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アダルトチルドレン(AC)・愛着障害の方への「より良い」接し方

もし、あなたのパートナー(夫とか妻とか恋人とか)が「アダルトチルドレン(AC)・愛着障害の方」だとすれば、おそらく、あなたは、何らかの「違和感」を覚えたことがあるのでは?と思います。
アダルトチルドレン(AC)・愛着障害の方には、たまに矛盾した心理が働いています。
たとえば、「恐れ・回避型」に属する人は、「人恋しいのに人を拒絶する」ようなところがあります。
もう少しわかりやすい表現を使うのならば「寂しいのに他人を拒絶する」などということがあるのです。
それは、心の底では「人を求めている」けど、「拒絶されるのが怖い」ため、近づくことができないという心理が働いていたりするということです。
そのような心理は一般の方はご存知ないでしょうから、冒頭に「違和感を覚えたことがあるのでは?」と言いました。
このページでは、そのような方のために、「アダルトチルドレン(AC)・愛着障害の方」への接し方を解説します。
あなたのパートナーが「アダルトチルドレン(AC)・愛着障害の方」であるのなら、きっと参考になると思います。


1.どの愛着スタイルの方にも共通のノウハウ

【避けるべきこと】
「叱る」「責める」「けなす」は厳禁

【応答性】
「求められたら、応える」というスタンスが重要。
「無反応」「無視」は厳禁。
求められていない時は、そっと見守る。


【コミュニケーション】
【非言語的コミュニケーションも重要であることを忘れない】

相手の声の調子、表情、仕草に、こちらの声の調子、表情、仕草を同期させるとよい。
それは・・・
相手が低い声でゆっくり話しているのなら、その声の調子に合わせる。表情 やうなづきといった体の動きも同期させる。相手にわかりやすいくらい、やや大きめの動作で、相手の動きを鏡に映すかのように反応する。
といったことです。

視線の使い方も、相手に合せる。
それは・・・
相手がまっすぐにこちらを見て話す場合には、こちらもまっすぐ相手を見て話す。
相手が視線をそらしがちにする場合には、あまり、相手を凝視し続けず、ほどよく視線をそらしながら、話を聴くようにする。
といったことです。

あいづち・おうむ返しを使う
但し、「求められていないことは言わない」 (自分の言い分などは言わない方がよい)

「共感」を持って相手の話を聴く
自分の経験・考え・信条は、いったん忘れて、話し手の世界を真っ白な状態で聴くことが大切。「なるほど。この人は、こういうふうに考えるんだ」「そうか。そういう考え方もあるね」などという感じが大切。

「共感」を邪魔するもの
「~すべき」という「べき思考」は共感の妨げになる。
例えば、引きこもりになっている人に「少しは外へ出たら?」などと言いたくなるのは、無意識かもしれませんが「大人になったら仕事をするべき」とか「学生は学校へ行って勉強すべき」という自分の「べき思考」に とらわれている証拠だと言えます。
そうではなくて、相手が、引きこもりになってしまっているのであれば、「なぜ、そうなったんだろう?」 「何かつらいことがあったのかもしれない」という感じで、予断を入れずに考える方がよいです。
まずは、本人がおかれている「今の状態」を「無条件で受け入れて」、本人が、何か語り始めたら、静かにあいづちを打ちながら、ただただ聴いてあげるとよいです。
絶対に、自分の意見を言ったり、批判はしないこと。


2.「不安型」愛着スタイルを持っている人へのアプローチ

【返事はなるべく早く】
このタイプの人は、「相手に受け入れられるかどうか」「相手にどう思われているか」「見捨てられるのが怖い」と思っていることが多いので、少しでも相手の反応がいつもと違っていたりすると、不信感を抱いてしまったりするので、そこは注意が必要です。
メールやLINEの返事なども、なるべく早く返した方がよいです。
ちょっと遅れただけで、「無視された」と考えてしまい、機嫌が悪くなったり、気持ちが不安定になるといったことが起きやすいのです。

【共感が大切】
また、このタイプの人は「共感」を求めているので、相手の世界を理解して、相手の話をわかって あげることがとても大切です。
間違っても、「自分の価値観」「一般道徳」などを押し付けないこと。
不安型の人が以下の反応を見せた時は、「もっと自分の気持ちに目を向けて欲しい」「もっと自分の気持ちをわかってほしい」というサインだと考えてよいかと思います。
「不機嫌」「拒否」「攻撃」など

【上手な話しかけ方】
不安型の人が不機嫌な時は、以下のような話しかけ方をすると、うまくいくことが多い。
「どうしたの?」「何か嫌なことがあったの?」「よかったら話して」「話してくれると、うれしいな」など。
「爆発して怒りをぶちまけてきたり、責めてきたりした場合」には
「言いたくても言えなくて、ずっと我慢していたんだね」
「そういう気持ちでいたんだね。気づいてあげられなくて、ごめんね」
といった言葉をかけるとよいです。
そうやって、本人の気持ちを受け止めた上で、
「うまく伝わらなかったかもしれないけど、自分もずっと心配していたんだよ」とか「あなたの期待にはうまく応えられなかったかもしれないけど、あなたのことを大切に思っているんだよ」
と、ご本人への気持ちを伝えることは、相手に大切に思われたいという不安型の人の欲求に応えることになります。

【何かを決めるとき】
不安型の人は、自分で決めるのが苦手ですが、あなたが答えを指示するようなことは避けた方がよいです。

「あなたはどう思うの?」 とか 「どうしたいの?」

という感じで、本人の主体性を尊重するのがよいと思います。



3.回避型愛着スタイルを持っている人へのアプローチ

回避型の人は、安全基地など必要としないかのようにふるまっていることを理解する。
そして、それは、ほとんどの場合、本心です。
本人が、その「重要性」に気づいていないと考えてよいが、「あなたには安全基地が必要なんですよ」
などと持ちかけたら、おそらく「この人は何を言っているんだ?」という反応が返ってくるので、 やめた方がいいです。
「静かに見守る」といった感じが一番しっくりくるケースが多いと思われます。

【回避型の人の特徴】
夫婦間のことであれ、仕事関係のことであれ「とにかく面倒なことには関わりたくない」と考えていることが多いです。

【回避型の人の甘え方】
回避型の人の甘え方は、物のように相手を使い、所有し、支配するという仕方が特徴です。
必要性が切迫している時には、相手にとりすがり、相手を目的のために使おうとするが、利益がなさそうな場合には、いら立ちや怒りを示したり、あっさり切り捨てたりするといった対応をすることがあります。

【回避型の人への伝え方】
「あいさつ」や「礼儀」を重んじる人が多いので、注意する。
回避型の人は、あまり「共感」には興味がない。

【回避型の人によくある思考パターン】
「相手がそんなふうに話を聞いてくれるのは仕事だからだ」
「うわべだけの同情にすぎない」
「家に帰るころには、自分のことなど忘れているに違いない」・・・・・・・・ など

【回避型の人に心を開いてもらうためには】
回避型の人には、共感されてもあまり響かないが自分が関心があることについて語ることは好きなことが多いです。
だから、回避型の人の心を開こうとするならば、相手が関心を持っていることについて、関心を持ち、それについて「同好の士」として語り合う関係になるとよいです。
自分の興味のあることを語ることは、その人を生きいきとさせるので、そうすることで、突破口を開くことができます。

【回避型の人の心の壁を破るきっかけ】
①支え手自身の自己開示
回避型の人は「心の内側を見せたくても、あなたは何も自分のことは言わないではないか。こちらにだけしゃべらせるのは、不公平ではないか」という感じで、自己開示をしようとしないことがあります。
そんな時は、まず、支え手の方から先に自己開示するのがよいです。。

②強い感情を見せる
こっちは必死に向き合っているのに、どうして応えないのだと、真剣に訴えると効果がある場合があります。ただし、これをやる時は、慎重にやって下さい。

③ピンチで「守る態度」を示す
本人がピンチに陥った時、支え手が、敢然と本人の味方になり、身を挺して本人を 守る態度を示すと心の壁の突破口になることがあります。
ピンチ=「病気」「ケガ」「大切な人を失う」「孤立する」「チャレンジに失敗する」など

【回避型の特徴を理解する】
回避型の人は、甘えて来なかった人である。
甘えられる境遇になかったため、「甘える」という回路が未発達であり、相手に気を 許し、打ち解けることができないということは理解しておくとよいと思います。



4.「恐れ・回避型」愛着スタイルを持っている人へのアプローチ

【恐れ・回避型の人の特徴】

「恐れ・回避型」の人は、心の底では*安全基地を求めている。ただ、拒否されたり、傷つけられたりすることを恐れているだけである。
そこが「回避型」の人との大きな違いである。
だから、「恐れ・回避型」の人の方が「回避型」の人よりハードルは低いと言えるが、
そうは言っても、警戒心が人並みはずれて強い場合が多く、簡単ではない。
*安全基地
その人を無条件に愛し受け止めてくれる存在。心のより所

誰にも気持ちを許せないし、甘えることもできないのだが、回避型とは違って、他人の反応に無頓着というわけにいかず、他人の顔色が過度に気になってしまう面を持っています。
他人と関わると、また嫌な思いをするのではという不安や恐怖のために、他人と 親密な関係をもつことができないでいることが多いのです。。
相手が自分を受容してくれる存在だと確信できると、心を開き、つながりを持つことができるようになります。

恐れ・回避型の人は「不安型」の人の要素と「回避型」の人の要素を併せ持っていますから、対応方法は、それだけ複雑にならざるを得ません。
また、「併せ持っている」と言っても、それは、単純な足し算ではなく、その「合わさり方」は、その人によって違うので、よく注意して見極める必要があります。

つまり、「恐れ・回避型」の人への対応は、「不安型」の人への対応方法と「回避型」の人
への対応方法の中から、その人にフィットするやり方をチョイスして実行する必要があるということです。

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アダアダルトチルドレン(AC)・愛着障害の方が感じている「生きつらさ」とは

アダルトチルドレン(AC)・愛着障害の方とは、「親の愛情が正常に得られなかったため心に傷が残り「生きつらさ」を感じている方」のことですが、では「生きつらさ」とは、具体的には、どんなものでしょうか?

このページでは、当方に実際にやってきた方から僕が伺った話を書いておきます。

(1)自尊心がない。自分はダメな人間だと思っている。

AC・愛着障害の方は、ほぼ全員、「自分はダメな人間なんだ」と信じ込んでしまっています。かなり立派な経歴をお持ちであっても、自分はダメ人間だと信じ込んでしまっています。これは、子どもの頃から、親にほめられたことがなかったり、兄弟と比べて「あんたはダメね」などと長年に渡って否定され続けて育った結果、そのように思い込んでしまうようです。これ自体が「生きにくさ」であるとも言えますが、このことは、更に様々な「生きにくさ」を生む要因となります。


(2)大きなコンプレックスを抱えている

AC・愛着障害の方は「自分はダメな人間」だと思っているため、たいてい大きないくつものコンプレックスを抱えています。
そのため、他人と交流を持つことは、AC・愛着障害の方にとっては、「コンプレックスを刺激されること」を意味するので(常に自分は全ての他人より劣っていると思っているためです)他人と豊かな交流を持つことは望まない方が多いようです。
このことは「コミュニケーションが苦手」という結果に現れますが、もちろん小手先のコミュニケーションスキルを学んだとしても、この問題は解決しません。
「根っこ」にある「自尊心の欠如」の問題を解決しない限り「テクニック」を学んでも意味がないのです。


(3)ほめ言葉を素直に受け取れない

「自分はダメな人間だ」とかなり強く信じ込んでしまっているので、他人からほめられても、素直にその言葉を受け止められないケースがほとんどのようです。
いくらほめてもらっても、その言葉を信じることができず「白々しい」などと感じてしまうようです。
また、全員ではないようですが、異性からの告白も素直に受け取れない方が多いみたいです。
「(本当は)僕の(私の)外見にひかれているだけなんじゃないか?」という感じに受け取ってしまうようです。


(4)表情に乏しい・笑顔がない人が多い

笑顔をみせると、自分のコンプレックスを刺激する存在である他者が近寄ってきてしまうため、笑顔を殺し、無表情て生きることが習慣になってしまっている方も多いようです。


(5)他人に合わせてしまう

他人から見捨てられることや嫌われることを極度に恐れている人が多く、何かと「他人にあわせてしまう」という人が多いようです。
本当は「肉が食べたい」と思っているのに、「寿司でもどう?」と言われると、相手から嫌われたくない一心で「寿司でいいよ!」と答えてしまいます。
その結果、食べたくもないものを食べるはめになり、食事を終えたあとはぐったり、なんてことが少なくないようです。


(6)「NO」と言うことができない

親や兄弟から「盲目的な絶対服従」を強いられて育った結果である場合と「他人から嫌われたくない」という心理が働いている場合があるようですが、とにかく「NO」と言えないとおっしゃる方も多いです。
前者の場合は、親や兄弟などに何か言われると「蛇ににらまれたカエル」のようになってしまい、何も言うことができなくなるようです。


(7)お金に関する感覚に異常がある

「(お金がないので)お前を大学あるいは県外に進学させることはできない」といった類のことを言われた経験をお持ちの方も少なくないです。
特に兄弟で親からの扱いに差別があった場合には、強烈に親を憎んでいる場合があります。
また、幼い頃から「お金・お金」と言われ続けた結果、もう自立していて、自分で稼いだお金なのに、自分の楽しみに使うことに、ある種の「罪悪感」を感じてしまい、結果として「楽しむ」ことが下手になってしまっている方もいらっしゃるようです。
また、「自分ごときが(安い)ユニクロ以外の服を買うなんて許されない」などと考えている方もいらっしゃいました。もちろん、他人からそのように言われたわけではなく、ご自身がそのように感じるようになってしまったということです。


(8)極端な完璧主義

AC・愛着障害の方の親は、「減点主義」の場合が多いようです。
つまり、テストで90点を取ったら普通はほめられるものだと思いますが、そういう親は「この-10点はなぜできなかったのだ!」といって責めたてるようなタイプの親が多いのです。
その結果、言われた子どもの方は、ひたすら完璧を目指すようになるので、そんな習慣が長期にわたって続けば、「完璧主義」になってしまっても不思議ではありません。
周囲の人からは「仕事にミスがない」と信頼されていたりするのですが、ご本人はとても苦しんでいたりします。
また、どんな人だって、常に100点満点ということはあり得ないので、そのことが(1)の自尊心の欠如に結びついてしまうことになります。


(9)「殺して欲しかった・なんで私を産んだのか?」と思っている

AC・愛着障害の方の苦しみは、普通の人の想像を超えています。
僕に「殺して欲しかった」とか「何で私を産んだのか?」などという「嘆き」の言葉を伝えてくる方も少なくないです
前者の方は、自分が難産の結果生まれたと知り、それだったら、その時、助けて欲しくなかったとおっしゃっていました。
後者は、常ずね虐待に遭遇してきているため、「そんなに私が憎く、私をいじめるのなら、そもそもなぜ私を産んだのだ?」と感じるようになるようです。


以上は、全部、僕が実際にお会いしてきた方々のお話であり、真実です。

しかし・・・・

もし、あなたがAC・愛着障害だったとしても、決して絶望はしないでください。
僕のところへやってきたAC・愛着障害の方々の何割かは、いまわしい過去から解放され、笑顔で僕のもとから旅立っていきました。
「全員を助けることができました!」なんてウソは言いません。
でも、だからこそ、僕は、その確率が上がるように学びと改善を続けています。

去年作った僕のセラピーは、僕が実際に実施してみた結果、うまくいかなかった部分などの「改善」をコツコツと積み重ねてきており、たった2年で「もう原型をとどめていない」といってもいいほど姿が変わりました。


その作業に終わりはありません。

僕が、この仕事を続けている限り。

人々が僕のところへやってきてくれる限り。



もうひとつ、お伝えしておきたいことがあります。

AC・愛着障害の中には「安全基地」と呼ばれる、その方に「無条件の愛情」を与えてくれる存在に出会ったことで救われた方も少なくないということです。

実の親が、ご自身が幼い時に亡くなっていたとしても、養父母にめぐまれたため、AC・愛着障害から救われたという例も少なくありません。
養父母ではなく、恋人であっても効果は同じです。

あなたがAC・愛着障害であったとしても、それは恋愛や結婚ができないということを意味するものではありません。

実際、僕のところへやってきたAC・愛着障害の方のほとんどがパートナーや婚約者など、連れ合いがいらっしゃる方でした。

AC・愛着障害だから、恋愛や結婚ができないということは断じてないのです。

そして、その連れ合いが、「無条件の愛情」をあなたに注いでくれる存在なら、それだけで、あなたは救われる可能性があるのです。
もちろん、その場合には、僕のセラピーも必要ありません(笑)


もし、あなたがAC・愛着障害で、僕のことが気になったのなら、いつでも連絡を下さい。
いつでも、最大限の誠意であなたをお迎えする用意が僕にはあります。
もし、あなたが、うちへ来てくださるのなら、1回目は料金も頂きません。
それは、どんな方にも、気軽に相談に来て欲しいという僕の気持ちの現れなのです。

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僕の「愛着スタイル」

僕のルームでは、最近、「愛着スタイル」テストを導入して、お客さんたちに実施してもらっています。

このテストをやってもらうと、その方の愛着スタイルやその生きづらさの「深さ」がわかり、「生きづらさ」の詳細を把握することができるからです。

ちなみに、このテストは、医師の岡田尊司という方の本に掲載されているもので、信頼できるものです。
実際、うちのお客さんたちにやってもらった結果では、皆さん結構高スコアが出るので、

「あ~、やはり悩みが大きいから、カウンセリングルームになんか、わざわざやって来てくれるんだな」

と、納得の結果が出ています。

で、僕自身も、このテストをやってみました。

その結果は、

■安定型愛着スコア:13
■不安型愛着スコア:4
■回避型愛着スコア:9

でした。

一番スコアの高いスタイルが、その人の基本的な愛着スタイルなので、僕の基本は「安定型」であると言えます。
このことは、僕が親の愛情を受けて育ったということを示しています。

一方、僕は回避型愛着スコアが「9」もあるので、「回避型」の要素もかなり持っていることになります。
5以上スコアが出ている場合、「その要素も無視できない」とされているのです。
ちなみにに15以上のスコアは、かなりその要素強いことを示します。

「回避型」というのは、「愛情が得られなかったら辛い思いをするから、そもそも、そんなものは避けてとうろうとする傾向を持っている」という愛着スタイルです。

わかりやすくいうと、「告白してふられるのが怖いから、そもそも恋愛から逃げてしまうようなタイプ」と言えばよいでしょうか。
しかし、ご本人には「逃げている」という意識はないはずです。
そもそも、ご本人には「そういうものには興味がない」というだけの話であって、別に「逃げてる」わけではなく、まわりからみると、そのように見えるだけのことです。

実際、回避型が「9」の僕にも思い当たる節があります。

ぼくは、時々、友達のごく小さなライブに行くのですが、そうすると、同席している知らない方が結構話かけてきます。
そのライブは、基本的に僕の友達の関係者しか来ていないので、「友達の友達は友達」という感覚で話かけてくるんだろうと思います。
でも、そのことは、僕にとっては、うっとうしいだけです。
僕は「友達のライブ」だから参加しているだけで、別に「友達を増やそう」とか全く思っていないので、主催者の友達にまで興味はありません。
僕は、単に「僕の友」に会いに行っているだけなのです。

僕のそういう感覚は「回避型」の要素が強いからなんじゃないかな?と思います。

まわりの方からすると、

「とっつきにくい」とか「孤独な人」という感じがするかもしれませんが、僕自身は、それが普通で心地よいからそうしているだけなのです。

ただ、「回避型」は僕の「サブスタイル」ですから、例外もたまにあるようで、前回のライブでは、たまたま僕の隣に座った少年(中学1年生)と妙に話が弾み、とても楽しかったです。

また、僕は、うちのルームへやってくる相談者の方々とお会いするのを、いつも、とても楽しみにしています。
職業としてお会いしているので、「友達になるのではない」というのが、逆に、「逃避型」を持っている僕には心地よいのかもしれません。

そういう、心理テストではわからないことが起こるというのも、やはり、僕が「人間だから」なんでしょうね。

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アダルトチルドレン(AC)・愛着障害の有名人

アダルトチルドレン(以下AC)」という言葉と「愛着障害」という言葉の意味するところは同じですが「障害」などと言われると、なんだか「能力が劣っている人のこと」という感じがしてしまうかもしれませんが、もちろん、そんなことはありません。
下記の人々はみなAC・愛着障害の方なのだそうです。
(「愛着障害-子ども時代を引きずる人々」岡田尊司著より引用)

■オバマ前大統領
シングルマザーで、大学院にも通っていた母親は忙しく、彼をあまりかまってくれなかったのだそうです。
彼は「優等生」ではあったが、ドラッグやアルコールに依存した時期があったのだそうです。

■クリントン元大統領
母親に対してはとても従順だったが、それ以外の女性に対しては支配的で、うまく利用したり搾取しようとしたそうです。
母親に支配されて育った人の場合、母親には従順だが、思い通りになる存在を見つけるとその人を支配しようとする傾向がよく見られるのだそうです。


■川端康成
作家の川端康成の父親は彼が2歳にならないうちに亡くなり、それから1年もしないうちに母親も亡くなったのだそうです。
この別れが彼を愛着障害としてしまったそうです。
ちなみに彼は「回避型」だったそうです。


■ジャン・ジャック・ルソー
彼の母親はルソーの誕生直後に亡くなった。
彼の幼い頃の「いたずら」は、少し常軌を逸しており、「食べ物の入った鍋にこっそり小便をしたりした」のだそうです。
このような「度を越したいたずら」は愛着障害の子どもに典型的なのだそうです。


■夏目漱石
夏目漱石は、養育者が転々と変わるという体験をしており、「回避型」の愛着障害を大人になっても引きずっていたという。


■その他のAC・愛着障害の有名人
太宰治・ヘミングウェイ・谷崎潤一郎



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愛着障害の克服

皆さんは「愛着障害」というものをご存知でしょうか?

僕は、今年になるまで知りませんでした。

愛着障害」という概念を最初に、うちに持ち込んだのは、今年の5月頃、うちへACのセラピーを希望してやってきたお客さんです。
その時は、「愛着障害」という言葉は聞きましたが、その時点では、僕は、あまり気にとめていませんでした。

そして、9月になって、別のお客さんが、本を3冊持参してうちへやってきて、僕に「読んで欲しい」と言いました。
その中の一冊が、「愛着障害 子ども時代を引きずる人々 」岡田 尊司 (著)という本でした。

わずか半年の間に「愛着障害」という言葉が、2人の方から僕に伝えられたことと、その本を読んで、少し「感じる」ものがあったので、今、「愛着障害の克服」という本を読んでいる最中です。

愛着障害というのは、子ども時代に、親の愛情を得られなかったために、大人になって、様々な生きづらさを抱えている方達のことをさすようです。

つまり、概念そのものは、アダルトチルドレン(AC)とほぼ同じです。

概念はACも愛着障害もほぼ同じですが、この本の著者で、精神科医である岡田 尊司が著書で述べている「対処方法」は、当方がACの方向けに行っているセラピーとは、全くアプローチが異なります。

当方のアプローチは、ご本人のこころに直接働きかけ、その方を過去の呪縛から解き放すというものです。

これに対して、岡田 尊司氏のアプローチは、「親から愛情を受けられなかったのなら、親以外が「安全基地」になればよい」というもののようです。

「安全基地」とは、親とか親代わり(養父や養母など)のことで、簡単に言うと「その人にとっての、こころのよりどころ」みたいなもののことです。

つまり、「親の愛情が得られなかったのなら、親以外からそれが得られれば、その人は苦しみから解放される」ということのようです。

で、どうやったら、その「安全基地」になれるのか、というところを今、読み進めています。

うちは、ACにフォーカスした活動を行っていますが、当方のAC向けセラピーに、岡田 尊司氏のアプローチを取り入れることで、間違いなく「親の愛情を得られず、生きづらさを感じている人たち」を救済する方法の「幅」が広がることになるのだろうと思っています。

今は、まだ、この程度のことしか書けませんが近日中に、具体的に、はっきりとしたことを発表したいと思っています。

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また一人ご卒業です

本日、また一人の方(Dさん)が、当方のACの方向け専用セラピーをご卒業されました。

Dさんにも、このセラピーを評価して頂き、公開の許可も頂きましたので、結果をこちらに公開しております。

このセラピーに興味のある方の参考になれば幸いです。




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アダルトチルドレン(AC)の方向け専用セラピー実施結果更新

間もなく当方の「アダルトチルドレンの方向け専用セラピー」をご卒業になる方から、その「効果」をお聞きして公表致しました。
ご参考にして頂ければ幸いです。

https://kokorocare2016.web.fc2.com/ac_results.html




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アダルトチルドレン(AC)は、なぜコミュニケーションが苦手なのか

アダルトチルドレン(以下AC)の方の多くはコミュニケーションが苦手だとおっしゃいます。
これは、なぜなのでしょうか?

その根本的な理由は、ACの方は、ほとんどの場合、自己肯定感や自尊心が低いということにあろうかと思います。

■ご参考:アダルトチルドレン(AC)の方の自尊心や自己肯定感が低い理由

どういうことかと言うと、自尊心や自己肯定感が低いACの方は、ほとんどの場合、なんらかのコンプレックスを抱えて生きています。

コンプレックスは誰にでもあるものですが、ACの方の場合は、普通の人より「広く・強く」感じている場合が多いです。

すると、どうなるかというと、他人と交わると、自分のコンプレックスと向き合わなければならなくなります。
それは、本人にはつらいことなので、ACの方は、人と深く付き合うことを避ける傾向があるのです。

他人と深い交流を望まないACの方は、自分の感情をあまり表に出さない傾向があります。感情を表に出した結果、他人が自分に近づいてくることをさけようとすることが多いのです。このため、まわりの人からすると、「何を考えているのか、よくわからない」といった印象を与えていることも多いのです。

人の心理には「返報性」というものがあって、「自分に好意を向けてくれた人には、自分も好意で返したい(好意の返報性)」とか「自分に自己開示してくれた人には、自分も自己開示したい(自己開示の返報性)」という心理が働きます。

(どんな相手にも「必ず絶対働く」というわけではなく、「そういうことが多い」というレベルの話です)

ここまで述べてきたように、ACの方は、そのコンプレックスから、人付き合いを避けようとしている傾向があり、自分の感情を表に出さず、相手に「自己開示」をすることも「好意を示す」ことも少ないのです。

従って、相手から、「自己開示」や「好意」が返ってくることがあまりないので、親密なコミュニケーションが苦手になってしまうと考えることができます。

当方のセラピーでは、コンプレックスの元になっている過去のつらい体験から心を開放し、極端な自己否定をしなくても済むようになるように、お手伝いをさせて頂きます。
すると、極端なコンプレックスからは解放されて、必要以上に閉鎖的になることがなくなり、「自己開示」や「人に好意を向けること」などが上手にできるようになるため、相手からも「自己開示」や「好意」が返ってくることが多くなり、結果的に良好なコミュニケーションがとれるようになっていきます。

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アダルトチルドレン(AC)は、なぜ「No」が言えないのか

人に「No」とはっきり言うのは、苦手という人は多いと思います。

特に相手が、目上の人とかだと、内心「いやだ」と思っていても、はっきり「No」というのは勇気がいるものです。
その結果、望まない仕事や厄介事をおしつけられて、ストレスがたまる結果になり・・・・というのはアダルトチルドレン(以下AC)でなくても、誰しもが経験したことがあるのではないかと思います。

ただ、ACの方の場合は、その程度がひどい場合が多いのです。

普通の人は、同じ人から何回も無理な事を頼まれれば、何回目かで、「もういい加減にして!」と言ったりすることもあるかと思いますが、ACの方は、まるで「蛇ににらまれたカエル」のように「絶対的服従」になってしまい、一切断ることができずに、苦しんでいたりします。

なぜ、そんなふうになってしまうのでしょうか?

それは、ACの方は、極端に自尊心や自己肯定感が低いことに由来しているものと考えられます。
(なぜ、ACの方は、極端に自尊心や自己肯定感が低いのか?については、こちらを参照して下さい)

自尊心や自己肯定感が低く、自分のことを「無価値な人間」と感じていることの多いACの方は「こんな私ごときが自分を主張しても良いのだろうか?」と考えてしまいます。

また、親の愛情を十分に感じられず育った結果、「どうやったら親に愛してもらえるのか?」と考え続けて生きてきているので、「断る」ことが「自分が見放される」のでは?という恐怖感に直結してしまうようです。

当方のACの方向けの専用セラピーでは、根本原因である「低い自尊心や自己肯定感」を正常に戻せるように、お手伝いさせて頂きますので、必要以上に低くなってしまっている自尊心や自己肯定感を取り戻すことができ、結果として、「No」を言えるようになる効果が期待できます。


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アダルトチルドレン(AC)の方の自尊心や自己肯定感が低い理由

適切な自尊心や自己肯定感は、私たちが健全に生きていくために大切なものですが、アダルトチルドレンの方(以下「AC」と略します)にお会いすると、ほぼ例外なく、自尊心や自己肯定感が低いとおっしゃいます。

これは、なぜなのでしょうか?

それは、たぶん、下記のような理由からそうなっていると考えられます。
以下に、実際に当方にいらっしゃった方からお聞きした実例をいくつか示します。


■親の期待が過大であった。
親の期待が過大で、「できて当たり前」という環境で育った。普通の家庭では95点を取れば褒めてもらえるものですが、ACの方の親はできなかった「5点」の方を強調して「なぜ100点をとれないのだ!」というような態度であることが多いようです。
このため、「親に嫌われたくない」一心で、頑張るのですが、「満足して貰えない」どころか「できなかった5点を責められる」ようなことが、長年にわたって続くため、「私はダメな人間なんだ」というように考えるようになってしまう。
このようにして、自尊心や自己肯定感を失ってしまう。


■自主性を認めて貰えなかった
何をやっても悪いようにしかとってくれない親のもとで育った。
自分で判断すると責められ、「お前は、私(親)の言うとおりしていればよいのだ」という教育を受けてきた結果、自分に自信がなくなり、自己肯定感や自尊心がなくなってしまった。


■親が褒めてくれない。暴言をあびせる。
こどもは、本来「親に褒めてもらいたい」という気持ちを持っているものですが、ACの方の親は、概して「褒めない」タイプの方が多いようです。
それどころか、欠点ばかりを責められて、何かあると暴言をあびせられて育ってきたりしています。
そのような親のもとで育てば、「自分はダメな人間なんだ」と思い込んでしまい、自尊心や自己肯定感がなくなってしまっても不思議ではありません。


以上のような事情で、ACの方の自尊心や自己肯定感は低くなっているのだと考えられます。

いくら、自尊心や自己肯定感が大切だと言われても、ACの方には、どうしたらそれを取り戻せるのかはわからないはずです。
当方のACの方向けセラピーでは、具体的にその道を示して、こうした問題も修正できるようにお手伝いさせて頂きます。

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アダルトチルドレン(AC)の方が「生きにくさ」を感じるわけとは

「アダルトチルドレン(AC)とは、幼児期に、機能不全家族で育ったために、心に傷が残り、それが元で、大人になっても、こころに息苦しさや生きにくさを抱えている方の事を指します。」とご説明しました。

私は「息苦しさ」とか「生きにくさ」と表現しましたが、ちょっとわかりにくいと思いますので、このページで補足させて頂きます。

子どもにとって、親の愛情は、成長していく上で、必要不可欠なものです。

そして、この親の愛情が得られない時、子どもは子どもなりに必死になって親の愛情を得ようとするようになります。
もちろん、これは子ども自身、無意識で行っていることです。

例えば、ある子どもは、親に褒めてもらいたい一心で、すごく「よい子」を演じるようになります。
「よい子」を演じることで、親の気を引き、ほめてもらい、愛情を得ようとします。
一見すると、「よい子」なので、問題はなさそうですが、実際には、その子どもが成長した時、問題が生じるようになります。
長年、よい子を演じ、自分の気持ちを押し殺して生きてきて、やがて、それが習慣となってしまい、その子自身、自分が本当はどうしたいのか、よくわからなくなってしまったりします。
他人からみると、「礼儀正しい立派な人」かもしれませんが、ご本人は自分で自分の本当の気持ちがわからずに苦しんでいたりします。

例えば、ある子どもは、逆に「悪い子」になって親の気を引き、愛情を得ようとしたりします。
時々、兄弟が産まれると上の子が「赤ちゃん返り」してしまうことがあると言われますよね。原理はそれと同じです。
親に手間をかけさせることで、愛情を注いでもらおうとしているわけです。
この場合、そのまま成長すると、本当の「ワル」になってしまうかもしれません。


このように、一言でACといっても、様々な方がいらっしゃるわけですが、それを僕は「息苦しさ」とか「生きにくさ」と表現しました。

共通しているのは、心の奥底にある「愛して欲しかった」という飢餓感と「愛してくれなかった」という恨みにも似た負の感情があることです。

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恋愛がうまくいかないのはアダルトチルドレンのせい?

僕は、ネットで、「あなたの恋愛がうまくいかないのは、あなたがアダルトチルドレン(以下ACと略します)だからだ」という旨の記述を見かけたことがあります。

でも、僕は、それは、たぶん、事実誤認か悪質な勧誘だと思います。

なぜなら、うちへやってきたACの人達は、ほとんど既婚者もしくは恋人がいる方ばかりだからです。
AC関連書籍でも、そのような話は読んだことがありません。

ACの方で、「コミュニケーションが苦手」とおっしゃる方は多いのですが、そのせいで恋愛や結婚ができないということはないようです。
ACの方は、確かに、コミュニケーションが苦手で、中々心を開くことはできないことが多いのかもしれませんが、皆さん、実際には結婚されているということは、特定の心を許せる相手には、キチンと自分の思いを伝えることができているのではないかと思います。

デリケートな問題ですから、本人の口から恋愛の話が出なければ、僕の方が、その辺の話を質問することはないので、確かなことは言えませんが。

ACの方はたいてい自分に自信を持てないでいますから、「好きだ」と言われても、素直にその言葉を受け取ることができずに「ただ自分の外見に引かれているだけなんじゃないか」などと否定的にとらえてしまったり、ということはあるようですが。

それよりも、「あなたの恋愛がうまくいかないのは、あなたがACだからだ」などという記述は、恋愛に悩んでいる方の不安心理につけこんだ悪質な宣伝文句なのではないかと思います。

恋愛がうまくいかない時には、その人は、きっと何かにすがりたい気分になっていることでしょう。
そんな時に、上記のような宣伝文句を見かけてしまったとしたら、「相談をしてみようかな?」と思う可能性は高いですよね?

ましてや、それが「こころ」の専門家が言っていることだとしたら。。。

そうやって、顧客を呼び込もうとしているのだと思います。

しかし、実際には、大勢のACが結婚しているわけですから、たぶん、それは悪質な、あなたの不安心理につけこむ信用できない相手の宣伝手法だと思ってよいのだろうと思います。

「だから、うちへ来て下さい」とか、僕は言いませんが、上記のような悪質なお金の亡者の手にはひっかからないで欲しいと思います。




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アダルトチルドレンとカウンセリング

アダルトチルドレン」(以下、「AC」と書きます)と聞いて、ピンとくる方は少ないかもしれません。

ACは、心の病気ではないのですが、それで苦しんでいる方も少なくないので、今日、少し、このブログで触れておきたいと思います。

ACとは、簡単に言うと、機能不全家族に育ったがゆえに、心が、普通の人とは少し異なる成長を遂げてしまい、大人になっても、どこか心に閉塞感、息苦しさ、生きにくさなどの感情を抱えて生きている方のことです。

少し、わかりにくいですよね。

なので、もう少し、わかりやすく説明していきます。

「機能不全家族」とは、簡単にいうと愛情が欠落している家族のことです。
機能不全家族の代表例が虐待のある家庭です。

虐待とは、親が暴力をふるっているというだけでなく、「バカヤロー」とか「このろくでなし!」あるいは「(女の子に向かって)男の子に生まれれば良かったのに」などと暴言をあびせている場合も含まれます。(精神的虐待)

その他、親がアルコール依存や薬物依存である家族、性的虐待のある家族なども機能不全家族に分類されます。

このような機能不全家族に生まれた子供は、多くの場合、親の十分な愛情を受けることができないまま成長してゆくことになります。

子供の成長にとって、親の愛情は必要不可欠なものであり、これが欠けているということは、子供の心の成長に大きな悪影響を及ぼします。

例えば、親の愛情が欲しいがゆえに、親の気に入るようにふるまうことが常態化し、それを何年も続けているうちに、本当の自分の気持ちが自分でもわからなくなってしまったり、自分の素直な感情表現ができなくなってしまったりしている方がいらっしゃるのです。

ACの方は、多くの場合、コミュニケーションを苦手としているようです。

それは、ACの方は、素直な自分を表現することが上手ではないため、心の交流を得にくいということが背景にあるんじゃないかな?と僕は思っています。

「自己開示の返報性」と言いますが、人には、自分に対して心を開いてくれた人には、自分も心を開きたいという心理が働きます。

素直な自分を表現できない、あるいは本当の自分が自分でもよくわからなくなってしまっているACの方は、当然、自己開示がうまくできないので、相手も心を開いてくれないことになり、その結果、コミュニケーションが苦手になっているんじゃないかな~というのが、何人かのACの方に接してきた僕の推測です。


冒頭に「ACは病気ではない」と書きましたが、当方(「カウンセリングルームこころケア」には、長年にわたりACで苦しんでいるという方が時々、いらっしゃいます。
当方にACだとおっしゃる方がいらっしゃった場合には、まずは、どのようなご家庭で育ったのか、詳しくお聴きします。

「虐待」といっても、その態様は千差万別であり、詳しくお話をお聴きしないと、機能不全家族であったのかどうか、わかりません。

詳しくお話をお聴きした上で、ご家庭が機能不全であったか、それに近い状態であったと僕が思ったら、次は簡単な心理テストを受けてもらっています。

しかし、そのテストの結果のみをもってして、その方がACなのかどうかは判断はしません。
このテストでは、他の心の病でも、同様の結果が出ることがあるからです。

テストの結果、ACの傾向が認められれば、取りあえず、「可能性は高い」と考えます。
そして、最後に、「機能不全家族とは何か」「そこで、どのような影響を受けて、どのように成長した方がACと呼ばれるのか」を資料を使って、ご本人に説明します。

その説明を聴いて頂いた上で、ご本人が、「自分はACである」とお考えになる場合に限り、ACの方向けのセラピー(癒し)を僕はご提案しています。

セラピーを提案する時には、その概要と必要となる期間などもご説明しています。
このセラピーを受けて頂くには、少しの間、当方に通ってもらう必要があり、手間も時間もかかるので、慎重に判断を行っているのです。

もし、あなたがACで苦しんでいたり、あるいは、この記事を読んで、「自分はACではないだろうか?」と感じたなら、詳しくお話を伺ってみたいと思いますので、当方まで、気軽にご相談頂ければ幸いです。

ACについては、「こころケア」のHPにも書いてあるので、興味のある方は、是非、そちらも参照して下さい。


-次回に続く-



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プロフィール

「こころケア」カウンセラー平山靖高

Author:「こころケア」カウンセラー平山靖高
神奈川県川崎市中原区でカウンセラーをやってる平山靖高といいます。
1960年代の生れで、1980年代に早稲田大学を卒業後、富士通に就職。2014年に富士通を退職し、2年間バイトをしながら、カンセリングや心理学を学び、2016年7月にカウンセリングルーム「こころケア」を開業し、現在に至る。
離婚経験があり、現在は独身。ちなみに子供はいません。
詳しい自己紹介をブログ本文に載せているので、是非ご参照下さい。


ビール,音楽(最近のお気に入りは米津玄師のLemon),韓国旅行が好きです。

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