、「根治」といってよい状態になります。

もちろん、僕は、医師の治療を否定するわけではなく、逆に、僕のところになってくる人たちの中で、「病気かもしれない」と感じられる人がいた場合には、積極的に医師の診察を受けるように勧めています。

たぶん、「○○症」と診断がついてしまうような状態の方の不安感をカウンセリングのみで緩和するのは困難で、やはり医師の治療が必要だと思います。

ただ、冒頭紹介した方の場合は、そういう精神症状ではなかったため、カウンセリングの効果がはっきり出たんだと思います。
で、その場合には、何か大きな変化が無ければ、再発はありません。

精神安定剤は、効き目が早く出る方の場合は、30分ほどで効き始めますが、効果はせいぜい長くて1日です。
それに対して、ケースバイケースですが、カウンセリングの場合は、何ヶ月もの期間が必要ですが、「完治」する場合もあります。

それぞれ、一長一短がありますので、カウンセリングを検討している方は、主治医に相談してみて下さい。





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あなたの人生はあなたのものなんです。

僕のところへは、実にいろいろなことをおっしゃる方が来ますが、時々、信じられないことを言ってくる方がいます。

他のカウンセラーに「離婚した方がいい」とか「離婚はしてはいけない」とか、その類のアドバイスを受けたと言う方が後を絶たないのです。

カウンセラーなら、そのような指示をするのがカウンセリングではないことは常識のはずなのですが、そういうことが、どうも少なくないようです。

「指示をするのがカウンセリングではない」というよりは、それは、決してやってはいけないことだと僕は思っています。

一般の方は、「カウンセリングとは何か」なんてことはご存知ないでしょうから、僕らのような「肩書」を持つ人間が、「それは、離婚するべきです」と言ったとすれば、普通の人から言われた場合より、重く受け止めることになるだろうと思います。

しかし、カウンセラーが、そのような発言をしたとして、そのカウンセラーに、その「結果」について、責任を持てると思いますか?

離婚した結果、事態が好転する場合もあるでしょうし、逆に、更に不幸になってしまう場合だってあるはずです。

良くなった場合は、まぁよいとして、もしも、逆に不幸になってしまったら、どう責任をとるのでしょうか?

そこまでの覚悟があって発言しているのではないのではないかと僕には感じられます。

僕のことを、「責任を取るのがイヤだから、アドバイスすることから逃げている」とお考えになる方がいらっしゃるとすれば、その方は間違っています。

結婚も離婚も就職も退職も、全ては、その方の人生なのであって、僕の人生なのではありません。
だから、どうするかは、自分自身で決めなければいけないことなんだと僕は思っています。

ただ、じゃあ、僕は、進路で悩んでいる方に、何もしないのかと言えば、それも違います。

そういう進路に関して悩んでいる方は、得てして、「こころが疲れて」しまっていて、正しい判断ができなくなってしまっていることが多いのです。

だから、そういう方に、カウンセリングを通じて、「こころの元気」を取り戻してもらい、その方に起こっている問題に、その方がキチンと正しく向き合えるようになってもらうことこそが「僕の仕事」=「カウンセリング」だと思っています。

だから、「ああしろ」「こうしろ」という「指示」は一切しないのです。

別に責任から逃れているのではなく、それが本来の仕事ではないから「指示」しないのです。

ただ、20代、30代の若い人の中には、世の中をよく知らない人もいます。

「自分の進みたい道に進むために、会社を辞めて、バイトで稼ぐのだ」とかおっしゃる方もいました。

僕は、別に、それを止めようとも勧めようとも思いませんが、例えば、

「厚生年金と国民年金は、どれくらい金額が違うか、ご存知ですか?バイト生活を送るのなら、国民年金になりますよ」

くらいのことは伝えています。

ただ、その場合であっても、

「将来、結婚するとして、もし相手に十分な経済力があれば、年金のことは、あまり問題にならないかもしれないですね」

くらいのことは伝えて、結局、「未確定のことがたくさんあって、そのような問題を僕がどちらがいいと指示することはできないよ」ということを理解してもらっています。

たまに、僕が、

「私は、どっちがいいか、ということをアドバイスはできなくて、せいぜい、右に進めば、どんなことになりやすくて、左に進めば、どんなことになりやすいか、ということくらいしか言えませんよ」

と伝えると、がっかりする方もおられるようですが、カウンセラーの仕事は、あくまで、その方が、その方の抱えている問題に、きちんと向き合える「こころの力」を与えることであって、最後に決めるのは、ご本人なのです。
だって、その方の人生は、その方のものであって、僕のものではないのですから。


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不思議な感じ

今から20年以上前の話ですが、僕はカウンセリングを受けたことがあります。
3人のカウンセラーとお会いしましたが、その中の一人の方に、僕は不思議な印象を持ったことを今でも覚えています。

そのカウンセラーに会った瞬間に、僕は、なぜか

「この人は、必ず僕を助けてくれる!」

と感じたのです。

理由は、カウンセリングのことをいろいろ学んだ今でもわかりません。
会った瞬間に感じたので、いわゆる「ラ・ポール(相互の信頼関係=これがないとカウンセリングは成立しません)」ではありません。

その感じは、今まで僕が会ってきた全ての人の中で、そのカウンセラーにだけ感じた不思議なものです。

恐らく、その「感じ」というのは、そのカウンセラーの長年の努力と経験がなせる技だとは思いますが、どうやったら、あんなものが身につくのか、謎のままです。

ところが、それとは少し違うと思うのですが、うちのお客さんの中にも、それと似ている、あるいは近い「感じ」を直感的にお感じになられている方がいらっしゃるようなのです。

うちの扉を開けて、部屋に入ってきた瞬間、僕と初めて会った瞬間に「何か」を感じておられる方がいるようなのです。
相手がなにか、特別な感覚を感じている時には、不思議と、その感覚は僕にも伝わります。

無論、そんなことをいちいち確認はしないので、ただの思い過ごしかもしれませんが、そういう方が、うちを気に入ってくれて、長期に渡って通ってきてくれていることを考えると、まったくのデタラメな感覚ではないような気がします。

その逆もあります。

僕は、初めてお会いした瞬間に、「ダメだ」と感じることもあります。

そういう場合であっても、その時は精一杯対応しますが、たいてい、その方は二度とうちにはやって来ません。

ほとんどの方は、この両者のどちらでもない、いわばフラットな感じなのですが、一部の方にだけ、上記のような「良い感じ」あるいは「悪い感じ」が働いていることを実感しています。

どうすれば「良い」方が増えて、「悪い」方が減っていくのか、謎なのですが、いつの日か、「良い」方が圧倒的に多いカウンセラーになりたいと僕は思うのです。

それは・・・そうです。
僕が20年以上前にお会いした、あのカウンセラーが持っていた不思議な力を僕も、いつの日か持ちたいということなんです。




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僕がプロフィールを書いてもらう理由

よそのカウンセリングルームのことはわかりませんが、うちでは、初回に全てのお客さんに、「個人情報の目的外使用はしない」ことと「守秘義務は守る」ということを伝えた上で、プロフィールを書いてもらっています。

その中には、年齢・家族構成・現在、精神科か心療内科の治療を受けているか否かなども含まれています。

お客さんの中には、「なんでこんなことを。私の悩みとは関係ないのに・・・」とかお感じになる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は大切な情報だと思って、いつも書いてもらってます。

なぜ大切な情報だと思っているかというと、たとえば、年齢に関して言えば、20代・30代・40代・・・・とだんだん社会で果たしている役割や期待されている役割が変化していくものです。

20代で平社員、30代でグループのリーダー、40代で中間管理職・・・みたいな感じです。

もちろん、そんな流れとは無縁の人もたくさんいるので、「だから何?」と言われれば、それまでなのですが、例えば40代で平社員をやっている人(僕自身がかつてそうだった)は、「リーダーとか嫌い」と思っている場合もあるし、能力を評価されなくて、失望感を持っていたり、コンプレックスがあったり(これは僕のことです)することもあります。

「決めつけ」は良くないことですが、年齢だけで、その人のバックグラウンドがいろいろと、わかるというか、推測してみることが可能になります。


子どもがいる方には、子どもの年齢もお聞きしています。

これも、いろいろと参考になります。

子どもが小学校に上がる前であれば、いろいろと手がかかるはずです。
逆に中学生くらいになっていれば、手がかからなくなってきているはずですね。
大学生くらいになると手はかからないかもしれませんが、就職の心配とかも出てきたりする。

また、親と子どもの年齢を聞けば、だいたい何歳くらいで結婚したのかも見当がつきます。
すると、一般的なケースと比較して、かなり早い人、逆に遅い人がいることもあって、そんな時は、「何でかな~?」って考えることが、その人を理解するのに役立つこともあります。

また、子どもがいるのに連れ合いがいないと答えた人には、少々ぶしつけかもしれないけど、「ご主人はいらっしゃらないのですか?」と聞いてみることもあります。

すると、「かつてDVがあった」とか「病死した」とか、思わぬ情報を拾うこともあります。

「病死」なら、その人は、かなりの悲しみを感じていた時期があったかもしれないし、いまが、まさにそういう時なのかもしれません。

このように、年齢や家族構成を教えてもらうだけで、ずいぶんとその方を理解するのに役立つことがあるのです。

決してゲスなすけべ心で、聞いているわけではありません。


精神科や心療内科に通っているかどうかも必要な情報です。

僕は、うつや不安障害などの心の病にかかってしまったら、医師の治療を受けるべきだと思っています。
そういう方が、カウンセリングにいらっしゃっても、拒否はしませんが、「医師の治療」が大前提で、カウンセリングは、あくまで「補助的な存在」だと思っています。

だから、明らかに病気だと思われるのに、治療を受けていないような方がいらっしゃれば、まずは「専門医の治療」をお勧めしています。
もちろん、医師免許を持っていない僕が診断してはいけないし、それをできるだけの技量も持ち合わせていませんが、医師を訪ねた方がいいというのが明らかな方も中にはいらっしゃるのです。

また、病気だと知りつつ、医者に行かずに、うちに来てしまう方もたまにいらっしゃいます。
そういう方は、えてして医師に不信感を持っていたり、過去に医師が処方した薬が体に合わなくてつらい思いをしていたりします。

そういう方への対応は難しくて、僕は医者へ行ってもらいたいのに、「行動療法でなんとかしたい」などとおっしゃったり、「自分がうつだと認めたくないので、抗うつ薬は飲みたくない」などと言われてしまい、過去には、失敗もしました。

そういう方に、僕が「医者へ行け」としか言わないとすると、その方は
「あのカウンセラーは私の気持ちをわかってくれない。あそこへ行っても説得されるだけだからムダだ」
というふうに考えるようになってしまい、2度と来てくれなくなります。
そうなると、当然、医師の治療を受ける・受けないの話以前に、話をすることさえできなくなってしまいます。

だから、今度、そういう方がいらっしゃったら、医師の治療を勧める前に、その方の治療を受けたくないという気持ちを、まずは受け止めて、それから、その後のことを考えるようにしようと思っています。


簡単なプロフィールを書いてもらっている理由は、ざっくり書いただけでこれだけあります。
ホントは、もっと、プロフィールだけで想像や推理できることはたくさんあるのですが、あまり書くと「あ、これは私のことだ」とか思う方が出るかもしれないので、このくらいでとどめておきますが、要は、とても大切なものなんです。

決して、好奇心や興味本位で書いてもらっているわけではないのですよ。







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気をつけなければいけないこと

僕は、今の仕事を始めて以来、いつの頃からか、

「人が何か悩みを抱えたり問題行動を起こす裏には、必ず相応の理由がある」

と考えるようになりました。

たとえば、「失恋」すれば誰しも悲しんだり、落ち込んだりしますよね。
そこまでは普通のことで、誰にでも起こり得る話です。

でも、そこから先に、さらに「うつ」に落ち込んでしまう人はなぜ、うつになってしまうのでしょうか?
たいていの人は、失恋しても、時がたてば自然と立ち直っていくものですが、そうならず、「うつ」になってしまうのだとすれば、他の人とは違う「何か」かあるんじゃないかなって考えるんです。

虐待をする親は、自分が子供のころ、自分もまた虐待を受けていたりします
人の道を外れたような行動を取る人は、子どものころ、親から愛情が得られていなかったりします。

そんな感じです。

だから、僕は、話し手の話をただ聴くだけではなくて、いろいろ、その話の背景にあるものや理由などを想像します。

その結果、自分なりに話し手の話、特にその時の気持ちなどが、納得がいけば、「なるほど」と思いますし、わからなければ質問します。
興味本位で質問するわけではありません。

質問の結果、納得のいく答えが返ってくれば、「なるほど」とその話し手の世界をより深く理解することができます。

カウンセリングに必須とされている「共感的理解」は、まず話し手の気持ちや背景を理解しなければ「共感」もできないと僕は思っているわけです。

ただ、あまり、矢継ぎばやに、

「いつ?」「どこで?」「誰と?」「何を?」

などと質問してしまったら、話し手は「取り調べ」を受けているような気分になってしまうことでしょう。

だから、質問は控えめに、ポイントを押さえてしなければならないと思っています。

特に、僕は、本来あまりよくないとされている「メモを取る」という行為をしますので、余計にそうなります。

その辺は、よくよく注意しながら、今後も話し手の世界を理解していきたいと思います。






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忖度してますよ(笑)

森友学園の「事件」?以来、それまで、あまり聞くことの無かった「忖度」という言葉が、すっかり一般に知れ渡りましたね。

あまり、良い意味で使われないことが多いようですが、僕は結構、「忖度」してます(笑)

どういうことかというと・・・・

僕は、常日頃から、新しいお客さんを迎えることも楽しみにしていますが、それ以上に「既存のお客さん」つまり、現在、通ってきて下さっているお客さんのことは大切にしています。

何らかのご縁があって、来て下さっているわけですし、何回か通って下さっているお客さんは、「何か」を気に入って下さってのでしょうから、僕としても、僕にできることは何でもやろうという気持ちで、いつもお迎えしています。

そして、何回か通ってきて下さっているお客さんの場合は、その方によって「好み」がみえてくることがあります。

平日がお休みの方、土日を好む方、毎回、午前中をご希望になる方、午後一をご希望なさる方など、様々ですが、同じご希望が何回か続いた場合には、こちらで、勝手に「忖度」してます。

たとえば、毎週、「日曜13時」をご希望なさるお客さんがいらっしゃるような場合は、まだ予約が入っていなくても、「日曜13時」は、こちらで「忖度」して、新規のお客さんのご予約は「日曜13時」以外でお取りする、といった感じです。

もちろん、こちらが勝手に「忖度」しているわけですから、あてが外れることもあり、その場合には穴があいてしまいますが、「常連様が希望日時を予約できない」という事態が起きるよりはマシだと思っているのです。

うちは、僕がひとりで営んでいる小さなカウンセリングルームですし、物理的に「待合室」がなかったりもするので、キャパシティがとっても小さいです。

その上、「忖度」までしているわけですから、時には、新規のお客様のご予約が取りづらい状況になってしまうこともありますが、これでも精一杯やっているので、ご理解頂ければ幸いです。




話が、突然変わりますが、「アダルトチルドレンの方向け専用セラピー」を受けて頂いた方に、結果をアンケートとして評価して頂き、公開する試みを始めました。
1週間くらい前に思い付いて始めたことなので、まだサンプル数が少ないのですが、お客さんから頂いた評価を正直に公開していますので、参考にして頂ければ幸いです。

アンケートの状況はこちらからご覧頂けます。






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tag : カウンセリング 忖度

完璧主義の治し方

ほど良い完璧主義の方は、一般的に仕事が正確で、周囲の評価も高かったりしますが、行き過ぎた完璧主義は、ご本人が苦しかったり、周囲を巻き込んでしまい、問題を起こしたりしてしまうこともあります。はなはだしい場合には、離婚につながってしまったり、「強迫神経症」という病気だとされてしまうこともあります。

たとえば、お金に細かい人は、たくさんいると思いますが、その中には、口座残高から財布の中に至るまで、全て1円単位で正確に勘定が合わないと気が済まないという人もいます。

それでも、それが本人の中でクローズしているうちは、まだいいのですが、それを奥さんにまで強要するようになってきてしまうと、ちょっと問題です。それが元で離婚にまで発展してしまった人だって存在するのです。
そうなってくると、その完璧主義は、日常生活上支障のある状態であり、もはや病気だということになります。
つまり、医師による治療の対象だと判断されるようになってしまいます。

そこまではいかなくても、趣味の世界にまで完璧主義が影響してしまい、楽しめなくなってしまったりしている人はたくさんいらっしゃいます。
「趣味なんだから・・・」というのは本人もわかってはいるのですが、勝敗や出来不出来にこだわるあまり、趣味本来のよいところである「楽しい」が、どこかへいってしまい、何のためにやっているのだか、わからなくなってしまい、結果として「生きていてつまらない」などと感じているケースもあります。

当プログラムでは、そのような完璧主義の修正方法を具体的に示して、「楽に」生きていけるようにお手伝いさせて頂きます。

本プログラムは「初回無料制」の対象外とさせて頂きます。

なお、強迫神経症と医師から診断を受けていらっしゃる方は対象外とさせて頂きます。
(専門医による治療を受けることをお勧め致します)

■標準期間:1~3回前後

なお、本プログラムは初回無料制の対象外です。

本件に関するお問い合わせやご要望は下記まで、お気軽にどうぞ。

カウンセリングルーム「こころケア」平山靖高

TEL:090-2565-6351





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上手な「NO」の言い方

今般、当方では「上手な「NO」の言い方」というプログラムのご提供を開始致しました。

なかなか「NO」と言うことができずに、引き受けたくない仕事を引き受けてしまったり、行きたくもない飲み会に参加させられてしまったり・・・などという経験がある方は多いかと思います。

たまにそういうことがあるという程度であれば、あまり大きな問題ではないかもしれませんが、頻繁にそういうことがあるようだと、ご本人にとっては大きな問題となってしまいます。

また、そういう方の「NO」が言えない性格につけこまれてしまい、「カモ」にされてしまっている方もいらっしゃるようです。

そのような方向けに、当方が今回ご用意させて頂いたのが「上手な「NO」の言い方」というプログラムです。

「上手な「NO」の言い方」では、「NO」が言えなくなっている心理的背景などを解説しながら、「NO」を言うための心構えやテクニックなどをご紹介していきます。

「上手な「NO」の言い方」は、だいたい30ページくらいあり、1回1時間として、2回~3回お越し頂ければ終了すると思います。

「NO」が言えなくて困っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ、お問い合わせ頂ければ、と思います。


「上手な「NO」の言い方」

<目次>
<一般編>
1.代案を出す
2.「NO」をなかなか言えない人の心理
3.人のことばかり気になって決断できない人の心理
4.断ることのできない人の心理
5.夢を持つことで断れることもあることを知る
6.自分の人生を守るために「NO」と言う
7.あなたの本音はなんですか?
8.「No」が言えないのは点数稼ぎ?
9.「No」が言えない心理
10.あなたは感謝されているのか?
11.条件をつける
12.安易に妥協しない
13.卑屈にはならない
14.NOが言えない心理
15.「だまされない」人になるために
16.上手に離れていくテクニック
17.NOと言えない人に働いている心理
18.淡白な人間関係に慣れる
19.断ることはたいしたことではないと知る
20.NOを言えるようになるための3つの習慣

<ビジネスマン編>
21.できないことはできないと言う
22.あいまいな返事は返って事態を悪くする
23.「かわす」テクニック
24追い詰められたら。
25.しぐさと組み合わせる
26.人と人の距離を考えてみる
27.話を早く切り上げたいときのテクニック
28.ユーモアをまじえてNOという
29.なれなれしく近寄ってくる人の撃退法
30.相手のペースを断ち切る方法
31.ほめながらNOを言うテクニック
32.議論をふっかけられた時、断ち切る方法
33.相手をあきらめさせる言い方
34.イエス話法とは


当方では、強引な勧誘等は一切致しませんので、興味のある方は、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

こころケア)カウンセラー 平山靖高
TEL 090-2565-6351

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新しいお客さん

僕のカウンセリングルームは、カウンセラーは僕しかいませんし、カウンセリングそのもの以外の雑用(売上や費用の管理、ホームページの作成やメンテナンス、宣伝広告業務、清掃など)も全て、僕一人でやっているので、すごくキャパシティが小さくて、ちょっと予約が立て込むと、あっという間に手がいっぱいになってしまいます。

1月末に、そんな状態になって、手がいっぱいになってしまったので、2月は広告を止めて、事実上、新規のお客さんの受け入れをストップしていました。

そして、3月からは、「1人卒業したら1人新規受け入れ」みたいな感で、ぼちぼち広告を打ったり止めたりしてきたのですが、6月になり、年初から来て下さっていたお客さんたちが、みなさんそろって卒業していきそうな感じになってきました。

だから、このままほっておくと、お客さんがいなくなってしまいます。

というわけで、大型連休明けくらいから、広告を再開して、新規の受け入れを始めていました。
その結果、この1ヶ月くらいで、新しいお客さんを4人お迎えすることとなりました。

僕は、いつも、どのお客さんのお話を伺うのも大好きなんですが、特に新しいお客さんに関しては、「今度の○○さんは、どんな話を聞かせてくれるのだろう?」と、わくわくした気持ちで、いつも、お迎えしています。

明日も、その新しいお客さんのうちの1人が来て下さることになっているので、とても楽しみです。

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「卒業」と新しい出会い

昨年、うちは、身の丈を超えた宣伝広告費を投入した結果、赤字になりました。

同じことを繰り返してはいけないと考え、今年は年初より宣伝広告費をグッと抑えて運用してきました。

特に、1月末、ちょっと忙しくなり、うちのキャパシティを超えそうになったので(うちはカウンセラーは僕一人ですし、待合室もないので、あまり多くのお客さんをこなすことはできないのです)、2月は宣伝広告費ゼロで乗りきりました。

ですが、そこから3ヶ月以上が経過して、ぼちぼち「卒業」の時期を迎えているお客さんが2~3人出てきました。

お客さんが、うちを「卒業」していくのは、お客さんの悩みが解消したということであり、喜ばしいことなのですが、恐らくは今後、もうお会いすることはなくなるであろうことも意味しているので、僕としては、少し、寂しさを覚えることでもあります。

そして、そのまま放っておくと、お客さんが減っていってしまいますから、新しいお客さんを迎えるべく、昨日から宣伝広告を再開しました。

再開して何日で、新しいお客さんがつくか、わかりませんが、その日を今から楽しみにしています。

「新しいお客さんがお話になるその世界を感じとること」

それが、とても楽しみなのです。

そんな僕は、やはり、このカウンセラーという仕事が向いているようです。

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カタルシスとは

皆さんは、カウンセリングと聞くと、どんなものをイメージされますでしょうか?

多くの方が、「悩み事を話して、何らかのアドバイスをもらうもの」という感じでイメージされているのではないでしょうか?

しかし、そういう対応は「人生相談」とでも言うべきもので、本来のカウンセリングではありません。

もちろん、「アドバイスをもらう事」だと誤解している方がほとんどである以上、こちらとしても、それを無視するわけにもいかず、ある程度、その要望にお答えすることはよくあります。

内心、「これは違うんだけどな~」と思いつつも、「何のアドバイスも貰えなかった」と不満をもらす方がいらっしゃるので、対応している訳です。

では、本来のカウンセリングの効果とは何か?と問われれば、それは「カタルシスを感じてもらうこと」だと言えるんだろうと思います。

カタルシス」とは、日本語に訳すと「精神の浄化作用」とされます。
では「精神の浄化作用」とは何かと言えば、心の中にあるわだかまりを開放してすっきりすることです。

誰でも、何か悩み事や嫌な事があった時、友達などに話を聴いてもらって、すっきりした経験が1回くらいはあるのではないかと思います。
カタルシスを感じる」とは、そういうものです。

人には本来、「自分をわかってもらいたい」「自分を表現したい」「自分を理解してもらいたい」という気持ちをもっているものです。
カウンセリングでは、カウンセラーが、話し手の話を丁寧に「傾聴」することで、こうした気持ちに応えます。
だから、カタルシスが得られるのです。

「なんだ。それだったら、お金がかかるカウンセリングなんか受けないで、友達に話を聴いてもらえばいいじゃん」と考える方もいらっしゃると思います。

僕は、そのような考え方を別に否定しようとは思いません。

お友達に話してみて、すっきりして、解決したのなら、わざわざお金のかかるカウンセラーを訪ねてくる必要はないと思います。
わざわざお金の力を借りなくて済むのなら、それに越したことはありません。

でも、世の中そうはいかないケースも多々あります。

お友達が、あなたの話をキチンと聴いてくれるとは限りません。
ひどい場合には「それはお前が悪い」などと説教されてしまうこともあるかもしれません。

その点、カウンセラーは、話し手が心ゆくまで話せるように、様々なテクニックを学んでいます。
また、単なる「テクニック」を持っているだけではなくて、「無条件の肯定的配慮(受容)」「自己一致」「共感的理解」(変化のための3条件と呼ばれているものです)といった要素も備えています。

僕の場合は「備えています」というよりは、「備えています、と言えるよう、日々努力しています」と言った方が正確ですが。
僕は、「カウンセリングの技術に終わりはない」と考えていますので、その方が正確だと思う次第です。

ここで、「変化のための3条件」って何?ということを書き始めると、かなり長くなりますから、今回は省略しますが、そんなものを一般人の方は持っていません。
僕らカウンセラーでも簡単に身につけることはできないものなのですから。

ですから、カウンセラーが話を聴くというのは、お友達が話を聞いてくれる、というものとは、全く次元の違う話なのです。

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カウンセラーの涙

僕がカウンセラー業を始めたばかりの頃、周囲の人から「ストレスの溜まる仕事だよ」と言われていました。

まぁ、解決することはできない人の悩みごととか、愚痴みたいなものを聴き続けるわけですから、普通の人だったら、ストレスを感じるのかもしれません。

たとえば、恋人に裏切られてうつになってしまったと訴えてやって来る人がいます。

その人の望みは、その恋人の心が再び自分のもとに戻ってくることであるのは明白ですが、そんな事を僕が実現することはできません。
カウンセラーは、確かに、一般人よりは、人の心には敏感かもしれませんが、人の心を操ることなどできません。
たぶん、それを実現できないのは僕だけではなくて、誰にもできないことでしょう。

もし、可能なら、この世に「失恋」という言葉などないはずですから。

それでも、諦めるのはいやだ。
でも、恋人の心は帰ってこない。
でもあきらめられない。
でも戻ってこない。。。。

そんな、誰にも解決できない悩みを抱え、堂々巡りしている人がやってくるのがカウンセリングルームでもあります。

たとえ解決不能な悩みごとであっても、相談されれば、なんとか解決してあげたいと思うのが人情ってもので、そういうことは不可能だから、ストレスの溜まる職業だと言われるのかもしれません。

そもそも、カウンセリングとは、人生相談とかコンサルとは異質なもので、悩みごとに対して、何かをアドバイスするようなものではないのですが、世間の人には、そんな専門知識はありません。
自分が悩み事を話せば、何か解決のためのアドバイスをもらえると思ってやって来ているケースがほとんどなのが実情です。

そんな感じでやってくる人々に、何も解決案を示せない、もうちょっと正確に言うなら、示すべきではないのがカウンセラーという職業であるという現実と実態のギャップに苦しんで、ストレスを溜めてしまうカウンセラーが多いのかな?と思ったりします。

ところが、僕は、不思議とそういう事態に遭遇しても、あまりストレスを感じないのです。
でも、それは、お客さんに対して「冷たい」とか「心が冷えている」とか、そんなんじゃありません。
表面的に冷静なだけです。

ここから先は、推測になりますが。。。。

僕がカウンセラーになって3年。
特に最近、お酒が入ると、涙が止まらなくなることがあるのです。
外で飲む時は、酔っ払ったら周囲の人に迷惑をかけるので、量も控えめですし、涙が止まらないなんてことはないのですが、家で、誰に気を使うでもなく飲んでる時には、しばしば涙が止まらなくなるということが起こるようになりました。

たとえば、こどもが暴漢に襲われ、命を落としたニュースを聞いた時。
たとえば、「宇宙戦艦ヤマト」をみていて、自分の命を捨ててまで地球の未来を救おうとしている人々の姿をみた時。
たとえば、今は亡き良き友のことを不意に思い出した時。
たとえば、僕のお客さんを救うことができず、自分の無力さが身にしみる時。

そんな時、悲しくて、悔しくて、どうしようもない想いが胸にこみ上げてきて、涙が止まらなくなるのです。
今まで、こんなに涙が止まらなくなってしまうようなことは経験したことがないのです。
だから、最近になって、「これが、聞かされていたストレスってやつの結果か?」と最近思うようになりました。

職業だとはいえ、僕だって、苦しんでいる人の話を聴いて、何も感じないということは、きっとないんだと思います。
自分では自覚していないのですが。

たぶん、その時、自分ではわかっていなくても、僕は僕に悩みを打ち明けてきた人に対して、

「何かしてあげたい」
「解決してあげたい」
「でも僕には何もできない」
「ごめんなさい」

そんな自分の無力感を痛烈に心の奥に感じているんじゃないかって思うんです。

だから、ちょっとお酒が入って、抑制が取れた時に、そういう気持ちが、せきをきったように噴き出してきて、自分ではどうすることもできず、涙が止まらなくなるんじゃないかなって思います。

たぶん、これって職業病みたいなもんですよね。
でも、家で一人でお酒を飲んでいる時の話なので、誰かに迷惑がかかるわけではありません。
ただ、一人で涙しているだけのことですから。

ただ、今の商売を始める前には、予想もしなかった「副作用」が出てきて、びっくりしているというお話です。

でも、僕は、僕の今の仕事、きらいじゃない。
今は、救ってあげられない人も多いかもしれないけど、だったら、一人でも多く救ってあげられるように、たくさん勉強したり見聞を広めたりすればいい。
それで救われる人が、一人でも増えれば、それが僕の存在価値なんじゃないかなって思う。

なんの因果かしらないけど、僕はそういう仕事を選んでしまったし、その仕事を愛してる。

だから、がんばるよ。

一人でも多く元気になってもらうために。

「がんばれ」という言葉は嫌いなんだけど、自分になら使ってもいいよね。

今日より明日、明日よりその次、そんな感じでがんばるよ。

いつか、涙など流れてこない、そんな日を迎えるために。















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腕を組まれちゃった話

先日のカウンセリングでの出来事。

話し手が、腕を組んでしまいました。

これは良くないサインです。

話し手が腕を組むというのは、「警戒」「拒絶」「隠し事」などのサインと言われています。
どれであったにせよ、カウンセリング中の話し手の示すサインとしては、良いものではありません。

恋人と話す時、腕を組みながら話す人はいないでしょ?

それと同じことなので、僕は、内心、ちょっと慌てました。
まだカウンセラー歴3年の僕ですが、話し手に腕を組まれてしまったのは初めての経験でした。

もちろん、カウンセリング自体の失敗例はたくさんありますが、「腕を組まれた」というのが初めてだったということです。

でも、その方は、その日、次回の予約をして帰っていきましたから、最終的には、カウンセリングの印象は悪くはなかったのでしょう。
ほっとしましたが、めったにあることではないので、ドキっとしたのでした。
だって、話し手に「警戒」「拒絶」「隠し事」などを抱かせるようでは、カウンセラー失格ですから。

カウンセラーは、ただ話を聴いているだけじゃなくて、そういうちょっとした仕草についても、知識を持っているし、気をつけているものなんですよ。


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相談者が遅刻してきたら·····

お客さんは、たまに遅刻してくることがあります。

で、そんな時は、どうするのかというと。。。。。

カウンセリングの教科書には、「カウンセリングの時間を延長したりしてはいけない」

と書いてあります。

つまり10分遅刻してきたら、カウンセリング時間は10分短くなる、という訳です。

でも、それって何かかわいそうですよね。
遅刻って言っても、電車の遅延とか、やむを得ない理由かもしれませんし。。。。

なので、僕は、基本的には、可能な場合は、遅刻には時間延長で対応しています。

ただ、後ろがつかえている(予約が続いている)場合には、時間延長はしません。
後ろのお客さんに迷惑をかけるわけにはいきませんし、僕自身の休憩や食事する時間を確保する必要もあるからです。

人の話を集中して聴くという作業は、かなり集中力を要するものであり、それだけ疲れます。
休憩せず、連続して対応した場合には、2番目のお客さんのカウンセリングのクオリティが下がってしまうかもしれません。
それは、あってはならない話です。
だから、僕は必ず、休憩を入れますし、食事もとります。

お客さんの遅刻に関しては、もっと注意しなければならないことがあります。

それは「遅刻の理由」についてです。

単なる電車の遅延等ならよいのですが、場合によっては、

「カウンセラーに対して不信感が芽生えた」

カウンセリングが無駄だと思えてきた」

などの可能性があるからです。

なので、僕は、お客さんが遅刻してきた時には、それまでのカウンセリングを振り返り、何か問題はなかったのか、振り返るようにしています。

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お値段以上を目指して

僕の職業はカウンセラーですから、いろいろな方の悩み話を、お金を頂いて聴いています。

以前、どこの誰とも名乗らない方から電話があり、

「人の悩みを聴くだけで3,000円なんて高過ぎる」

という抗議?をされたことがあります。

その方は、抗議した上で何をしたかったのか、僕にはわかりませんでしたが、世の中には、そういうふうに考える方がいらっしゃるのは事実です。

あるいは、そのような方の方が多いのかもしれません。

だから、という訳でもないのですが、僕は、自分のカウンセリングについて「お値段以上」を実感してもらえるように、と 常々考えています。

勉強もします。
去年は20冊くらい、臨床心理学や心理学、カウンセリング技法の本などを読みました。
メモを取りながらですから、「読んだ」というよりは「学んだ」という方が正しいかもしれません。
お陰で、1年で格段に知識は増えました。
肝心の「カウンセリング技法」については、自分では、進歩したのかどうか、あまりわかりませんが、色々、カウンセリング技法について学んだことを実際のカウンセリングで実践しているのは確かです。

それに、いろいろと調べて、有用な情報の提供も行います。

ある時、自分はうつだとおっしゃる方がきて、「医者には通っていない」というので、「なぜですか?」と聞いたら「経済的負担が重過ぎるからだ」と答えたので、その方には「自立支援医療制度」というものを教えました。

「自立支援医療制度」とは、精神科領域の病気にかかる医療費を自治体が一部負担してくれる制度のことで、多くの場合、医療費の本人負担が3割から1割に軽減されます。

このことは、当方のホームページにも記載していることではありますが、気付かない方も多いのです。

その他にも、障害者手帳の取得方法を教えたり、障害者雇用の制度や実態などを調べてお知らせしたりしています。

こうした活動は、本来のカウンセリングからは少し外れた活動かもしれませんが、

お客さんに「お値段以上」を実感してもらいたくて行っています。


僕は会社員出身のカウンセラーです。
大学卒業後、すぐカウンセラーになった方にはカウンセリング技術においてかなわないかもしれません。
でも、20年以上におよんだ会社員生活で培った「行動力」は、そういう人には負けない自信があります。

当たり前ですが、

弱点は学び続け、補強すると同時に、長所は最大限活かして、これからも「お値段以上」を目指してがんばっていきたいと思います。

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カサンドラ症候群とカウンセリング

世の中には、カサンドラ症候群と呼ばれる病気?があります。

正式な病名ではないので、僕は学んだことがなく、去年10月に、自分で「カサンドラ症候群だ」とおっしゃる方が、うち(カウンセリングルーム「こころケア」に来たので、その時、初めて知りました。

カサンドラ症候群(以下「カサンドラ」)の方は、発達障害の1つであるアスペルガー症候群(以下「アスペルガー」)のパートナーを持つがゆえに、パートナーとのコミュニケーションがうまくとれなかったりして、不安障害や抑うつといった状態に陥ってしまっています。
なので、カサンドラの方が精神科や心療内科を受診すれば「不安障害」とか「うつ」とか診断名がつくんじゃないかなと思います。

アスペルガーの方は、圧倒的に男性が多いので、カサンドラの方は女性が多いはずです。

アスペルガーの方には、言語や認知的な発達の遅れはありませんが、いわゆる「空気が読めない」感じで、人とのコミュニケーションが苦手で、友人が少ないとされています。
アスペルガーの方は、脳の使い方が定型発達の人とちょっと違っていることがわかっていて、これは、病気というべきかどうか僕にはわかりませんが、「治る」ということはありません。

僕は、カサンドラの方の話をあまり聞いたことがないので、詳しく知らない部分も多く、最初、「そんなにコミュニケーションで苦しむくらいなら、なんで結婚なんかしたんだろう?どうやって結婚したいと双方が望むほど愛を深めることができたのだろう?」と疑問に思いましたが、それを今、現にそこで苦しんでいるカサンドラの方にお聴きするのは、無神経の極みだと思い、そういう質問をすることはできませんでした。
たぶん、カサンドラの方は、僕が感じたような疑問を、まわりの方からイヤというほどぶつけられてきていて、傷ついていると思うのです。
「なんで、そんな人と結婚したんだ」と「結婚したお前が悪いんだ」と言わんばかりの人が、きっといるはずですから。


きっと、男女の仲というのは、他人にはわからない「縁」とでもいうものがあるのでしょうね。


さて、このカサンドラの方は、パートナーとうまくコミュニケーションが取れないことや、定型発達の方からすれば当たり前のことがアスペルガーの方にとっては、そうでもなかったりして、日常生活のそうした細かい「常識」の違いに苦しんでいるようです。
はなはだしい場合には、そうしたことが原因で、相手に暴力をふるってしまい、激しい自己嫌悪に襲われたりすることもあるようです。
アスペルガーの方は、定型発達の人とちょっと違うふるまいをすることがあるのですが、それがカサンドラの方からすると、つい「イラっ」とする原因となります。
そして、アスペルガーの方は、別に悪意があって変わったふるまいをしているわけではなく、それはカサンドラの方にも良くわかっていることなので、余計、カサンドラの方は、自分を責めてしまうのです。
そして、「自分の性格を変えたい。相手に怒りをぶつけたくない」と考え、悩みます。

しかし「自分の性格を変える」なんてことは、そう簡単にできることではありません。

残念な話、カサンドラは臨床心理学の本には書いてありませんし、私が出会った事例も、たった1回しかなく、それも未解決のままカウンセリングが終了してしまっているので、あまり、ここに有効な手立てを書くことはできません。

カサンドラがやっかいなのは、ストレス要因である相手のアスペルガーは「治らない」、つまりストレス要因が消えることはないということではないでしょうか?

ネットで拾い読みすると、カサンドラの人は、アスペルガーの特性を理解して云々と書いてありますが、事はそんなきれいごとで済むとは、僕には思えません。

カサンドラもストレスが原因となっているわけですから、少し環境を変えてみるのは有効かもしれません。

カサンドラに限らず、普通の親子であっても、子供が成人を過ぎるようになってくると、距離が近過ぎると、色々と問題が起こることがよくあります。
僕は、そういう親子をいくつもみてきました。

だから、カサンドラの方も、相手との物理的な距離を少し広げてみるのは有効かもしれません。

例えば、週末は違う人と、あるいは一人で旅行に行くとか、それぞれの個室のある住居に引っ越してみることなどが考えられるかと思います。

ただ、これは、僕は、実際にカサンドラの方に提案してみたり、提案してみて効果があったという話ではないので、どこまで有効かはわかりません。

もし、またカサンドラの方がうちのルームへきたら、その心に寄り添って、「あまり自分を責めなくていいんですよ」ということだけは伝えてあげたいと思います。

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tag : カサンドラ症候群 カウンセリング

リストカットとカウンセリング

2024年に、お札が刷新されるそうですね。
20年ぶりのことになるのだそうで。
ATM業界は大騒ぎだろうな~
なにしろ、お札が変わるとATMの紙幣鑑別部を交換する改造が必要だったり、古い機種は改造もできずに買い替えになってしまいますから。
今の紙幣に刷新された2004年頃は、僕はまだ富士通に在籍していて、ATM担当でした。
その時は、大騒ぎでしたよ。
改造と買い替え特需で。
懐かしい思い出です。

さて、今日はリストカットについて書きたいと思います。

ある時、電話があり「娘がリストカットを繰り返しているので、相談したい」とのことでした。

お恥ずかしい話ですが、僕は、その時点でリストカットについて何も知らなかったので、色々調べ、資料というかメモ書きというか、まぁそんなものを準備していたのですが、なぜかその方は、予約をキャンセルしてきたので、その資料は陽の目をみることはありませんでした。

今日は、その時調べた内容を軸に書きたいと思います。

リストカットの原因で最も多いのは、「ストレス解消」なのだそうです。
本気で自殺しようとしているケースは少ないそうです。

ただ、「なんだ、ストレスを解消しているだけなのか」と簡単に片づけてしまってはいけなくて、背景に心の病がある場合があるそうです。

どんな病気の可能性があるのかというと、統合失調症、うつ、境界性パーソナリティ障害などの可能性があるそうです。
ですから、リストカットを繰り返している人がいたら、精神科か心療内科へ連れていかなければなりません。

■ご参考■

統合失調症とカウンセリング
統合失調症とカウンセリング2
うつとカウンセリング
パーソナリティ障害とカウンセリング
境界性パーソナリティ障害とカウンセリング


そこで、そうした病気ではないとなれば、ストレスが原因となる訳です。
つまり、リストカットをしてしまう方は、誰にも迷惑をかけないようにするため、他人ではなく「自分」を傷つけることで解決(ストレス発散)しようとしている訳です。

でも、リストカットを行えば、まわりの人間は心配する訳で、「誰にも迷惑はかけていない」つもりでも、実はすごい心配をかけています。
たぶん、そのことは本人に自覚してもらう必要があるんだろうなと思います。

また、もしかしたら、その人はリストカットによって、周囲の気を引こうとしているのかもしれません。

何か悩みがあり、周囲から心配されたいという思いがそこにあるのかもしれません。

もし、そうなら、その思いとは何なのかということを汲んであげないと、問題は根本解決とはなりません。
下記に述べるような方法でリストカットはやめることができるかもしれませんが、根っこの問題が残っているのなら、いずれ別の形で問題がおこるでしょう。


リストカットをやめる方法には以下のような方法があるそうです。

①がまんする

「自傷したい」という気持ちは長くは続かないそうです。
ピークは5~10分ほどであり、それを耐えれば、自傷したいという気持ちは次第に軽くなっていきます。
そして、一度、止められれば、それが自信となり、次はもっとやめやすくなります。

例)「手首を反対の手でギュッと握って、なんとか耐える」という方法が簡単で比較的有効


②止めることを公言する
自分ひとりで頑張るよりも、誰かと一緒に頑張った方が成功する可能性は高いです。


③「他者に期待しすぎない」という考え方を持つ
リストカットされる方のストレス源のほとんどは「対人関係」だそうです。
対人関係に何かストレスを抱えているのなら、どんな悩みを抱えているのか詳しく聴いて、気持ちに寄り添うとともに、具体的な解決方法を模索する必要があるかもしれません。
この作業は、診察時間が短い医師が行うのは難しいと思うので、カウンセリングが有効かと思います。

以上、当時調べたことに、ちょっと現在の僕の見解を加えて書きました。

リストカットをやめられない方、そうした方を家族に持つ方の参考になれば幸いです。




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tag : カウンセリング リストカット

笑顔

あなたは、カウンセラーにとって、その喜びとは何だと思いますか?

僕は、そう質問されたら「クライエントの笑顔です」と迷わず即答します。

もちろん、プロのカウンセラーであり、商売でやってるのであるから、売上がなければ成り立たないし、売上が上がれば嬉しいです。

でも、それが一番じゃありません。

何よりも嬉しいのは「笑顔」です。

カウンセリングルームというところは、何かしら悩みのある方が来るところだから、笑顔で尋ねてくる人はいません。

みんながみんな深刻な表情で来訪される訳ではありませんが、悩みがあるわけですから、笑顔ではない訳です。

それが、カウンセリングがうまくいった時には、数週間~数ヶ月後に、見違えるほどの笑顔になり、帰っていくのです。

その人が長年とらわれてきた悩みからの解放。
長年しばられてきた呪縛からの解放。

そんなものを感じて、笑顔で帰っていきます。

相談者さんにとっては、笑顔を取り戻した、そこが新たな人生のスタート地点となるのです。

でも、僕の仕事は、笑顔を見るところまででおしまい。

その方が取り戻した笑顔の向こうにある幸せな人生を見送ることはできません。

その笑顔は、その方とのお別れの合図なのです。

笑顔を取り戻したのなら、もう僕は必要ないのです。

僕は、笑顔を取り戻して僕のもとを去っていく相談者さんを静かに見送ります。

その人のその後の人生に幸多からんことを祈りつつ、「お疲れ様でした」とだけ言って見送るのです。

カウンセラーにとって、最高に嬉しい瞬間ではありますが、ちょっぴり寂しさも覚えつつ、

「幸せになってくださいね」

とだけ、心の中でつぶやくのです。

そんな僕は、僕の職業が大好きです。



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tag : カウンセリング 笑顔

摂食障害とカウンセリング

摂食障害には、食べ過ぎてしまう過食症と食べなくなってしまう拒食症があります。

摂食障害になってしまう背景には、多くの場合、「大人になりたくない」という「成熟拒否」や母親への愛情飢餓などの心の葛藤があります。

拒食症においては、日本では死亡率が10%もある危険な病であり、まずは体重を増やして体を普通の状態に戻すことが重要となります。

拒食症の人は、ガリガリに痩せていても、太っていると感じる身体像の誤認、体重が増えることに対する強い肥満恐怖があり、痩せていることを認めようとしない傾向があります。

半分くらいの方は、過食症に移行すると言われ、それでもやせていることを維持しようと自己嘔吐や下剤の乱用に走ったりします。

過食症においては、拒食症のように餓死することはないのですが、血糖値や中性脂肪が上昇するなどの弊害が出てきます。
それでも、完全に過食を封じるのは難しいので、現実解としては、お医者さんは、「食べたくなったら、大福一個で我慢しましょう」というような指導をされることが多いようです。

拒食症における痩せていることに対するこだわりは、病気の症状であって、もっと食べるようにという説得には意味がありません。
それよりも大切なのは、本人のつらい気持ちや背景にある心の葛藤を理解してあげることです。

もし、本人が、悩みを打ち明けてきたら、真剣に耳を傾け、今の自分を支えてくれる人がいるという感覚を持ってもらうことが大切です。

なお、摂食障害の方は、「太っている」=「醜い」という自動思考に陥っていることがあります。

多少ふくよかなのは、「個性」であり、「醜い」などというのは考え過ぎだとわかってもらうのも大切だと思います。

tag : カウンセリング 摂食障害

強迫性パーソナリティ障害とカウンセリング

昨日、このブログにたくさん「いいね」を頂いていることに気づきました。
「いいね」して下さった方、ありがとうございます。
書いてて、とても励みになります。

さて、今日は「パーソナリティ障害カウンセリング」のラストとして、「強迫性パーソナリティ障害カウンセリング」について書きたいと思います。

ここでいう「強迫」とは一般的に使われている「脅迫」とはちょっと意味が違います。
別に「おどす」という意味ではありません。

また「強迫(神経)症」と名前が似ていますが、これは別の障害です。


ご参考:強迫(神経)症とカウンセリング


強迫性パーソナリティ障害の方は、

「何事も完全でなければ気が済まない」
「規則や形式といったものに非常に従順」
「頑固で柔軟性に欠ける」

といった特徴があります。

完璧主義の方は、どんなところにも一人くらいはいるものですが、だからと言って、軽率にその人を
「あなたは強迫性パーソナリティ障害だ」などと決めつけてはいけません。

その頑固な完璧主義が度を越して病的に、はなはだしく、会社生活や日常生活に影響を及ぼすようだと障害だということになり、「強迫性パーソナリティ障害」だとされるのです。

例えば、資料作成にあたって、細部にまでこだわるあまりに締め切りに間に合わないといったことがたびたびあり、そのために顧客を怒らせてしまい、出入り禁止になったなどということが、色々な顧客において繰り返されているようであれば、それは、お客様が厳しいのではなく、この障害が疑われるのかもしれません。

強迫性パーソナリティ障害は、遺伝的なので治りにくいとされています。

なので、強迫性パーソナリティ障害の方が、もし僕のところへ来たとしても、あまりお力になれないかもしれません。

でも、このタイプの方は、障害を自覚しているので、その苦しみにカウンセリングで寄り添うことはできるでしょう。

ちなみに強迫性パーソナリティ障害においては、薬物療法も決定打に欠けるようなので、少々やっかいな障害だと言えるでしょう。


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tag : カウンセリング パーソナリティ障害

依存性パーソナリティ障害とカウンセリング

依存性パーソナリティ障害の方は、自分に自信がなく、何事においても他人に頼らずにはいられず、自分のことであっても、人に決めてもらいたがります。

他人の承認や愛情を強く求め、他人の願望と一致して生きようとします。

他人の中に中心があり、自分の中にはありません。

自信がないので、ひとりでいることを恐れ、いつも「人に見捨てられるのではないか」とか「他人に認めてもらえないのではないか」という不安を抱いています。

甘えることを拒絶されたり、頼れる人がいなくなると、うつや不安障害に陥りやすいです。また、ひきこもりになるケースもあります。

治療としては、自分の意見を人前ではっきり主張できるようにする「自己主張訓練」、家族療法(個人はもとより、個人を取り巻く家族関係や家族員全体を対象として行うカウンセリングのこと)、集団療法、ロールプレイを中心とする行動療法などが必要とされていて、これらを通じて、「イエス・ノーをはっきりさせる」ことや「自己主張」ができるようにしていきます。

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tag : カウンセリング パーソナリティ障害

回避性パーソナリティ障害とカウンセリング

回避性パーソナリティ障害の方は、人からどう思われているかといった不安が強く、「自分が人に受け入れられるかどうか」に対して極めて敏感で「確実に受け入れられる」と確信しない限り、その場所に行こうとしません。自尊心が傷つくのを避けるのです。

過保護に育った方が多く、ひきこもり、うつ、不安障害(特に社会不安性障害、全般性不安障害)を併発しているケースが多いです。

自己愛性パーソナリティ障害の場合は、自己愛が傷つけられるとひきこもりますが、回避性パーソナリティ障害の場合は、自信がないので、最初から傷つきそうな場は回避してしまう傾向があります。

治療としては、社会技能訓練(SST)を中心にした集団療法や「ロールプレイ」を中心とした行動療法によって、本人自身が自分の抱える問題の中核、つまり「保護されていなければ安心できない」という点に気がつくようにするすることが肝心です。
そして、「傷つきやすさから、どう脱して、強くなるか」という問題に焦点を絞っていきます。

自己愛性パーソナリティ障害の方にカウンセリングでできることは、少ないかもしれません。

二次障害(ひきこもり、うつ、不安障害)を起こしている場合には、色々と社会生活上の悩みを抱えていると思われるので、そうした心に寄り添うとともに、SST等に参加するよう促していきます。



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自己愛性パーソナリティ障害とカウンセリング

自己愛性パーソナリティ障害の方は、「自分は特別な人間であり、特別な才能や美貌を持っている。だから、誰からも賞賛されるべきだし、特別な待遇を受けて当然だ。」というような肥大した自尊心を持っていて、他人からの評価に敏感です。

プライドが異常に高く、他人からの評価に過敏に反応します。
それゆえ、プライドが傷つくことに耐えられず、ちょっとした挫折で、うつや不安障害、ひきこもりになったりします。

また、自分の目的のためには、人を利用するという利己的な面を持つ人もいます。

いつも、相手に「自分は特別なのだ」と思ってもらいたがり、そう扱われることを要求するので、、対人関係がうまくいかないことが多くなります。

自己愛性パーソナリティ障害の方においては、心理療法が極めて重要とされています。

「自分は特別だ」と固く思っているので、本人の自尊心を一応守りながら、信頼を得たところで、本当の問題は、本人の人格にあることを話して、問題の本質を突いていき、納得してもらうようにします。

入口で、しくじり、本人の信頼が得られないと治療は失敗するので、最初が肝要です。


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演技性パーソナリティ障害とカウンセリング

演技性パーソナリティ障害の方は、その名のとおり演技的で、いつも注目されたいと思っています。自分が中心にならなければ気がすまないという特徴があります。

こう書くと、「ああ、そういうタイプなら、私の周りにもいる、いる」などとお感じになるかもしれませんが、このブログで僕が書いた「パーソナリティ障害とカウンセリング」のページを思い出して下さい。
家庭生活や社会生活上、支障をきたしている場合に、はじめて「パーソナリティ障害」と診断されるのであって、ちょっと演技っぽい行動を取ることが多かったり、自分が中心にいたいという言動があるからといって、それで問題が起きていなければ、それは「個性」であって、「障害」ではありません。

時々、ネットで聞きかじりの知識で、「あの人はパーソナリティ障害だ」などと決めつける方がいらっしゃいますが、それは誤りというものです。

さて、この演技性パーソナリティ障害の方は、非常に誘惑的で、人を操作するのが上手です。
また、他人から愛情を得ようと、自分から積極的に働きかけます。

自分や自分の行為すべてについて、誰からも愛され、賞賛される必要があると思っているので、拒絶されることに対して強い恐怖感を持っています。

ある年齢を過ぎて、容姿が衰えたり、能力が評価されないような状況になり、人を引きつける力を失ってしまうと、うつ状態になってしまったり、アルコール依存症などになってしまったりすることがあるとされてます。


治療法としては、薬物療法よりも心理療法が重要とされていて、本人が自分の幼児的で非現実的な依存的空想に気づくように助けていきます。

非常に自己中心性が強いので、最初から人格の問題点をつくと、大きな屈辱感を与えてしまい、かえって反発を招くので、まずは信頼関係を築くことが大切で、「本題」に切り込むのは、それからです。


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うつになるのは心が弱いから?

たまに、「アイツが会社を休むのは精神力が弱いからだ」というような「精神論」をかます人がいますよね。

そして、うつになるのも「心が弱いからだ。根性さえあれば出社できるものだ」と。

「メンタルヘルス」の概念が徐々に浸透してきて、さすがに最近は、このような人は減ってきていると思いますが、それでも、なお、そういう方はいらっしゃいます。

でも、「心が弱い」とか「精神力」ってなんでしょうか?

僕は、職業経験上、こういう根性論をかざす方の考えとは裏腹に、うつになる方は、がんばり屋さんが多いと感じています。
がんばり屋さんで、責任感が強く、自分のことを犠牲にしてでも仕事をやり抜こうとする。
そんな方が多いように思います。

いい加減な人は、自分の精神が弱ってしまうまで、努力しようとはしないものです。
そんな無理はしないから心の病気にもなりにくいです。
心の病気になる前に、手を抜いて仕事をしたり、会社をやめてしまったりするのです。

一方、うつになってしまうような方は、徹夜もいとわないという感じで、がんばって、がんばって、心身のエネルギーを使い果たしてしまった結果、ガス欠のような感じになり、動けなくなってしまっているのだと、僕は思います。
「やらなければ」という理性でがんじがらめになっていて、身動きが取れなくなってしまうまで、がんばってしまうのです。

そういう意味で、うつになる方は、「精神力が強い」からこそ、病気になるまでがんばれるのであり、「精神力が弱い」人は、そもそも病気になるまでがんばることはできないし、だから病気になることもないのです。

人には理性があり、仕事もしなければなりませんが、その前に、一種の動物であるとも言えます。

「のんびり寝ていたい」とか「遊びにいきたい」とか思うのは自然なことです。

多くの人は、そういう自然な欲求を我慢して生きています。

それが、限度を超えた時、病気になる人がいるのだと僕は思います。

決して、「心が弱いから、うつになる」のではないのです。



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境界性パーソナリティ障害とカウンセリング

境界性パーソナリティ障害の方は、衝動的で気分の移り変わりが激しいため、対人関係がいつも不安定です。
オール・オアナッシング思考の方が多いです。
「自分が見捨てられるのではないか?」という強い不安感を抱えていて、孤独には弱いです。
しばしば、衝動的に、リストカットなどの自殺を図ります。

境界性パーソナリティ障害は、年齢が上がるにつれ自然と治っていくケースも多く、長くても4年前後で、だいたいの問題は沈静化し、30歳前後になると一層軽くなっていきます。

境界性パーソナリティ障害の方の母親は、過保護で過干渉である場合が多く、そのため、思春期になっても十分に自己が育っておらず、自立できないケースが目立ちます。

愛情欲求が極めて強いため、人から期待どおりの愛情が得られないと、途端に被害妄想が強くなったり、攻撃的になったりします。

ストレスには弱く、同時に複数の病気(摂食障害、うつ、パニック障害など)を抱えていることが多いです。

不登校、出社拒否になり、その後、対人関係への不安などから、ひきこもってしまうケースがとても多いようです。

こんな境界性パーソナリティ障害の方へのカウンセリングですが、愛情欲求が極めて強いため、当たり前のように恋愛転移を起こします。これをある程度受け入れないと、カウンセリングは持続せず、受け入れ過ぎるとカウンセリングは破綻するので、その辺のバランス感覚が必要とされます。

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反社会性パーソナリティ障害とカウンセリング

反社会性パーソナリティ障害の特徴は、その名のとおり

①反社会的な行動や犯罪をひんぱんに繰り返す
(犯罪者や非行に走っている人)

②良心にとぼしいので、①にもかかわらず、罪悪感を感じることがなく、不安やうつのような気分におそわれることもない。

③15才以前から行為障害(ウソをつく、万引き、暴力、動物の虐待など)と呼ばれる様々な問題行動をとっている。

などの特徴があり、うそつきで人をだましたりしますし、衝動的で向こう見ず、攻撃的です。

それでいながら、本人は罪悪感を持っていないので、外来では治療はできないと言われます。このため、治療法としては、入院させて力動精神療法や支持療法で対応するという方法がとられるようです。

反社会性パーソナリティ障害の方のカウンセリングですが、ちょっと対応は難しいかもしれません。

たぶん、反社会性パーソナリティ障害の方は、カウンセリングルームになど来ないと思うからです。

僕は一度、このタイプのパーソナリティ障害の方とお話したことがありますが、全くカウンセリングが成立しない感じで、完全に失敗してしまいました。
その上、カウンセリング中に怒り出してしまい、料金も踏み倒されてしまいました。
そのようなことをなさったのは、後にも先にもその方だけです。

もし、また反社会性パーソナリティ障害の方が、当方(カウンセリングルーム「こころケア」)にいらっしゃったら、その時の経験を活かし、相手を怒らせないようにしながら、お話を傾聴し、「反社会性・・・」とは言いつつ、何か悩みはないのか、探っていくようになると思います。

非常に難しいケースであり、初回にリレーション(信頼関係)を作れるかどうかが肝要だと思います。




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統合失調質パーソナリティ障害(シゾイドパーソナリティ障害)とカウンセリング

統合失調質パーソナリティ障害(シゾイドパーソナリティ障害の方は、自閉的で他人との関係に関心がなく、交渉を持とうとしません。
また、一人でいることを好み、喜びや怒りといった感情にとぼしいのが特徴です。

異性に対する関心も低く、生涯独身という男性も多いようです。

「統合失調」質パーソナリティ障害と名前がついていますが、統合失調症とは関係ありません。

ご参考:統合失調症とカウンセリング

このタイプのパーソナリティ障害の方ヘ最適のカウンセリング手法というのはないかもしれません。

というのも、本人は、この障害によって、生活する上で困ることが何一つ無いため、カウンセリングなどを受けに行くことはないと言われているのです。

事実、僕もこの障害の方とお会いしたことはありません。

このタイプの方は、他人に迷惑をかけているわけではないので、ご本人が困っていないのであれば、医師の治療やカウンセリングを受けなくても構わないとも言えます。

まわりから見れば、孤独で感情表現に乏しいので、「なんとかしなければ」とお感じになることもあるかもしれませんが、本人が苦しんでいないのであれば、治療は必要なく、ご本人の特性に合った生き方なり仕事なりを選択すれば良いということになります。

「障害」と名がついているからといって、必ず治療しなければいけないという訳ではないということです。



テーマ : メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

tag : パーソナリティ障害 カウンセリング

妄想性パーソナリティ障害とカウンセリング

妄想性パーソナリティ障害の方は、猜疑心が強く、嫉妬深いとされています。
また、他人を信用できないので、社会に溶け込むのが難しくなっています。
自尊心が高く、闘争心も強い傾向があります。

残念ながら、このタイプのパーソナリティ障害に有効なカウンセリング手法は、見当たらないようです。

僕も、本を読んだり、ネットで調べたりしましたが、あまり有用な情報はありませんでした。

また、僕自身もこのタイプのパーソナリティ障害の方にお会いしたこともありません。

ただ、わずかながら、ヒントも見つかって、それは「認知行動療法」と「力動精神法」により、考え方のゆがみを正していくというものです。

なので、このタイプの方が、僕のところへ来たとしたら、まずは、本人の主張をあるがままに伺い、信頼関係を作ることから始めるとは思いますが、その上で、その考え方の正当性をご本人一緒に、よく考えてゆくことになろうかと思います。

自尊心が高いので、間違ってもその妄想を否定してはいけないと思います。

そして、その妄想をある程度、受け入れながら、

「なぜ、そう思うのか?」

「他に考え方はないのか?」

「あなたが、そのように疑うことで、仮にそれが事実だったとして、何が得られるのか?」

などについて、じっくり話合うことになろうかと思います。

ただ、難しいのは、こういうタイプの方は、容易に他者の考え方を受け入れようとしないことがあることです。
他者の考えが正しいと内心気づいても、それを受け入れることは、自己矛盾を認めることであったりして、激しく拒否されることがあるのです。

だから、カウンセリング初期に、信頼関係を築く(これを業界では「リレーションをつける」といいます)ことが大切ですし、その後も、決して「説得する」ようなカウンセリングや本人の矛盾を指摘するような発言は行わないようにするべきだろうと思います。

パーソナリティ障害の特徴の多くは、年齢とともに徐々に軽快することがわかっています。
だからといって放置しておいてよいとは思いませんが、周囲の方は、あまり短期的にものを考えないようにした方がよいように思います。

テーマ : メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

tag : カウンセリング パーソナリティ障害

多重人格とカウンセリング

皆さんの中には、多重人格と聞くと、マンガの世界の話だと思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、多重人格は、実際に存在する心の病です。

正式には「解離性同一性障害」と言います。

その人の中に、本人とは別人格が存在し、ちょっとしたストレスなどをきっかけに、人格が入れ代わってしまいます。
別人格の数は1つとは限らず、複数の場合もあります。


なぜ、一人の人間に複数の人格ができてしまうのでしょうか?
それは、その人にとって、何か、耐え難いショッキングな出来事、例えば、性的虐待やいじめなど、に遭遇した時に、
「こんなつらい目にあっているのは、自分ではない。別の人の出来事だ」と思い込むことで、自分の心を守ろうとする心理が働くことがあるからです。
このような心の働きを防衛機制と言います。
防衛機制が働き、「これは、別の人に起こった出来事だ。自分には関係ない」と思い込むことにより、自分の中に「別人格」が出来あがってしまうのです。
治療としては、別々になってしまった人格を統合してゆくような心理療法がとられます。

この場合のカウンセリングとしては、ご本人の自尊心を守りつつ、その気持ちに共感し、ご本人が、だんだんとトラウマを思い出せるように仕向けていきます。
ご本人が、他の人格たちに1つにまとまるように呼びかけると同時に、主人格がつらかった過去を受け止める強さをを持ち、現実への適応力をつけることで、人格の統一が可能となります。

-次回に続く-

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tag : 多重人格 解離性同一性障害 カウンセリング

統合失調症とカウンセリング

今日から何回かにわけて、心の病とカウンセリングについて書きたいと思います。

カウンセリングルームは、医療機関ではありませんが、人の「心」に寄り添うことを仕事としているため、心の病を抱えた方がいらっしゃることが少なくありません。

心の病気は、包帯をしている訳でもなく、熱が出たりする訳でもないので、外見上は、病気であることが周囲には分かりづらく、「単なる怠け者」などと偏見の目で見られてしまい、それが原因でお悩みを抱えていらっしゃる方も存在するのです。

僕のカウンセリングルーム「こころケア」にも、心の病を抱えた方が、多数お越しになります。

そんな心の病の中で、今日は統合失調症カウンセリングについて書きたいと思います。

統合失調症は、一昔前まで「精神分裂病」と呼ばれ、いったん発症すると精神病院に入院となり、一生治らない病気というイメージのあった病気です。

確かに予後の悪い病気ではありますが、薬の進歩により、近年では社会復帰する方も増えており、約半数は社会復帰を果たすようになってきているようです。

なので、たとえ医師から統合失調症と診断されても絶望せず、正しく病気と向き合うことが必要です。

統合失調症の原因はよくわかっておらず、元々なりやすい素因をもった方が、ストレスなどをきっかけに発症するというのが、近年有力な説となっているようです。
統合失調症には、陽性症状と陰性症状があります。

陽性症状といっても、「陽気」という意味ではなく、妄想や幻聴、幻視、突然興奮して叫ぶ、などの症状のことを言います。

陰性症状とは、感情鈍麻(感情に乏しくなってしまう)、思考の貧困化、周囲への無関心などの症状のことを言います。

治療の基本は薬物療法が基本となりますが、例えば、陰性症状により、無気力状態となり、仕事や勉強をすることができなくなっているのに、周囲からは「怠け者」の烙印を押されてしまい、悩み、カウンセリングを受けにいらっしゃる方もいらっしゃいます。
そのような場合、僕は、その方の心に寄り添い、お話をお聴きすると同時に、できる範囲の社会的支援を行っています。

周囲から偏見の目で見られていたりする場合、自分を理解してくれる人がいるというだけで、少しほっとするケースもあるようです。
また、家族が「怠け者」などとおっしゃっている場合には、病気が原因ゆえ、怠けているのではなく、やりたくてもできなくなっているのだということを説明します。

また、当方では、ご希望により、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)を受けられる施設の紹介を行ったり、障害を抱えた方がOAスキルを学べる学校を紹介するなどして、ご本人の支援も行います。

統合失調症という病気そのものをカウンセリングで治すことはできませんが、その病が原因で、対人関係がうまくいかなくて悩んでいたり、周囲から怠け者の烙印を押されて悩んでいたりする場合には、カウンセリングで、その方のお力になれる部分があると僕は思っています。

あなたが統合失調症でお悩みであったり、あなたの周囲に統合失調症の方がいらっしゃって、何か悩みごとがある場合には、お気軽にご連絡下さい。
その時の状況により、できる範囲でご相談に応じます。
カウンセリングを行う場合は料金を頂いておりますが、簡単なご相談なら無料でご対応致します。

次回は、うつとカウンセリングについて書きたいと思います。


-次回に続く-

tag : 統合失調症 カウンセリング

認知行動療法について

認知行動療法とは、人の行動と認知(考え)の問題に焦点を当てて、問題の解決を目指す治療方法のことを言います。

って言ってもこれだけじゃ何のことやら、普通はわからないですよね。
一口に認知行動療法と言っても、色々な治療があります。

ここでは、例としてPTSD(心的外傷後ストレス障害)におけるエクスポージャー法を一例として挙げます。

PTSDとは、過去にショッキングな体験(例えば、戦争や大災害、性犯罪などです)をしたことで、心にキズ(トラウマと言います)ができてしまい、精神的な障害(不眠、悪夢をみるなど)を引き起こす心の病気のことです。

このPTSDの治療に認知行動療法の一つであるエクスポージャー法が用いられることがあります。

エクスポージャー法とは、その人にとって問題となっている「刺激」に対して、徐々に慣らしていくことで、最終的に、その「刺激」を乗り越えられるようにする治療方法のことです。

例えば、自動車事故に遭遇してPTSDを患った人がいるとします。

状況にもよりけりですが、このような場合にエクスポージャー法が用いられることがあるのです。

この例のような場合、例えば、以下のようにして、「自動車」という刺激に慣れていってもらいます。

第一ステップ:自動車の写真をみる
第二ステップ:駐車場に行き、自動車に触ってみる
第三ステップ:家族や友人などの運転する自動車に乗せてもらう
第四ステップ:自分で自動車を運転してみる
第五ステップ:自分で運転して、事故現場付近を走ってみる

こんな感じで「自動車」という刺激に徐々に慣れていき、最終的には、自動車が怖くなくなることを目指します。


注)ここでは、話をわかりやすくするために、エクスポージャ法の例を書きましたが、これは、今、僕が思い付くままに、あくまで説明用に書いたものですから、もし、あなたが自動車のPTSDであったとしても、真似はしないでください。


このようなエクスポージャー法は、認知行動療法の一種です。

その他、発達障害におけるフラッシュバックの治療法であるEMDRなども認知行動療法です。


で、近年、カウンセリングルームの中でも、この認知行動療法をうたっているところを見かけるのですが、僕的には?です。


認知行動療法は治療法の一種である訳ですが、カウンセリングルームにいらっしゃる方のうち、どれだけの方が、こうした治療法を希望しているものでしょうか?

僕の経験では、そういう方よりも、まずは、「自分の悩みを聴いて欲しい。自分の心に寄り添って欲しい」という方の方が圧倒的に多いような気がします。

なので、僕のカウンセリングルーム「こころケア」では、認知行動療法ではなく、来談者中心療法を基本としています。
もちろん、ケースによっては、エクスポージャー法などを検討することもあるのですが、それは、どちらかというと、例外です。


-次回に続く-


tag : 認知行動療法 カウンセリング技法 カウンセリング

来談者中心療法について

僕のカウンセリングルーム「こころケア」で採用しているカウンセリング技法は「来談者中心療法」というカウンセリング技法です。

来談者中心療法では、相談者さんのお話を「傾聴」することに重点をおきます。

カウンセリングにおける「傾聴」とは、単に、お話をお聞きするだけのことではありません。

相談者さんのお話を「共感的理解」をもってお聴きするのです。

「共感的理解をもって聴く」とは、相談者さんの立場に立ち、相談者さんの気持ちに同化して、その方のお話を、あたかも僕自身に起こった出来であるかのように、お聴きすることです。

中途半端にカウンセリングの知識を持っている方の中には、来談者中心療法を「ただ話を聞くだけ」とおっしゃる方がいますが、そうではありません。

ただ「聞く」のではなく、共感的理解をもって「聴く」のです。

そこには、テクニックも存在します。

相談者さんが気持ちよくお話ができるようにするテクニックがあるのです。

でも、それをここで書いてしまうと、手品の種明かしを先に行ってしまうようなもので、実際のカウンセリングに支障をきたしますので、ここでは書きません。

どうしても気になる方は、ググってお調べ頂くか、当方までメールを下さい。
個別のお問い合わせには応じます。


そして、もうひとつ、重要なことがあります。

それは、相談者さんの気持ちを「共感的に理解する」ためには、カウンセラーが、それ相応の人生経験を積んでいる必要があります。

「結婚したことのないカウンセラーに、その喜びを理解できますか?」
「離婚したことのないカウンセラーに、その悲しみ、やるせなさを理解できますか?」
「失業したことのないカウンセラーに、その不安感や怒りを理解できますか?」

つまり、そういうことです。

しかし、人の人生は、人それぞれで、全く同じものは存在しません。
日本人1億人の人生は1億通りの人生パターンがあるのです。

それを全て体験することは不可能です。

なので、著名なカウンセラーの先生の本を読むと、「読書」することを推奨されていることがあります。

これは、読書によって、人の人生を擬似体験すべし、ということです。
本だけでなく、映画なども良い体験になると思います。
自分とは異なる人生、自分とは異なる価値観を学ぶことも、カウンセラーにとって、とても大事なことなのだと思います。


僕がカウンセラーになって3年ですが、カウンセラーにとっては、人生において無駄な体験は、ほとんどないと感じています。

対人関係の問題、経済的な問題、身体的または精神的な病いの問題など、人々に発生する悩みは様々なので、ふだんの何気ない体験が、後日、相談者さんのお話をお聞きした時に、

「なるほど。この人が悩んでいるのは、あの時の僕の~という経験と似てるなぁ」

という感じで、役に立つのです。


という訳で、「来談者中心療法」が、「ただ聞いてるだけ」というものではないことが、ご理解頂けましたでしょうか?
ここまでご理解頂いたところで、最近よく聞く「認知行動療法」について、僕の考えを書きたいと思いますが、長くなってきましたので、それは、また次回。

-次回に続く-

tag : 来談者中心療法 カウンセリング カウンセリング技法

プロフィール

「こころケア」カウンセラー平山靖高

Author:「こころケア」カウンセラー平山靖高
神奈川県川崎市中原区でカウンセラーをやってる平山靖高といいます。
1960年代の生れで、1980年代に早稲田大学を卒業後、富士通に就職。2014年に富士通を退職し、2年間バイトをしながら、カンセリングや心理学を学び、2016年7月にカウンセリングルーム「こころケア」を開業し、現在に至る。
離婚経験があり、現在は独身。ちなみに子供はいません。
詳しい自己紹介をブログ本文に載せているので、是非ご参照下さい。


ビール,音楽(最近のお気に入りは米津玄師のLemon),韓国旅行が好きです。

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